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マスターズのお話

このページのコンテンツ
• はじめに
• 始まりの歴史
• コース設定
• 出場選手数と予選通過ライン
• マスターズの見所
• 様々な記録(興味深い動画も)
• 商品リンク(用品、メーカー別)

はじめに


マスターズ四大メージャー・トーナメントの一つである マスターズ (Masters) は アメリカ・ジョージア州のオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ (Augusta National Golf Club) で 毎年 アゼリアの花が咲き乱れる 四月の上旬(2016年は 4/7 - 4/10)に開催される。出場選手には 世界各地のツアーから ランキング上位者や 歴代マスターズ優勝者のほか、全米アマのファイナリスト、全英アマ、全米アマ・パブリック・リンクス、全米ミッド・アマ、アジア・アマの優勝者など アマチュア選手も招待される。毎年 同じコースで行われる唯一のメージャー・トーナメントで、シーズンの幕開けを告げる大会として 独特な雰囲気があることからも 人気が高く、観戦用のチケット入手も 大変困難になっている。以下は マスターズの歴史に係わる (英語音声)動画で 大会の歴史や雰囲気を知るために 参考になるものだろう。



始まりの歴史


マスターズは 球聖・ボビー・ジョーンズにより 企画され 始まったトーナメントとして良く知られているが 1934年の第 1 回大会から最初の 5年間は Augusta National Invitation という名前で開催されており、現在のマスターズ (Masters) の名称に変わったのは 1939年の第 6 回大会からのことだ。このトーナメントを ジョーンズと一緒に企画した クリフォード・ロバーツ (Clifford Roberts) が 世界中の名手 「マスター」 だけが出場できるトーナメントという意味で The Masters Tournament と提案したものの、当初 ボビー・ジョーンズが その名前は ちょっと 生意気過ぎる (too presumptuous) といって嫌ったためだと言われている。ボビー・ジョーンズの奥ゆかしさがゆえのスタートであるが、その後は 当に その名 "The Masters" に相応しいトーナメントになった。 » マスターズ・オフィシャルサイト

コース設定


オーガスタ・ナショナルは 過去に何度か コースの距離を延長し、2006年に 現在の 7,445 ヤードのコースになった。1997年大会で タイガー・ウッズ (Tiger Woods) が 2位に 12打差の -18 (270) という記録で優勝した年は全長 6,925 ヤード。2000年には それが 6,985ヤード、また、2001年から 2005年の間は 7,270 - 7,290 ヤードという距離設定だった。

1
2
3
4
5
6
7
8
9
Out
455
575
350
240
455
180
450
570
460
3,735
4
5
4
3
4
3
4
5
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36
10
11
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18
In
495
505
155
510
440
530
170
440
465
3,710
4
4
3
5
4
5
3
4
4
36
  (Par 72)
7,445 yards

コースは バミューダ芝のフェアウェイとラフに ベント芝のグリーンという組合せだ。ラフは 他のメージャー・トーナメントと異なり短いが、もともとバミューダ芝のグリーンを ほぼそのままのアンジュレーションでベント芝の超高速グリーンにした訳だから パットが難しい。そして、それを如何に制するかが成功の鍵を握ることになる。ピンに対してどこにボールを乗せて行くか、その為に、フェアウェイのどこにボールを落とすかという発想でプレーをする必要があると言われている。2メートルのパットでも悪い方向からのパットであれば入らないばかりか 3パットにもなり兼ねない。オーガスタのグリーンには 「魔女」 が棲むと言われる由縁である。

出場選手数と予選通過ライン


毎年、90人前後の選手が招待され、18ホール (Par 72) を 4日間 72ホールのストローク・プレーで争うもので、プレーオフは サドンデス方式だ。 予選通過ラインは トップの選手のスコアから 10打差 もしくは 44位タイの選手までという決まりだったが、2013年に 50位タイの選手までに変更された。 なお、2016年大会に 過去 4回の優勝を果たしている タイガー・ウッズは 腰の手術後の回復が完全でないために 欠場する。

マスターズの見所


フロント・ナインにも見所は幾つかあるが、バック・ナイン、何と言っても 11番・12番・13番の 3ホール、所謂、アーメン・コーナー (Amen Corner) から ドラマはクライマックスに突入する。インの最初の長いパー 4 (Camellia) に続く 11番のパー 4 (White Dogwood) が アーメン・コーナー最初のホールだ。さらに、ホーガン・ブリッジで有名な短い池越えのパー 3 (Golden Bell)、そして、グリーン手前のクリーク (Rae's Creek) 越えの短いパー 5 の 13番ホール (Azalea) へと続くが、この 3ホールがコースの丘になった高台にあり 風が強いことも多く、スコアを伸ばせる選手とスコアを崩してしまう選手の明暗が分かれるところである。 » アーメン・コーナーのお話

そして、アーメン・コーナーが終われば 最後の 5 ホールは見ている者に息もつかせぬラスト・スパートという展開だ。14番ホール (Chinese Fir) は オーガスタで唯一バンカーのないホールだが 最も起伏の激しいグリーンが待っている。そして、15番 (Firethorn) は 2 オンが狙える 530ヤード池越えのパー 5。16番 (Red Bud) は 池越えのパー3 で、そのグリーンは激しく右から左へと傾斜しており、毎年最終日には グリーン左奥にカップが切られる。2005年の最終日に カップ手前で止まるかと思われたタイガー・ウッズのチップショットが最後にナイキのロゴを見せながら一転がりして入ったシーンを覚えている人は少なくないだろう。続く 17番 (Nandina) は フェアウェイ左中央のアイゼンハワー・ツリー(2014/2/16 に 残念ながら アイス・ストムでダメージを受け撤去された)で知られていた 440ヤードのパー4 である。かつて、メンバーだったアイゼンハワー大統領が良く打ち込んだ木だそうだ。そして、フィニッシィング・ホール (Holly) は 大きく右にドッグレッグした登りの 465ヤード・パー 4 だが、プレーヤーにとっては ティショットをフェアウェイ・センターに運びたいホールだが、正面のフェアウェイ・バンカーを嫌って 右の林に行けば パー・オンは 諦めざるを得ない難易度の高いホールである。»コース詳細

様々な記録(興味深い動画も)


Sarazen が使用したクラブさて、第ニ回大会ではジーン・サラゼン (Gene Sarazen) が この 15番のパー 5 で アルバトロスを出した。ニ打目 235ヤードを バッフィーでホールアウトした(アルバトロスの)1打は 世界に轟き渡ったショット(the shot heard around the world)として後世に語り継がれている。サラゼンは 最終日に このショットもあって 1位タイに追いつき、翌日の 36ホールのプレーオフで優勝を飾った訳だ。また、1943年、1944年、1945年と戦争のために トーナメントは中止されたが、その前年の 1942年には バイロン・ネルソンが ベン・ホーガンを プレーオフの死闘 (69-70) の末に下し、優勝したという記録もある。

比較的最近の記録では 2010年に優勝したフィル・ミケルソン (Phil Meckelson) が 3日目に 13番、14番ホールで連続イーグルを出し、15番ホールでは あわや 3連続イーグル が出るかという場面や(» イーグルの話)2012年大会 最終日の 2番ホールで ルイ・ウーストハイゼン (Louis Oosthuizen) がアルバトロスを出して一気に首位に立ち 最後まで リードをキープするかと思われたが、16番ホールで ババ・ワトソン (Bubba Watson) に追いつかれ、その後、プレーオフになり優勝を逃した。そのプレーオフの 2 ホール目となった 10番ホールでは、ワトソンがティー・ショットを大きく曲げて トラブルになったものの、そこからの ミラクル・ショットで ピン傍に寄せるセカンド・ショットを放ち、見事 優勝を果たしたという 記憶に残るドラマも生まれた。そして、2015年には ジョーダン・スピースが -18 というスコアで 記録ラッシュの優勝を果たしている。(» マスターズの記録)以下は 2017 マスターズの素晴らしいショット・トップ 10 (TOP 10 SHOTS: MastersTournament 2017) の動画である。



最後に優勝の記録であるが、マスターズの最多優勝記録は ジャック・ニクラス (Jack Nicklaus) の 6回で、次いで、アーノルド・パーマー (Arnold Palmer) と タイガー・ウッズの 4回、サム・スニード (Sam Snead) と フィル・ミケルソンの 3回がある。また、連続優勝の記録では、3連続優勝以上の記録はなく、ジャック・ニクラウス (1965-66)、ニック・ファルドー (1989-90)、タイガー・ウッズ (2001-02) の三人によるニ連勝の記録があるだけだ。また、過去10年の記録では、フィル・ミケルソンが、2004年、06年、10年と 三回の優勝を果たしている。 » メジャー優勝者の記録




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