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• はじめに |
• FedEx Cup|プレーオフ最終戦 |
• 2021年 ツアー選手権 ハンデ |

ツアー選手権|THE TOUR Championship は 米国 PGA ツアーのシーズン最終戦として 毎年 11月に行われていたが、2007年のシーズンからは PGA で新たに始まった新ポイント制度であるフェデックス・カップ|Fedex Cup の最終戦として 9月に行われることになった。2004年以降は 毎年 トーナメントのスポンサーであるコカ・コーラの本社があるジョージア州、アトランタのイースト・レイク ゴルフクラブ (East Lake G.C.) で行われているが 2007年からは フェデックス・カップの最終戦ということで、その注目度が一段と高くなったトーナメントである。
♦ FedEx Cup|プレーオフ最終戦
フェデックスカップは 物流サービス大手のフェデラルエクスプレス社が スポンサーになって 2007年から行われるようになった 米国男子ゴルフツアー (PGA) のシーズンチャンピョンを決めると同時に 各選手のそのシーズンのパフォーマンスと成績を決める戦いでもある。シーズンを通して 所謂 フェデックスポイントの争奪戦を行い、その獲得ポイントの上位 125名の選手には 来シーズンのシード権とプレーオフへの出場資格が与えられる。そのシーズンエンドに行われる 3試合 (2018年までは 4試合) から成るプレーオフシリーズの戦い 及び その最終戦となる ツアー選手権が終わると年間チャンピョンが決まると言うものである。そのプレーオフと最終戦の試合のフォーマットと賞金が 2019年から大幅に変更され 3,500万ドルというフェデックスカップの賞金総額が倍増され 7,000万ドル (約77億円) になり、最終戦であるツアー選手権の賞金がフェデックスカップの賞金になって その賞金総額が 6,000万ドルになった。その結果、賞金の分配という意味では より複雑なシステムになったが レギュラーシーズンの累積 FedEx ポイントで トップ 10 の選手に プレーオフの結果に関係なく 総額 1,000万ドル (1位の選手には 200万ドル) の賞金が順位に応じて分配される。さらに、プレーオフ 1戦 (125名 → 70名)、2戦 (70名 → 30名) を通じて プレーオフ最終戦に進む選手の数は 30 名に絞られるが、その最終戦となるツアー選手権は それまでに獲得したポイントをベースにした(詳細後述)ハンデ戦になるが 賞金総額 6,000万ドル (優勝 1,500万ドル) と言う前代未聞の賞金の争奪戦である。
前述のように レギュラーシーズンの累計獲得ポイントが 1位から 125位の選手がプレーオフに進出し その第1戦の THE NORTHERN TRUST に参戦するが ここからは レギュラーシーズンの 4倍のフェデックスポイント (優勝 2,000 ポイント / 2018年までは 5倍の 2,500ポイント) が与えられる。そして、第1戦が終わった時点での累計ポイントが 70位までの選手が プレーオフの第2戦である BMW Championship に進む。そして BMW Championship では 2日目の予選落ちはなく 4日間を戦い その結果で上乗せされるポイントを加えた累計で 上位 30位までの選手が さらに 最終戦の Tour Championship に進む訳だ。順位 | ハンデ |
---|---|
1 | -10 |
2 | -8 |
3 | -7 |
4 | -6 |
5 | -5 |
6-10 | -4 |
11-15 | -3 |
16-20 | -2 |
21-25 | -1 |
25-30 | 0 |
2018年までは この最終戦を始める前に ポイントを 1位から順に 2500 - 2250 - 2000 - 1800 - 1600 と再配分し 30位の選手に 210 ポイントを配分するフォーマットだったが、2019年からは それが大幅に変更され 順位に応じて 右表のようなストロークのハンデが与えられる最終戦となる。今までのフォーマットでは 最終戦の優勝ポイントは 2500ポイントだから 5位以内の順位で最終戦を迎えた選手は 最後に優勝すれば 無条件で 年間チャンピョンになれた。一方、下位の選手でも 上位の選手の成績次第では 最終戦に優勝すれば 年間チャンピョンになるチャンスは 残る仕組みだったが、上位の選手が そこそこ良い成績であれば 最終戦に優勝しても 年間チャンピョンにはなれなかったということが何度か起きていた。そうした経緯もあって 2019年からのフェデックスカップでは 下位の選手が優勝するのは ハンデが大きくなればなるほど難しくはなるものの 不可能ではないフォーマットになった。第2戦が終わった時点の順位に応じて与えられる ストロークのハンデは 表のようになっているが このハンデを4日間でひっくり返せば 出場選手は 誰でも 優勝できる仕組みだ。そして、最終戦に優勝さえすれば それまでの戦績には関係なく 年間チャンピョンになって 1,500万ドルの優勝賞金を獲得できるフォーマットだ。
♦ 2021年 ツアー選手権ハンデ
2021年の Northern Trust は Tony Finau が優勝、そして、第二戦の BMW Championship は プレーオフで Patric Cantlay が Bryson DeChambeau を下し優勝した。その結果、ツアー選手権のハンデは 以下の通りとなった。松山選手は 22位での進出となった。
選手 | ハンデ |
---|---|
1. Patric Cantlay | -10 |
2. Tony Finau | -8 |
3. Bryson DeChambeau | -7 |
4. Jon Rahm | -6 |
5. Cameron Smith | -5 |
6. Justin Thomas | -4 |
7. Harris English | -4 |
8. Abraham Ancer | -4 |
9. Jordan Spieth | -4 |
10. Sam Burns | -4 |
11. Collin Morikawa | -3 |
12. Sungjae Im | -3 |
13. Vivtor Hovland | -3 |
14. Louis Oosthuizen | -3 |
15. Dustin Johnson | -3 |
選手 | ハンデ |
---|---|
16. Rory McIlroy | -2 |
17. Xander Schauffele | -2 |
18. Jason Kokrak | -2 |
19. Kevin Na | -2 |
20. Brooks Koepka | -2 |
21. Corey Conners | -1 |
22. Hideki Matsuyama | -1 |
23. Stewart Cink | -1 |
24. Joaquin Niemann | -1 |
25. Scottie Scheffler | -1 |
26. Daniel Bergar | 0 |
27. Erik van Rooyen | 0 |
28. Sergio Garcia | 0 |
29. Billy Horschel | 0 |
30. Patrick Reed | 0 |