カナディアンロッキーにあるジャスパー国立公園の中心に位置し、夏には大勢の観光客が訪れるジャスパー (Jasper) の高級リゾート、ジャスパーパークロッジのゴルフコースである。ここから南に 300㎞ 程の所にあるバンフ・スプリングスホテルのコース同様、カナダの名匠、スタンレー・トンプソン (Stanley Thompson) が設計したコースだが、このコースは起伏が大きく、フェアウェイはやや広目だが、ブラインド・ホールも多く、アンジュレーションが大きいなどの特徴があり、バンフのコースとは一味違ったものである。ただし、そのバンカーの配置やスタイルには共通点もあり、この両方のコースをプレーし比べてみると面白い。現在のコースは トンプソンが 1925年に行ったオリジナルデザインの復刻版で 1994年に その改修工事を行い完成させたものである。コースの西側にある湖 (Beauvert Lake) に面し、ティーショットが湖越えになる 14番のミドルホールがシグナチャーホールであるが、3番のミドルホール、4番、9番の距離のあるショートホール、13番打ち下ろしのロングホール、そして、18番の左ドッグレッグで打ち下ろしのミドルホールなども印象に残るホールである。なお、プレー中にエルクが現れ邪魔をされることもあるが（撮影日は、帰路、エルクの群れに遭遇した）クマが出没することさえ珍しくないそうだ。なお、撮影当日の天候は曇りのち雨で 周囲の山々があまり綺麗に写っていないが、悪しからず。（写真撮影：2015/6/30) ⇒ カナディアンロッキー