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ゴルフと花粉症対策

Introduction

毎年、花粉症の季節が近づくと 今年の花粉の発生は どうだろうかと気になる人は少なくないだろう。松の木が多い林間コースもない訳ではないが、日本のコースの多くは 戦後すぐに農林水産省が植林事業として推進した スギやヒノキなど 花粉症の原因になる花粉を大量に飛散させる人工林のある山を切り開いて造った丘陵コースである。スギやヒノキから飛散する花粉は2月から5月の間に特に多くなるが そうしたコースでゴルフをするのは 花粉症のゴルフファーにとって 苦痛以外の何物でもないだろう。イネ科やキク科の植物の花粉に対するアレルギーを持っている人で、初夏から秋口まで、長期間にわたって悩まされる人もいるだろうが、やはり、スギ花粉のアレルギーが最もポピュラーなものであり、深刻度の高いケースが多い。

いずれにしても 花粉症の原因となる多種多様な花粉がゴルフ場には多く 普段はそうでもないのに ゴルフの時は花粉症の症状が顕著に出るという人が多いようで 始末が悪い。花粉症の症状は 鼻、目、のどなど「首から上」だけに出ることが多いが 場合によっては 熱感や倦怠感などの全身症状をともなうこともある。もちろん、花粉症の症状が顕著に出れば ゴルフでは 集中力を欠いてミスショットが多くなるし、何と言っても不快で 楽しさは半減してしまう。

花粉症の正体

花粉症に深く関わっているのが 人の体内に作られる抗体である。抗体は 体に入ってきた異物にある抗原と結合して その異物を体外に除去する役割を果たすタンパク質である。花粉症の人は 花粉を体に好ましくない異物として認識し IgE抗体という抗体を作って排除しようとするが、その抗体が蓄積すると肥満細胞と結合して「ヒスタミン」という化学物質が放出される。そして それがくしゃみや鼻づまり等のアレルギー症状を起こすのである。そうした形でアレルギー症状が起きるか否かは、遺伝的な体質に左右されるが、食生活など日常生活の要素も深く関わっている。また、ある日、突然花粉症になることがあるが、それは 体が花粉に対して IgE抗体を作っても その抗体の量が一定水準に達するまでは 症状がでないことに起因している。しかし、子供のころから毎年花粉を吸って抗体を作り続け手入れば それがある日上限に達して 花粉症の症状が突然出るのである。30 ~ 50代の働き盛りの年代の人に多いのは 以上のようなメカニズムによって花粉症の症状が出るケースが多いからである。

病院で注射をしてもらう方法

注射
そんな花粉症に苦しむ人の中には 医者に行って注射をしてもらっている人もいるだろうが それには それで様々な問題がある。代表的な治療法には 体質から改善して根本的に治療しようという考え方のアレルゲン免疫療法、そして、花粉症のつらい症状を一定期間抑え込むために行うステロイド注射がある。ただ、アレルゲン免疫療法の場合は 週に 1、2回通院して注射をしてもらい 治療には 2 〜 3年もかかるし、70 〜 80%の人には効果があるが、効果がないこともある。一方、ステロイド注射は 即効性があり、一度注射すると 2 〜 3カ月間効果が持続するので 1回の注射で そのシーズンの花粉症がよくなる可能性が高いが、副作用(胃潰瘍など消化器の潰瘍、糖尿病、高血圧、緑内障、生理の異常など)の心配があるので 誰にも有効な治療法とは言えない。他には バイオ医薬品と呼ばれる ノイロトロピン注射、ヒスタグロビン注射などの治療法もある。いずれにしても、治療に当たっては 十分に医師と話し合い 作用や副作用など治療法の確認が必要である。

食生活による体質改善

実は もっと簡単に 食生活を工夫して 体質(免疫力)を変えることで誰でも効果が期待できる。花粉症は 免疫機能が過剰反応した結果だから 免疫細胞の大部分がある腸の環境を変えることで 改善される可能性がある。ファスティング(断食)などという方法もあるが、i) ポリフェノール、ii) オメガ3脂肪酸、iii) 発酵食品などを積極的に摂ると良いことが分かっている。まず、ポリフェノールには 抗酸化作用があるので 花粉症の原因である「ヒスタミン」を減少させる効果がある。そして、オメガ3脂肪酸は 魚介類(特に青魚)に多く含まれる DHA、EPA と同じ仲間の脂肪酸で アマニ油やエゴマ油に多く含まれるが、どちら脂肪酸も免疫の働きを正常化しアレルギー症状をおさえる効果があると言われている。また、発酵食品には 腸内環境をととのえて免疫力を高める効果があることが分かっている。免疫力を高める効果は 新型コロナ対策にもなるので オススメだ。

予防対策

以上のような治療法や体質改善の工夫が花粉症に対処する上で効果的であるが、そもそも、体内に取り込む花粉の量を抑えられれば 応分に花粉症を抑え込むことが出来る。その観点からは 新型コロナ対策で慣れっこになったマスクをプレー中もすれば良い。また、メガネをすることで 裸眼の状態に比べ 花粉の付着を 1/3 程度に防げる。ただし、マスクとメガネを併用すると眼鏡が曇ることもあるので その辺りの工夫は 必要だろう。加えて、つばの広い帽子を着用することでも顔や髪の毛への花粉の付着を防げるから 花粉症に悩んでいる人は そうした対策を積極的にするべであろう。また、機会あるごとに着衣をはたき、手洗い、うがい、洗顔などの励行を心がけると良いだろう。そして、普段から免疫力が低下するような生活をしないこと。不規則な生活リズムは 免疫力低下の原因になるし、十分な睡眠をとって、風邪を引かないように注意することも大切だ。風邪を引いたりすると鼻の粘膜が弱り、アレルギー症状を悪化させることがある。

一方、点眼剤や点鼻薬を使用することも効果が期待できる。涙、痒みなどの症状の治療薬としては 抗アレルギー点眼剤、ステロイド点眼剤が効果的かも知れない。他方、抗アレルギー点眼剤は 症状が出てから使うより花粉の飛ぶ前から点眼を始めるのが良い様だ。抗アレルギー薬の点眼剤としては インタール、ザジデン、アレギザール、リザベン、エリックスの5種類があり、作用がそれぞれ違うので 自分にあった薬を見つけて欲しい。また、抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬、ステロイド等の点鼻薬の中から自分にあうものを選んで使用することで効果があることも。耳鼻科でも、アレルギー科でも、医師によっては 内科でも処方してもらえるが、とりあえずは、かかりつけの医師に相談してみよう。

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