グリップ交換|時期、費用、方法
♦ グリップ交換時期の目安
もちろん、理想を言えば 常に 新品に近い状態のグリップでプレーをしたい訳だが、手間と費用を考えると メーカーが勧めているような頻度での交換は 現実性の低いものであり、必要性も低いものである。どのくらい古くなると滑ることが気になり始めるのかは 個人差もあろうが、月一程度にしか ゴルフクラブを使用しない人は 別にして、2 ~ 3年使用したら グリップを交換する必要性は 高まると言って良いだろう。グリップが 摩耗して 削れてしまっているものは 言うまでもなく 交換の必要性の高いものであるが、削れていなくとも 素材が硬くなっていると感じたら 交換時期に来ていると考えるべきである。
♦ グリップの種類と選択肢
パターのグリップ以外は どんなグリップも ほとんど同じと考えている人も居ようが グリップの選択肢は 多く、どのような基準で グリップを選ぶべきかを知った上で 選択して欲しいものである。その詳細は ゴルフクラブのグリップ|選び方と交換方法 のページで 説明しているが、主なチェック項目だけ挙げても、重さ、太さ、硬さなど感触に影響を及ぼす素材の種類、バックラインや コードの有無などと言ったものがある。
最近は 従来のゴムのグリップより ややしっとり感のあるコンパウンド素材のグリップを選ぶ人が多くなっているようだが、手に汗を良くかく人にとっては しっとり感というより ヌルヌル感になることもあり、そうした場合は 逆効果になりかねないので 自分のプレーをする時の環境なども良く考えて グリップは選択すべきだ。新しいタイプのグリップへの交換を考えている場合は 時間があれば そのグリップで 1本だけを交換し、実際に ボールを打ってみてから判断するというのも一案である。グリップの感触だけでなく、クラブ全体のバランスなども 確認出来るというメリットもある。 » 詳細
♦ 交換費用
パター用 グリップは 別にして グリップ本体の価格は 1 本、500円 ~ 1500円が中心である。どの ゴルフショップでも グリップ販売・交換をしてるので それに 工賃 500円 / 本前後を支払えば グリップの交換は 簡単に 済ませられるが、知っておいて欲しいことが幾つかある。つまり、工賃は 店によって まちまちで 交換に時間を要することも。グリップを買えば 交換の工賃は 無料 という販売方法をしている 店もあろうが 要は トータルで 幾らになるかである。グリップを持ち込んだ場合、また、直ぐに 交換してもらって 持ち帰りたい などの条件によっては 工賃がアップすることもあるので 注意しよう。
そんなことで、グリップは その正しい交換方法を勉強して 自分で行えるようにしておくのがベストである。多くの人が考えるほど 難しいことではない。グリップの交換をやったことのない人は 難しいと感じるかも知れないが 意外に簡単なので 挑戦して欲しい。 なお、グリップは 単品で 売られているので 必要な本数だけを 購入すれば良いが、自分で交換する人は 10 本セットが セールの時などに 割安に購入できることもあるので、そうした機会を利用して 買い置きしておいても良いだろう。
♦ 交換方法とチェックポイント
交換は 下の動画のように 簡単に行うことが出来る。グリップ交換用の両面テープ、カッター (専用カッターが 望ましい)、溶剤を準備する必要があるが 溶剤とテープが セットの グリップ交換 キットが 1000円程度で売られている。» 商品サンプル
交換の要領は 動画の通りだが 両面テープと グリップを 十分に溶剤で濡らして すべりを良くした状態で グリップを 滑り込ませるように装着するのが コツだ。テープと グリップが 十分に溶剤で濡れていないと 摩擦が大きくなり 装着が困難になる。両面テープは 細いタイプのものをぐるぐる巻くか 動画のような 太いテープであれば 縦に貼る方法でも良い。もし、グリップエンドを 少し太くしたい場合は そこのテープを 二重、三重にする。装着時に気を付けなければならないことは 曲がったり 捻じれたりしないようにすること、また、確り奥まで入れることだが 奥まで確り入れようとすると グリップが伸びた状態で装着され兼ねないので そうした点にも 気を付けること。