ワウォナ・ゴルフコースは ヨセミテ国立公園（1890年創設）の中にあるコースである。国立公園の中にゴルフコースがあることは アメリカでは 極めて稀だが ゴルフコースがあったこのエリアが 国立公園のエリア拡大の時に その中に飲み込まれる形になったからで 数少ないアメリカ国立公園内のゴルフコースの一つだ。ヨセミテ国立公園は カリフォルニア州東部を縦貫するシエラネバダ山脈の一角にある公園で サンフランシスコから車で約 5 時間の距離にあり 大変人気の高い公園だ。氷河によって造られたヨセミテ・バレーが公園の中心で そこから見上げる岩峰と滝、また、山頂（グレーシャーポイント）から見下ろすシエラネバダ連峰の尾根と眼下に見えるヨセミテ・バレーや幾つもの滝の景観は 当に「神々が遊ぶ庭園」と言うに相応しい。その公園の南側にある樹齢 2000年を超える巨木セコイアの森（マリポサグローブ）に近い所にあるのが ワウォナ・ホテル (Wawona Hotel) で、そのホテルに隣接してあるのが 動画のような 9 ホールのコースである。1918年にオープンした歴史あるコースだが (設計 Walter Fovargue) そのコンディションは お世辞にも素晴らしいと言えるものではない。しかし、ゴルフを本格的に楽しむというよりも 自然の中の散歩をゴルフをしながら楽しむ、そんな気持ちでプレーをして欲しいコースだ。もの凄く高い杉の木を左右に眺めながらプレーするホールでは ターゲットまでの距離を間違え兼ねないような錯覚に陥ることもある。レンタルクラブも用意されているが クラブのクオリティーは 期待しない方が良いだろう。（写真撮影： 2013/7/11) ⇒ ヨセミテ国立公園の詳細はこちら