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前進4打|ルール解説

Introduction

前進4打とは ティショットが OB した時やロストボールになった時に取る救済措置の俗称で、その名の通り、打ち直しをせずに前進して4打目を打つローカルルールのことだが、長い間、正式なローカルルールとして認められない処置だったこともあり、前進ティーから打つ方法など、今のルールにそぐわない方法が普及している。新ルールでは OB したかロストになった箇所の最寄のフェアウェイから4打目を打つという方法を プレーファーストの観点から ローカルルールとして採用することを認めているが、それに準じない方法には 少し問題が残る訳だ。ただ、カジュアルな練習ラウンドなどでは そうした邪道的なローカルルールでも ゴルフ場がその方法を明示している場合は その決まりに従ってプレーをするのが一般的である。因みに、公式競技では 前進4打を認めないのが普通で その場合は ストロークと距離の規則に従って 1打罰を科して打ち直すことになる。以下の動画は そんな OB とロストボールのルールについて分かり易く解説した約 4分の動画なので参考にして欲しい。

前進4打の論拠

前進ティー前述のように 前進4打の処置は 公式競技では採用されないローカルルールだが 日本の多くのゴルフ場が採用している公式競技以外のラウンド用の規則で そのために右の写真のようなサインや特設ティーを設けているゴルフ場が少なくない。つまり、前進4打(2打罰)は スロープレー防止を主な目的とした簡易ルールで OB の可能性が高い時でも 暫定球を打たずに 前進して状況を確認し インプレーの自分のボールがなくとも プレーを続行出来るシステムだ。


なお、この特設ティーからのプレーに際しては ティーアップをして打つことが出来るのか否か、疑問を持つ人も少なくないと思うが、慣例としては(元々正式なルールに準拠していないのでルール上の正式な見解は存在しないが)ティーなので ティーアップ出来ると考えられている。また、前進の特設ティーがない時は OB したかロストになった箇所の最寄のフェアウェイからプレーをすることとローカルルールで定めるのが普通であり 新ルールにも則している訳だが、そうした場合は ティーアップ出来ないと考えるべきだろう。(会社のコンペなどのローカルルールで前進4打を採用する時は そうした点を明確に規定することが望ましい。)

前進3打との基本的な違い

そこで、混乱してしまうのがパー3のペナルティーエリアの付近に設けられている特設ティーで打つ時の救済措置との違いである。まず、ペナルティーエリアの場合は その境界線に入ったポイントまで前進でき、救済の罰は 1打だから、次のショットが 4打目ではなく、3打目、即ち、俗に言う前進3打ということになる。レッドペナルティーエリアか否かによって救済の選択肢は異なるが、ペナルティーエリアは 境界線を横切ったポイントを基点に その点とピンを結んだ後方線上に基点を設けて定める救済エリアや そこにドロップエリアが設定されていれば その中にボールをドロップして 1打罰でプレーを続行できると言う選択肢がある。(» 詳細)そして、前進して 1打罰の救済を受ける場合の基本は ボールをドロップしてのプレーである。

以上の説明から納得する人が多いと思うが、ペナルティーエリアに設けられている特設ティーは ドロップエリアを示すものと考えるべきだから、ティーではないと言う解釈をするのが自然で、ティーアップをして打つことは許されないと考えるべきであろう。なお、前進4打の特設ティーでは 慣例としてティーアップが出来ると解説したが ゴルフの公正性 (equity) という観点から言えば 前進4打の特設ティーでもティーアップはすべきではないという考え方の方が(1打罰の下に 打ち直しをしてボールが そこへ来たと仮定する訳だから)整合性があるだろう。

ローカルルールの考え方

さて、以上のように、前進4打はプレーファーストを促すための ある意味 簡易ルールなので(» 詳細)従うべきではないと考える人も居るだろう。しかし、現実には 公式競技以外で OB、ロストボールを前進2打罰にし、ワングリップ以内の短いパットを OK にするなどが 一般的なローカルルールとして良く採用されるという事実もあり、それに目くじらを立てることはあるまい。

ゴルフ本来の精神を尊び ルールに忠実にプレーをすべきだと言う考え方とプレーが遅くなる場合は それよりも まずはプレーファーストを重視すべきと言う ある意味 相容れない二つの考え方があるのだが、プレーファーストは ルールでもある訳だから それが難しい状況を考慮に入れたローカルルールを 暫定的に 導入することも 決して悪い考え方ではないという判断もある。いずれにしても、こうしたローカルルールをどのように採用すべきかは そうした様々な事情、また、自分達の技量やプレーファーストの能力を勘案して 決めるべきことだと言えよう。

月例競技などではハーフ 2時間 15分前後をスロープレーの基準にしているクラブが多いと思われることからも 特別な理由がないにも拘らず その程度のスピードでプレーが出来ないグループは 競技でなければ(賛否両論あろうが)自分達なりのローカルルールに従って、例えば、適当な時間内にホールアウトできない時はボールをピックアップして そのホールのプレーを暫定的なスコアで終了するなどの選択肢も含め、投げやりなプレーをしなくとも出来る範囲内の適当な配慮をして、時間を掛け過ぎないゴルフを考えると良いだろう。各ホールのスコアの上限については 新ルールではガイドラインが設定されたが、それによれば 6, 8, 10 のようにストローク数の上限を設定しても良いし、パーに対してトリプルボギー (+3) とか、クワドラプルボギー (+4)、また、公式ハンデがあれば そのハンデに応じて ネット・ダブルボギーのように設定しても良いとフレキシブルに設定することを推奨している。自分達のグループがプレーファーストに自信を持てない場合は 予め同伴者とスタート前にそうした話をして自分達のその日のローカルルールを決めておくのも一案であろう。» プレーファーストのコツ

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