マウント・レーニア国立公園
マウント・レーニア国立公園は シアトルから南東に 車で 2時間程度の距離にある国立公園で、晴れた日には シアトルのダウンタウンから レーニア山 (標高 4,392 m) の雄姿が見える。レーニア山は カスケード山脈の中の最高峰で その周囲には 氷河、谷、滝、湖、高山植物、草原、原生林などがある。太平洋からの湿気を帯びた風が山にぶつかり、冬期は大量の降雪をもたらすために レーニア山は 幾つもの大きな氷河と雪原を有するが、中でも、面積で米国本土最大のエモンズ (Emmons) 氷河、そして、体積が最大で最も低い標高 (1,067 m) に舌端があるカーボン (Carbon) 氷河などは有名。ただし、観光客にとっては、山がしばしば雲に覆われて、それを見ることが出来ない日が多いことが難点だ。


見所

公園には 四つのゲートがあるが、シアトルから ここを訪れる場合は アッシュフォード (Ashford) 経由南西のゲートを使うのが最も一般的である。また、パックウッド (Packwood) 経由、南東のゲートを使って園内に入るルートも良く利用される。そして、パラダイス (Paradise) を中心とする公園の南側が公園の中心であるが、東側のサンライズ (Sunrise) は 見逃したくない見所である。また、レーニア山の雄姿もさることながら、新緑の針葉樹とピンク、紫色、黄色などの花を咲かせる高山植物の姿も大変美しい。


(A) ロングマイアー (Longmire)

アッシュフォード (Ashford) 経由南西のゲートから入園し、暫く走るとロングマイヤーに到着するが、そこには インフォメーション・センター、博物館、そして、ロッジ (National Park Inn) などがあるので、まずは ここに寄って、公園の情報をゲットしよう。National Park Inn は 1990年に 改造された、この手のロッジとしては 比較的近代的なものである。また、ロングマイアーは ランパート・リッジ・トレイル (Rampart Ridge Trail) の上り口にもなっている。

(B) パラダイスとその周辺 (Paradise)

レーニア山の南の山麓に建てられたロッジ (Paradise Inn) とビジター・センターのある所で (標高 1650 m) この国立公園の中心である。正面には 左から タホマ (Tahoma) 氷河、二スカリー (Nisqually) 氷河、パラダイス氷河などが見える。大変、雪が多く降るところで、晩春から初夏にかけてでもロッジは雪に埋もれていることが多く、雪のトンネルを通ってロッジに入るようなことになる。夏の間は 多くの観光客の車で宿泊客以外はここに駐車できなくなることも珍しくないので、朝早くに到着するようにすると良いだろう。

(C) ナラダ滝 (Narada Falls)

パラダイスの少し下、ロングマイヤーに降りる道沿いにある。落差 50 m と 然程 大きな滝ではないが、滝の下まで降りることのできるトレイルもあり、滝を上からも下からも見ることが出来る。雪解け水の多い季節は、迫力も満点だ。また、ここからもう少しロングマイアーの方に降りたところには、二スカリー氷河を水源とするクリスティーン滝 (Christine Falls) があり、そちらの滝も見所だ。1900年代の初めまでは、二スカリー氷河の舌端が クリスティーン滝のところまで来ていたそうだが、現在では 1 マイルほど後退している。

(D) サンライズ (Sunrise)

パラダイスから スティーブンス・キャニオン (Stevens Canyon) を抜けて 東に進み、US-123 を北上すると カユセ・パス (Cayuse Pass) の交差点にぶつかるが、それを左に進んで暫く行くと左手にサンライズへの入り口が見える。そこからホワイト・リバー・ゲートを通って、山道を上ると、その終点がサンライズである。米国本土最大のエモンズ (Emmons) 氷河を正面に臨むことが出来る。その手前にあるビューポイントも見所で、南のオレゴン州の山々も眺望できる。また、眼下には、美しい高山植物と針葉樹林の合間にサンライズ・レイクを見ることも出来る。
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