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いずれにせよ、世の中に必ず期待した利益が確保できる投資は 存在しない。例えば、短期の国債で 利息をもらったとしても、世の中がインフレになれば 獲得した利息の価値は下がる。つまり、投資には時間の要素が含まれ、何が起きるか分からない部分が多かれ少なかれ存在するからだ。一方、世の中には お金や物が余っている人達と、逆に、お金や物を調達したり、借りたいと思っている人達とが居て、その間で貸し借り(融資)や投資という現象が見られる。そして、確実な担保が有ってお金を貸す場合は 低金利だし、担保もなければ高金利になるという理屈が成り立つ。つまり、貸す側や投資をする側には 選択の余地が有り、その機会費用を含め リスクとリターンの関係を比較して、どの人にどんな金利で貸すか、どの株を買うかなどを決定する。逆に、借金をする側は 一番有利な条件で借りようとする訳だから、そこには必然的に需要と供給の関係で決まるリスクとリターン(金利)が存在してくる。そして、株の場合には 金利と同じ意味合いのリターンが その企業の資産と将来見込める利益をベースに 株価という形で評価される訳だ。