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カート道路(動かせない障害物)|ルール解説

Introduction

カート道路は ルール上 動かせない障害物に該当するが その上に球がある時は 勿論のこと それがプレーヤーのスタンスや意図するスイングの区域の妨げになる時も 規則 16.1 異常なコース状態 (動かせない障害物を含む) の規定に従って救済を受けられる。その対処の仕方については 当サイトの「障害物|ルール解説」でも 一通り 説明しているが ここでは カート道路に係わるルールについてのみを 更に 詳しく解説する。以下は そのルールについて分かり易く解説した約 4分の動画だが 当該ルールの更なる詳細は その下のテキストで行なっているので そちらも参照下さい。

人工の表面を持つ道路や通路

ルールで 人工の表面を持つ道路や通路は 動かせない障害物に該当すると定めているが「人工の表面」とは 具体的には コンクリート、タール、砂利、木屑等の異物を使用して舗装した道路や通路だと定義している。人が頻繁に歩いた結果、芝や草がなくなって 通路のようになっている獣道的な所は 人工の表面を持つ通路ではないが そこに 砂利や木屑等が敷かれていれば 人工の表面を持つ通路で 救済の対象になる場所となる。

救済のニヤレストポイント

動かせない障害物の上に 球がある時や それが プレーヤーのスタンスや意図するスイングの区域の妨げになる時は、救済のニヤレストポイント(nearest point of relief)から 1 クラブレングス内で しかも ホールに近づかない場所に 球をドロップしてプレーをすることが出来るが、ルール違反にならないためには この救済のニヤレストポイントについて正しい理解を持っておく必要がある。救済のニヤレストポイントとは (i) ホールに近づかず、しかも、(ii) そこに球を置けば ストロークをする時に救済を受けようとしている状態による障害が完全になくなる所で 球の止まっている所に最も近いコース上の「一点」である と定義されている。従って、カート道上のボールは 必ずしも 球に近いサイドがニヤレストポイントにはならないので要注意である。

救済のニアレスト・ポイント例えば、右図のようなカート道路に球がある場合は 救済を受けられるが そのニヤレストポイントが道路の右側なのか 左側なのかを正しく判断する必要がある。実は 右利きか 左利きかで ニヤレストポイントは 異なる可能性がある。右図のような状況で カート道路(グレーの部分)の中央付近にボールがある場合、右利きの人のニヤレストポイントは カート道路の左側 A で、左利きであれば 右側 Y になるが、その理由は 以下の通りだ。つまり、右利きの人の場合、右側のニヤレストポイントを決めるためのポイントは カート道路に足がかからない所に立ち ルールに定める 完全な救済を受けた時のニヤレストという考え方で 道の右側のすぐのポイントではなく(次のショットをするクラブをベースに)カート道路に足がかからない様にスタンスを取って 球が来る位置、即ち、B になるという理屈である。

豆介完全な救済 (complete relief) とは:動かせない障害物や異常なコース状態などを理由に救済を受ける場合は その救済を受ける理由になったものの影響が完全になくなる「完全な救済」を受けなければならない。例えば、有利なショットアングルを考えて 少し スタンスがカート道路にかかるが 球を 取り敢えず 道路の外にドロップするというような 中途半端な 救済は受けられない。この考え方の下に 救済のニヤレストポイントは 決められなければならない。

ニヤレストポイントを決めるステップは A と B に ティーを挿して どちらが球に近いかを確認することで 容易にできるが、必要なら クラブを ものさし代わりに使って 距離の比較をするなどの処置をすれば良いだろう。いずれにしても、カート道路の中央に球がある場合のニヤレストポイントは 右利きの人であれば カート道路の左側の A になり、左利きなら 右側の Y になるのである。つまり、右利きの場合、黒の線より左にあれば(球が道の中央よりも僅かに右側にあっても)ニヤレストポイントは 左側で、逆に、左利きであれば 白い線より右にあれば、右側の Y が ニヤレストポイントになる。

救済を受ける時の手順

ボールのドロップ

ルールに従って 球を拾い上げて ドロップする時のファーストステップは 前述もしたように 球のあった場所が後でも確認できるよう 球を拾い上げる前に ティーやコインなどで その位置をマークをすることである。そして、その位置に対して どこが ルールに従った 救済のニヤレストポイント (NP) かが確認できるように ティーなどでマークをし、さらに、そこから 1 クラブレングスのポイントをマークして どこが救済エリアになるかが分かるようにしてから その二つのマークを目印に ヒザの高さから 球をドロップするという手順になる。ニヤレストポイント から1クラブレングス内のエリアであっても ペナルティーエリア、バンカー、グリーン上のエリアは 救済エリアとはならないので そこに球が入った場合は 再ドロップになる。なお、自分の足や道具などに球が当たった場合は(無罰だが)再ドロップになる。ルール通りに 球をドロップせずに しかも 訂正してドロップし直さずにプレーを行った場合は 1打罰が科される。例えば、球に 故意に 回転を付けてドロップするような行為や うっかり肩の高さからドロップするなどは(訂正してドロップし直せば 無罰だが)ルール違反である。

球をドロップする時の注意点

前述の要領で球をドロップするのが正しい手順だが 球をドロップした結果が 以下のようになった場合は 無罰だが 再ドロップが必要になり それを怠れば ペナルティー(1 or 2打罰)の対象になる。

① ヒザの高さから救済エリアに正しく球をドロップしなかった時
② 球が救済エリアの外に出て止まった時
③ 完全な救済にならない結果になった時
④ ボールが道具や携帯品に当たった時

④ のケースは 1 クラブレングスの計測を行ったクラブを球をドロップする所の近くに置きっぱなしにした時に良く起きることなので クラブで距離を計測した後は ティーやマーカーを目印に置き クラブをその場に放置しないようにすべきである。因みに、ドロップした球が道具や携帯品に当たっても ペナルティーは科されないが 再ドロップが要求されるので 間違いのないよう。なお、ティーやマーカーは ルール上 携帯品とは見なされないので ボールが当たっても 再ドロップの必要はない。

極めて 重要なポイントなので繰り返すが 止まった球の位置が ニヤレストポイントより近くなっているかもとか、完全な救済になっていないかもなど 少しでも 再ドロップの必要性に疑問を感じた時は 良く確認してから プレーをするようにすべきである。ショットをしてから 再ドロップが必要になる状態だったと指摘され それが事実となれば 誤所からのプレー で 2打罰が科されることを お忘れなく。

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