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スマッシュ・ファクターと アタック・アングル

このページのコンテンツ
• はじめに
• スマッシュ・ファクター
• スマッシュ・ファクター 最大値
• アタック・アングル
• スピン・ロフト
• ショットの安定性
• 商品リンク(用品、メーカー別)

はじめに


ドライバー ショットの飛距離を伸ばすには スマッシュ・ファクターと アタック・アングルに着目し その最適化を図る必要がある。飛距離は 打ち出し角やスピン量の影響も受けるが 何と言っても ヘッド スピードを上げて ボールを確りヘッドの芯で捉え 如何に 早いスピードで球を打ち出せるかが ポイント。ミート率を上げて クラブヘッドが ボールに当たる角度の最適化を図れば エネルギーの伝達ロスが小さくなるからだ。

スマッシュ・ファクター


スマッシュ・ファクター一定のヘッド スピードで打ったボールの初速は 芯にどれだけ近いところで ボールを捉えたかという要素に加え ボールのスペック、クラブヘッドの反発係数 (COR)、クラブヘッドの重量、ロフト、重心深度、シャフトの特性 そして スイングの軌道などによって決まるフェース面とボールが当たる角度、さらに クラブヘッドの加速度に左右される クラブフェースと ボールが接している時間の長さ (物理学で言う 力積の概念で説明される力の伝達効率 » 詳細) にも影響される。そして、それらの要素を トータルし 如何に上手く 効率良く ボールを打てたかという視点から ボールへのエネルギーの伝達効率を表す指標が スマッシュ・ファクター (Smash Factor) だ。日本語では ミート率とも訳されるが それを数式にすると 以下のようになる。

(ボールの初速) ÷ (インパクト時のヘッド スピード) = スマッシュ・ファクター

40m/s のヘッド スピードで 初速 56m/s のボールが打ち出されれば スマッシュ・ファクター (SF) は 56 ÷ 40 = 1.40 になる。38m/s のヘッド スピードでも SF が 1.474 であれば 打ち出されるボールの初速は 同じ 56m/s になる訳だ。言うまでもなく、ボールをクラブ フェースの芯に近いところで打てば 打つほど SF の値は 大きくなるが 前述のように 他の要素にも 影響されるので ミート率 という訳語は 適当なものとは 言えない側面もある。ある意味、ミート率以外の要素の影響について理解を深めることに 関心が集まっているとも言える。いずれにしても、ゴルフ ショットの分析技術の進歩もあって(» TrackMan のオフィシャル・サイト)そうした研究が盛んに行われるようになった。

スマッシュ・ファクター 最大値


そして、現在のルールや市場で販売されている ドライバーのスペックを考えると SF は 理論上 1.5 が 最大値になるという説があり、そうした説 または 類似の考え方が 業界では 支持されている。つまり、ルール適合のドライバーで 上手くボールを打てば そのボールの初速は ヘッド スピードの 1.5倍近いスピードになるが それ以上には ならないと言うことである。例えば、同じヘッド スピードであれば クラブヘッドの重量の重い方が SF は 大きくなるから 体力に自信のある人には 安定性と飛距離 という両面から 重いクラブがオススメである。しかし、重くなり過ぎれば ヘッドスピードが思うように上がらなくなるという理屈で ドライバーに限って言えば そのヘッドが 210g を 少し上回るくらいのものが マックスになるそうだ。また、ご存知のとおり SLE(Spring Like Effect)に係わるルールの改定で 近年 反発係数 (COR) が 一定値 (0.830) を超える 高反発モデルは 不適合となり、正式競技のルール上使用が禁止された経緯があるが、この COR が 0.830 以下になって SF は 1.50 を超えなくなったと言われており、実際のフィールドでは そうした状況下、ツアープロのドライバー ショットの SF は 殆どが 1.49 になっており、アベレージ ゴルファーで 1.43 ~ 1.45 が一般的だそうだ。また、ロフトが大きくなると SF は 小さくなるが スイング解析機器のトップメーカー TrackMan によれば ツアープロの場合、6番アイアンの SF が 1.38 ~ 1.39 である。以下は SF の重要性を説いた TrackMan の動画(英語・日本語字幕付き)である。


アタック・アングル


一方、スマッシュ・ファクターの値に 極めて 大きな影響を及ぼすのが アタック・アングル(Attack Angle)即ち、個人のスイング パターンとクラブのスペックによって決まる クラブヘッドとボールが インパクト時に衝突する角度である。勿論、エネルギーの伝達効率は ボールとフェース面が 出来る限り 直角(スクウェアー)になることで 良くなる訳だが ボールを遠くに飛ばすためには 理想の打ち出し角とバック スピン量の組み合わせが必要になる。そして、一定の または 最大の飛距離を得るためには そうした観点から アタック・アングルについて 研究する必要がある。

単純に ボールの初速だけを上げようとするのであれば、ロフトの少ないドライバーで 打てば 良い訳だが ボールを遠くに飛ばすために望ましい打ち出し角とボールの回転 そして ボールのコントロールを考えると やはり ロフトは 最低でも 8° 位は 必要になると言われている。いずれにしても、飛距離を伸ばすという観点からは ボールの初速、打ち出し角、スピン量という三つのファクターのベストな組合せが得られる理想のアタック・アングルというものが存在することになる。多くのアマチュアは アウトサイド・インで カット気味 且つ ダウン ブローなスイング軌道で ドライバーを振っているが それを 少しインサイドから振って ダウン ブローの度合いを小さくしたスイング軌道にすれば 大幅に 距離は伸びる訳だが その説明をしたのが 下の動画(英語)である。


理想のアタック・アングルが得られるようなスイング改造が望まれる訳だが、どんなスイングにせよ、自分のスイングのアタック・アングルに対して 飛距離が最大になる ドライバーのヘッドとシャフトの組合せのスペックが存在することになる。残念ながら、殆どのアマチュア ゴルファーは その理想のスペックからは ほど遠い ドライバーを使っているのが実態だ。 » バックスピンの秘密

スピン・ロフト


スピン・ロフトアタック・アングルと関係の深い概念に スピン・ロフトがある。それは クラブヘッドの軌道とクラブ フェースの向きによって決まってくる角度 (α°) のことで 右図のようなものである。正確には 三次元の角度差を考える必要があるが インパクトで クラブ フェースが開いて 所謂 ダイナミック・ロフトが大きくなり さらに ダウン ブローのスイング軌道だと α° は より大きくなって バック スピン量が大きくなり 飛距離のロスにつながるが 下は その説明動画(英語・日本語字幕付き)である。


ショットの安定性


しかし、ゴルフは 飛距離の最大化を競うゲームではないことも忘れないで欲しい。ショットの安定性を 高めることが ゴルフでは 最も重要で そうした観点から アタック・アングルに着目することも 必要だ。特に、ゴルフ クラブを インパクト ゾーンで どう振るべきか ということを シャフトの動き 即ち グリップ エンド側の動きも含めて 考えて見る価値があるはずだ。ボールを クラブ フェースの芯で 確り 捕らえることは アイアン ショットであれば 意図したボール(飛距離と弾道)を打つために、また、ドライバー ショットであれば 飛距離を伸ばすために 極めて重要なことである。しかし、ヘッド スピードを上げることばかりを考えるのではなく、どうしたら スマッシュ・ファクターを 改善できるか、そして、芯を外したショットやプアーなアタック・アングルの擦り球を減らすことが出来るのかと言うこと、さらには アタック・アングルを より安定させることによって ショットの安定性を高める努力のようなことも 一度は 研究して欲しいテーマである。

商品リンクドライバー

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