ゴルフ豆辞典 メニュ メニュー

フェアウェイウッドと ユーティリティ

Introduction
セット
昨今のアイアンセットは PW 〜 5I までの 6本 または 6I までの 5セットで売られるものが多くなっている。その理由は ロングアイアンより打ち易い フェアウェイウッドや ユーティリティを好む人が多くなったからだが そんなアイアンの本数の少ないクラブのセッティングをする場合は 幾つかの点に注意する必要がある。

最近の傾向

前述のように アイアンの 6本 / 5本セットが主流になったので キャディーバッグにパターとサンドウェッジ、PW から 5I or 6I までのアイアン、そして、ドライバーを入れると その合計は 9本 or 8本になる。従って、14本のセットを考える場合は フェアウェイウッド(以下、FW)もしくは ユーティリティ(以下、UT)を 最大 5本 or 6本まで入れてプレーすることが出来る。勿論、アプローチウェッジを 1 〜 2本 入れる人は 多いが それでも FW や UT は 合計 4本以上 バッグに入れることが出来、最近の傾向は FW と UT を上手く組み合わせて入れたセットにすると言うものである。 そこで、ここでは FW や UT の違いを簡単にレビューした後に、その 4本 or 5本のクラブを どのような考え方で選べば 最も理に適ったセットになるかということについて考察して見る。

フェアウェイウッド

フェアウェイウッド
番手 シャフト ロフト
3W 43.0" 15.0°
4W 42.5" 16.5°
5W 42.0" 18.0°
7W 41.5" 20.0°
9W 41.0" 23.0°
11W 40.5" 26.0°
まず、FW は 昔からあるクラブであるが 1995年頃までは 5番ウッドまでで 7番ウッドや 9番ウッド ましてや 11番ウッドと言ったクラブはなかった。ご存知のように、3番、4番、5番ウッドには 名前があり それぞれ スプーン|spoon、バフィー|baffy、クリーク|cleek と呼ばれるが 7番ウッド以上に そうした呼び名はない。そして、FW の呼び名、デザイン、スペックのメーカー間の違いは 比較的少なく(UT は メーカーやモデルによって違いが大きい)右表のような呼び名とスペックで ほぼ統一されている。4W は 例外であるが 通常 偶数の番手のクラブはない。かつては ブラッシーと呼ばれた 2W が良く使われた時代もあったが 近年は 13°のロフトの FW は 3+ などと表記されるのが一般的だ。そのヘッドは ドライバー同様、チタン、アルミ、コンポジットなどの軽量素材を一部に使用したものもあるが あまり大きなヘッドではないし 総重量をドライバーより重くする必要があるので スチールなど比較的重いメタルで作られたものが多い。シャフトは カーボンのクラブが殆どで その長さは 表からも分かるように ユーティリティより長い。» 詳細

楽天市場|ゴルフ用品|フェアウェイウッド

ユーティリティ

ユーティリティ・クラブ
番手 シャフト ロフト
2U 41.0" 17.0°
3U 40.5" 19.0°
4U 40.0" 22.0°
5U 39.5" 25.0°
6U 39.0" 28.0°
一方、UT は ハイブリッドと呼ばれることもあるが FW とアイアンの中間的な特徴を持つクラブであり デザイン的には FW に近い 右 (A) のようなものが主流だ。しかし、(B) のようなアイアンに近いものもあって、その呼び名、デザイン、スペックのメーカー間、モデル間の違いが大きい。しかし、そうした差こそあれ、そのヘッドの大きさや重心深度、シャフトの長さなどは 右表のように アイアンに近いスペックになっているのが 一般的だ。その呼び名は 同じようなスペックのクラブであるのに 3H、4i、7U などと様々だが、殆どの商品がアイアンのロフトと番手をベースに数字を付けたものである。(稀に、FW のロフトと番手をベースに数字をつけたものもある。)

いずれにしても、UT は アイアンに近い感覚で振ることが出来る一方、ボールが上がり易く、多少 ダフったり、芯を外しても 飛距離のロスが少ないクラブで 安心感を持って使えるというメリットがある。また、FW ほどではないにせよ 同じロフトのアイアンより高い弾道になるのも特徴で、加えて、ラフからのショットが打ち易いというメリットも見逃せない。 » 詳細

楽天市場|ゴルフ用品|ユーティリティ

最適な 14本のセッティング

以上が FW と UT の特徴と違いであるが、4本 or 5本のクラブのセッティングは (1) 全てを FW にする (2) FW は 1 - 2本とし、残りを UT にする の何れかのスタイルがオススメである。FW が好きな人は (1) のセッティングで、比較的 距離の短いショットは アイアン、そして、ある程度の距離以上のショットは FW という二通りの大きな選択になるから マネジメントも シンプルにすっきり行うことが出来るというメリットがある。

番手 シャフト ロフト
1W 45.0" 10.5°
3W 43.0" 15.0°
5W 42.0" 19.0°
3U 40.5" 19.0°
7W 41.5" 20.0°
4U 40.0" 22.0°
9W 41.0" 23.0°
5U 39.5" 25.0°
11W 40.5" 26.0°
6U 39.0" 28.0°
5I 38.0" 27.0°
しかし、FW があまり得意でない人は 勿論のこと 一般的には UT を 2本以上入れることで アイアンと FW のギャップを埋め、ロフトの重複を最小限にするような セッティングがオススメである。右表は その選択をする上で参考にして欲しいものだが、1W と 3W は 迷わずバッグに入れるとし 残りのクラブをどのようにするかを考える上で、まずは この表を見てみよう。ウェッジを何本入れるのか、また、6I のロフトがどの位かにもよるが まずは 5W と 3U のスペックが近いから そのどちらを選ぶかを考える。そして、4U と 7W or 9W のいずれか、また、 5I / 5U or 6U で どちらを選ぶか。そうしたことを考えることになるだろう。

なお、アイアンは 5I を あまり上手く打てない という人も少なくないだろうが、そうした場合は アイアンを 6I までにし、5U or 6U または 11W などを 5I 相当として使うセットにすれば良いと言うことだが、最近のアイアンセットのロフトは 5I が 25°/26°とストロングロフトのものも少なくない。そうしたアイアンセットの場合は 6I が上の表の 5I に近いスペックになっている訳だから そうしたセットだと 6U ではなく 5U を考えるべきだろう。

いずれにしても、FW が好きな人を別にすれば、6本のアイアンセットの場合であれば 4U、5U を入れて、5W にするか 3U にするかを選択するのが 最もオーソドックスな考え方になる。5本のアイアンセットなら 更に 6U を追加するという考え方をするのが 普通だろう。ただし、前述もしたように、UT の名称とスペックは メーカーによって その差が大きいし アイアンのロフトもモデル感の差が大きいから まずは アイアンのロフトをよくチェックし その上で ユーティリティーのロフトを決めるようにして欲しい。ロフトの立っているアイアンは そうした意味から 頭を整理し難くなるのが難点である。アイアンによっては 6I と 5U のロフトがほぼ同じ と言うことも起こり得るのが 昨今の傾向である。» 参考

Rakuten|楽天市場|ゴルフ用品
Copyright © 2004-2024 mamejiten.com. All Rights Reserved.

TOP