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セオドア・ルーズベルト国立公園概要
ノースダコタ州西部の、所謂、悪地 (Badland) にある国立公園であるが、ここが 第 26代・アメリカ合衆国大統領のセオドア ルーズベルト (Theodore Roosevelt) が 数年間を過ごした牧場のあった地であることに因み、その名称が付けられた。1978年に設立された 比較的 新しい公園で、南ユニット (South Unit) 、北ユニット (North Unit) 、エルクホーン牧場 (Elkhorn Ranch) の 3 地区からなる。南ユニットは ディッキンソン (Dickinson) の西 37 マイルのインターステート・ハイウェイ 94号線沿いにあり、アクセスは 然程 悪くないが、北ユニットは南ユニットの北約 80 マイルに位置し、ワットフォード・シティー (Watford City) のすぐ南の国道 85号線沿いにあって、アクセスは悪い。一方、エルクホーン牧場は北と南ユニットの間、国道 85号線とフェアフィールド (Fairfield) の西 20 マイルの所にある。公園全体は リトル・ミズーラ国立大草原 (Little Missouri National Grassland) の中にあり、リトル・ミズーリー川 (Little Missouri River) が 公園内を流れる所だ。この辺り一帯には大草原が広がるが、痩せた土地で 農地としては勿論のこと、牧場を運営するのも大変な所であるが、ルーズベルトは 1884年、妻と母を同じ日に亡くした後、悲劇から立ち直るため、バイソンの狩猟で訪れ 気に入っていた この地に移り住み、牧場運営で 2年間を過ごした。公園は そんな土地に残っている大自然を見ることの出来る場所であるが、そこに見られる自然の光景は 決して絶景と言えるものではない。また、キャンプ・グラウンドなどもあるが、そうしたことを 楽しむ目的で訪れる人は 少ないようだ。(写真撮影: 2009/06/25)