ニューヨークの歩き方
ここでは ニューヨーク・マンハッタンを安全に、効率よく、そして、経済的に見て回るコツを説明します。空港からマンハッタンへの移動に始まって、マンハッタン内の移動のための公共交通機関の利用法、そして、住所から場所を推定する方法などを分かりやすく解説します。Let's get started!
♦ 空港からマンハッタンへ
ニューヨークには 3つの主要空港があり、日本からの直行便は 東にある ジョン F ケネディー (JFK) 国際空港か 西のニューアーク (Newark) 国際空港に到着することになるが、国内線に乗り継いでニューヨーク入りする場合は ラガーディア (LaGuardia) 空港からになることもある。どちらの国際空港からも マンハッタンへは モノレールと電車(主に、郊外からの通勤用に利用されるもの)を利用することで移動できるが その方法が 安全性と経済性の観点からは オススメである。その場合は ミッドタウンのウエストサイドにある(近年、新しくなった)ペンステーションに入る。もちろん、バスやタクシーを使い慣れている人は それでも良いでしょう。なお、以下の空港のページでも詳しく解説しているので そちらも参考に。
♦ ニューヨークの歩き方のコツ
♦ 地下鉄|MetroCard
地下鉄は マンハッタンの南北の移動時に利用すると便利な乗り物であるが ブルックリンやクイーンズへの移動手段としても利用価値の高いものである。その利用には MetroCard と呼ばれるものを購入する必要がある。地下鉄の駅で購入できるが まずは その購入方法を動画で(英語だが 画像だけ見ても有用なので)見てみよう。 詳細なお、何度も頻度高く地下鉄を利用するのであれば、ニューヨークの地下鉄の利用に便利な無料アプリ (New York Subway MTA Map) があるので それをスマホにダウンロードしておけば 便利だろう。
いずれにしても、マンハッタンをスムースに移動するためには まず 番地や通りの名前に関する法則を覚えることがポイントだ。マンハッタンでは 東西に走る通りは 通常 Street(日本語では 丁目と訳される)で、南北に走るものが Avenue(日本語では 何々街と訳される)。Avenue は 東から西に数字が大きくなり その番地は 南から北に大きくなるのが法則。ただし、3rd Ave. と 5th Ave. の間にある 3本の通り Lexington (Lex)、Park、Madion と 一部で 少し斜めに走っている Broadway は 例外。また、5番街を境に 街は イースト(東)と ウエストサイド(西)に分かれ、番地は 5番街から離れれば 離れるほど 大きくなる(例えば、150 West 42nd St.は 10 West 42nd St. より西)。また、南北の番地は 南から北に大きくなるという法則もある。ただ、Avenue により その数値には 違いがある - 例えば、520 5th Ave.(43/44th St.) と 520 Park Ave. (60/61th St.) といったように。
地下鉄とバスは 北へ(つまり、ストリートの数字が大きくなる方へ)行くものは「アップタウン」行き、逆に南へ行くものは「ダウンタウン」行きとなる。地下鉄、バスの利用には 前述の MetroCard を購入する必要があるが、1 回 $2.75 の運賃だから、1 週間位の期間にわたって頻繁に利用する人には 1週間乗り放題($33)のパスが経済的なだけでなく、時間節約にもなる。パスは MTA のバスにも利用もできる。いずれにしても、地下鉄を利用して目的地に移動したら(バスは 少し分かりにくいが それもあり)後は のんびり歩いて街の雰囲気を味わいながら散策。それが 当サイト オススメの ニューヨークの歩き方だ。
♦ エリア名と目的地の住所
通常、アメリカでは 町の中心部をダウンタウンと呼ぶが ニューヨークでは 状況が異なり マンハッタン南端の地区のみをダウンタウンと呼び、他に セントラルパークの真南の地区をミッドタウン、セントラルパークの東西をアッパーイースト、アッパーウエスト(または、総称して アップタウン、アッパーマンハッタン)などと呼ぶ。また、ミッドタウンとダウンタウンの間には ビレッジ、ソーホー、トライベッカ、チャイナタウン、リトルイタリー、シティーホール(シビック・センター)など 様々な名前で呼ばれる地区があることも覚えておくと良いだろう。また、タクシーの運転手に行き先を告げる時などは 最寄りのストリートとアベニューの交差点を使った表現をすると良い。例えば、Broadway and 34th Street(ブロードウェイと 34丁目の交差点)とか、42nd between 2nd and 3rd(42丁目の 2番街と 3番街の間)の様な表現である。
さて、マンハッタンを効率良く観光するためには 右図のように大きく 3 分割すると良い。また、マンハッタンは 五番街 (ピンクのライン) が東西の境界線になっていることも覚えておこう。
(1) のアッパーマンハッタン (Upper Manhattan) は 真ん中に セントラルパーク (Central Park) があり、東の地域がアッパーイースト (Upper East)、西は アッパーウエスト (Upper West)。 アッパーイーストには 高級ブランド店が沢山ある。
(2) のミッドタウン (Midtown) がマンハッタンの中心になるが、そのまた中心になるのが ロックフェラーセンター (Rockefeller Center) だと言える。この地域がビジネスでも そして 観光でも ニューヨークの中心である。
(3) のローワーマンハッタン (Lower Manhattan) は 碁盤の目の通りの法則がなくなる地域。金融街をはじめ、中華街やビレッジ (Village)、ソーホー (SOHO)、トライベッカ (Tribeca) など 様々な顔の街が比較的狭い地域にあるので じっくり歩いて散策してみると面白い。
♦ ニューヨークの気候
冬場は 寒いので厚手のコートや手袋など防寒服が必要になるが 他の季節は 日本とさほど変わらないと考えれば良い。
月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
最高 | 4 | 5 | 8 | 16 | 21 | 27 | 29 | 28 | 25 | 19 | 12 | 5 |
最低 | -3 | -3 | 1 | 6 | 11 | 17 | 18 | 19 | 16 | 10 | 5 | -1 |