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カーボンフリーな生活ができる家を建てる。その強い思いでスタートしたプロジェクトが完成し 遂に引越しの日を迎えたが 一つ重大な問題が発生した。設置した太陽光発電設備が稼働できない。経済産業省の認可が下りないために(手続きが複雑になり 以前に比べ 時間がかかるようになったとの由)2月中旬ごろまでは 買った電気で 床暖房もエコキュートも運転するハメに。ざっと見積って 2万円 / 月の 3ヶ月で 6万円の損失です。(涙)

いずれにせよ この家は 南向きの片流れ屋根で 化石燃料に頼らない オール電化というコンセプト。屋根に 9.0KW の太陽光パネルを設置し 蓄電池なしに その電気を最大限自家消費する為に導入したのが蓄熱の技術。昼間に ヒートポンプを効率良く動かして電気を熱に変換し タンクのお湯と土間コンクリートに蓄熱。夜に必要な電気は 外から買うが 余剰電気は 売電する目論見だ。しかし、その太陽光発電が暫く動かせない。それでも 以下の通り 床暖房の試運転を開始したので その結果を報告しよう。

2022/12/3 に床暖房の試運転をスタートさせ、室温の最高温度を 22℃ に設定し 40℃の温水を 24時間、床下に送って様子を見た。床温も室温も(床温約23℃)十分上昇しないので 12/11 の朝から温水の温度を 43℃ にアップさせた。結果、その電力消費は 700W/h から 900W/h にアップした。室温の最高温度は 22℃ 設定のままで、暖かい日の昼間は ヒートポンプが止まることもあったが、殆ど 24時間稼働する状況が続いた。そんな中、床の温度は 昼に 25℃を上回るレベルまで上昇したが 朝方には 24℃程度にまで下がってしまう状況だった。因みに、12/17(早朝に -2℃)の測定結果は 以下の通り:

12/17 - 9:35AM - 外気温 2.2℃ / 66%
1st Fl = 床 24.0℃ / 室温 19.0℃、2nd Fl = 床 18.5℃ / 室温 18.2℃

上述の設定だと 外が寒い時でも 室温は 1階も2階も 18℃ は 最低でもキープできる。ただ 外気温や日差しに影響されて 22℃にまで上がることもあるが 期待していた結果より 厳しいものになった。快適さは 十分であるが ほぼ 24時間ヒートポンプを稼働させてのことである。そうであれば、もう少し暖かくなって欲しいところ。一方、1階は 床の温度と室温の差が 4℃ 〜 6℃ になるが、2階は その差が殆どない状況だ。従って、1階での体感温度は 2階より 2-3℃高いと言える。外気温が変化しても 同じような状況になるのか? そうした点は これから機会あるごとに観察する必要があるだろう。

現在は 太陽光発電が稼働しない状況だが それが稼働した時には 可能な限り 太陽光発電の電力だけで暖房を賄いたい訳だが このような寒さだと かなり難しいものになるだろう。少なくとも、これまでのヒートポンプの稼働状況を変更する必要がある。そこで、12/17 の 10:00AM に設定を 温水:44℃、室温:23℃ と少し変更した。それで状況を暫く見ることに。もう少しして 状況が安定したら 6:00 - 18:00 の一日 12時間運転で どの程度の暖房が可能になるかを調べてみたいと考えているが 上述のような寒さだと 少し難しいかも知れない。室温は 常時 18℃以上を目標にしたいと思うが、場合によっては A/C の暖房で能力を補填する方法なども検討することにしたい。もちろん、快適性がどうなるかもチェックすべきポイントになる。

いずれにしても、サステナライフに大きく舵を切って 新たな生活をスタートさせた。そして、このサイトでは そんなサステナハウス|S-house と そこでの生活の様子に関わる情報を発信して行くので 興味のある方は 是非 フォローして下さい。

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