アメリカ旅行豆辞典 
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メニューサンフランシスコ｜San Francisco
サンフランシスコは ロスアンゼルスに次ぐ アメリカ西海岸、第二の都市圏だが、観光地としての評価の高い所でもあり、日本からは多数の直行便が飛んでいる。その国際空港は ダウンタウンの南 20 km ほどの所にある。同市の人口は 883,305人（2018年）と然程大きくないが、対岸のオークランドなどを含めた都市圏 (MSA) の人口は 473万人で全米第 12位、更に、南のサンノゼを加えた サンフランシスコ・ベイエリア全体の人口は 775万人にも上り 広域都市圏としては 全米 5位 と大きなものだ。シリコンバレーやスタンフォード大学、カリフォルニア大学バークレー校などが近くにあり、IT、ハイテク系の企業が多く、所得水準が世界で最も高い所だとも言われ 不動産価格は 近年 急上昇した。工夫次第で節約も可能であろうが 宿泊費は 全般的にかなり高い。一方、気候は 一年を通して気温の差が少なく 日によっては 夏でも上着が必要になるくらいである。また、急な坂道や霧で知られる街でもある。街中の有名な観光スポットとしては ゴールデン ゲート ブリッジやフィッシャーマンズ ワーフ、ツイン ピークス等があり、市内を走る 趣のあるケーブルカーの人気も高い。なお、車で 5時間程度の所にある ヨセミテ国立公園は アメリカでも 一、二を争う人気の国立公園である。
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ここで 50年以上昔の話になるが サンフランシスコと その対岸の町・オークランド 所謂 ベイ・エリア｜Bay Area を舞台にした 1967年の Dustin Hoffman 主演映画「卒業」の撮影の裏話と その挿入歌の一つである Scarborough Fair にまつわる話の紹介をしよう。
映画「卒業」のシーンと挿入歌
最初の動画に当時の Bay Bridge と UC Berkeley のキャンパスを思わせるシーンが出てくるが そこで流れる Simon & Garfunkel (詳細) の曲のタイトルにある Scarborough Fair は サンフランシスコには関係なく 英国 North Yorkshire にある海辺の町の話だ。この曲 Scarborough Fair を広く世界に広めたのは Simon & Garfunkel だが 古くから英国で謳われてきた民謡で 様々なバージョンがあり その 19世紀のバージョンには "parsley, sage, rosemary and thyme" と "Then she'll be a true love of mine." という歌詞があるものがあって その曲と歌詞を Paul Simon が英国人のフォークソング歌手だった Martin Carthy に教わって 自分達のバージョンにアレンジし 大ヒットさせたのである。それにしても、映画のストーリーは 交際中の娘の母親 Mrs. Robinson と主人公のアフェアーと言う 当時にしては かなりショッキングなストーリーだが 最後は 主人公が花嫁を結婚式場から奪い出すというお話。ただ、UC Berkeley のように見える大学キャンパス内のシーンは その撮影を大学に断られたため LA にある USC のキャンパスで撮影したそうだ。最後の動画は「卒業」のテーマ曲である Sound Of Silence の Music Video だが このビデオ中にも Bay Bridge を車でドライブするシーンが出てくる。