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プレーヤーズ選手権|THE PLAYERS Championship

Introduction
プレーヤーズ選手権は 準メジャーとか 5番目のメジャーなどと呼ばれる大会で その賞金額が大きいことで知られている。賞金総額が 1500万ドルに増額された 2020年大会は コロナで途中中断となったが、コロナ禍でも開催された 2021年の大会では ジャスティン・トーマスが勝って 優勝賞金 270万ドルを獲得した。これは 同年の全米オープン優勝賞金 225万ドルを 20% も上回る額である。しかも、2022年には この賞金総額が 更に増額されて 2000万ドルになる。なお、毎年、5月に行われていたこの大会は 2019年の PGA 年間スケジュール変更に伴い 3月に行われるようになっており 2021年は 3/10 - 13 の日程で開催される。
コース紹介|TPC Sawgrass
2022 大会|最終日ハイライト

ゴルフコース|競技会場

その会場となるコースは 日本でも多くのコースを設計している ピート・ダイが設計した TPC ソーグラス| TPC at Sawgrass である。このコースは フロリダ州の Jacksonville の郊外にある Ponte Vedra Beach という海辺のリゾートにあるが 動画にもあるように コースは フラットで 距離も 7215-yard と PGA の競技が行われるコースにしては長くない。しかし、水とバンカーが多いコースで アベレッジ・ゴルファーには 極めて難しいコースである。その 17番 池越えの名物ホールを見て、”あっ” あのホールのあるコースかと思われる人も少なくないと思うが(詳細後述)以下は そのコースのスコアカードである。

“out”
“out”

第5のメジャー|大きな賞金

2021年のプレーヤーズ選手権は ジャスティン・トーマスが -14 で 2位のリー・ウエストウッドに 1打差で優勝し、優勝賞金 270万ドル(約 3億円)を獲得した。一方、2020年の大会では 初日に 松山英樹選手が コースレコード・タイの 63 を出して 2位に 2打差をつける好スタートを切ったが、アメリカで コロナが急速に広がる中 大会は 2日目を終わることなく 中断された。

プレーヤーズ選手権は 賞金という意味では 群を抜いた存在であるが 世界ランキングのポイントやフェデックス・ポイント、それに、優勝することによって得られる各種エクゼンプションにおいても プレーヤーズ選手権は 勝つ価値の大きなものである。因みに、ワールド・ランキングの獲得ポイントは メジャーが 100 ポイントに対して プレーヤーズは 80、そして、次に大きな WGC の大会が 70 〜 78 となっている。

賞金総額という意味では 複数試合の獲得得点制度によって優勝と順位を争うフェデックスカップ(詳細)が 賞金総額 7,000万ドル、優勝賞金 1,500万ドルという点では 突出しており、その最終戦となるツアー・チャンピオンシップ (THE TOUR Championship) の注目度の方が高いが、個々のトーナメントの賞金総額/優勝賞金は メジャー大会でも 1,200万ドル/216万ドル程度という額だから(詳細)プレーヤーズ・チャンピオンシップの 2,000万ドル/360万ドルには 遥かに 及ばない規模である。

スケジュール

2019年以前の PGA は 4月にマスターズ、6月に全米オープン、7月に全英オープン、そして、8月に全米プロゴルフ選手権というスケジュールでメジャー大会が行われ、その間を縫うような形で 5月にプレーヤーズ選手権が行われていた。

一方、米国男子ゴルフツアーのシーズン・チャンピョンを決めると同時に 各選手のそのシーズンのパフォーマンスと成績を決める戦いでもあるフェデックスカップが行われるようになったのは 2007年のことであるが、その出現によって PGA のスケジュールは 大きく変わってきた。特に、2019年に フェデックスカップのプレーオフが終わった 9月から新たなシーズンが始まるというシステムに変わったことである。それによって、長い間 8月に行われてきた全米プロを 5月に移動させたことで プレーヤーズ選手権を 5月ではなく、3月に行うことにしたという経緯がある。毎年、フロリダで行われてきた この大会を 3月(第 2週)に移動させるのは 然程 難しいことではなかったはずだ。

17番のアイランドグリーン

ところで、プレーヤーズ選手権と言えば 17番ホールのアイランドグリーンである。以下は、そのベスト・ショットをまとめた動画と 17番ホールの悪夢というタイトルの動画である。グリーンが硬くなると このホールでは 動画にあるような悪夢のような結果が次から次へと起きてしまう。

ピート・ダイ (Paul "Pete" Dye) は このホールを設計したゴルフコース設計家として有名であるが、実は 日本のゴルフコースの設計を数多く手掛けている。彼が 最初に日本で設計を手掛けたコースは 栃木県の日光市にある ピート・ダイ G.C. ロイヤルコースで 1988年に開場している。その後、彼か 彼の会社 (ダイデザイン社) が設計に関与したゴルフ場が日本各地に 数多く造られた。そんなゴルフコースが日本には 計 21 もある| 詳細

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