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リターン
投資をした結果得られる利益のこと。利息、配当のほか、株や不動産などが値上がりすれば利益が出る。値上がりによって得られる利益は、売る前は含み益、売った場合は、売却益
(キャピタルゲイン) となる。
リスク
ある事象が期待値、計画、もしくは、予想などより好ましくない状況が起きる可能性とそのダメージの大きさをいう。期待値と違った結果になる可能性が高くても、その値が期待値に近いものであればリスクは低いということになる。一方、可能性もダメージのマグニチュードも大きければ、リスクは極めて高いことになる。投資に関するリスクには、以下のようなものがあります。
1)インフレリスク: 預金などの利率よりも、物価上昇率の方が高いと、実質的には資産価値が下がる。
2)信用リスク: 元本の返済や、金利の支払いが滞ったり、停止されることのリスク。 3)流動性リスク: 取引量が薄いため、売りたいのに売れない場合や、注文が多すぎて値段が付かない場合に被るリスク。
4)為替リスク: 為替変動によって生じるリスク。 5)金利リスク: 債券の保有期間中に市場金利が上昇し、価格が下落するリスク。
6)市場リスク: 株式の場合、株式市場全体の動向に左右されるリスク。 7)カントリーリスク: 国の政治情勢などによって発生するリスク。
リスクコントロール
原則として、高いリターンの期待値の株は、それなりにリスクも高くなります。どのレベルのリスクを取るべきかは、個人の判断です。しかし、一つの判断基準として利用できるものに、限界効用逓減の法則という理論があります。例えば、お金の無い時に、一万円は大金かも知れませんが、何千万円もあれば、一万円の価値は随分違うでしょう。あなたの年収が、100万円上がるありがた味は、年収が
100万円下がる苦しみに比べて小さいと考えるのが妥当な考え方です。従って、20% のリターンが望めるハイリスクな投資と
5% のリターンが望めるローリスクな投資とを比較した時、リスクの差にもよりますが、5% を選択することが望ましいと考える人が沢山居ても不思議ではないのです。そうして決まってくる需要と供給の関係でマーケットのリスクとリターンの関係が成り立つわけです。ただし、株式投資の場合、
高いリターンの期待値の株にはそれなりに高いリスクが伴いますが、高いリスクの株が必ずしも応分に高いリターンが望める訳ではないという傾向があるようですから、その点にも注意しましょう。 |
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