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タイガーのディスタンス・ウェッジの打ち方

これは タイガーウッズが 比較的距離のあるウェッジ・ショット (Distance Wedges) をどのように打っているかを説明している大変興味深い動画ですが コンテンツ概要を動画下のテキストで解説しています。

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動画は インタビューの質問を受けながら どのようにプレーしているかをタイガーが説明するスタイルで纏められているが 最初の質問は ショットの軌道 (trajectory) についてである。タイガーは ライ、ピンポジション、グリーンの硬さなどを考慮し ボールの軌道とスピン量を決めると答えているが、特に、ライ(水の影響なども)が重要な要素になるようだ。

最初のシーンは Partial Wedge と呼んでいる 77-yard のショットの打ち方の解説だが 60°(フルスイングで 92-yard) のウェッジで コントロールして打つドロー系のボールである。距離のコントロールは フィーリングで行い 9時のショットのような時計システムとか 80パーセントのような発想で距離のコントロールは 行わないそうだ。そして、こんな状況下で ベストなショットをイメージするにあったては 次のパットのこと、どこにトラブルの要素があるか、風、飛距離に影響を及ぼす気温のことなどを考える。やや高さを抑えたソフトドローをイメージして アドレスに入っているが、アドレスの間に 更に 最終調整をする。調整のべースになるのは 感じ取った風の状態や自分のアドレナリンのことなどだが、このショットでは 若干 手打ち気味に打って球の高さを抑えたいと考えているそうだ。結果は あまり良くなかったが、ショットの良し悪しは 球を打った後 すぐに感じ取ったと言う。なお、タイガーは 60° のウェッジをこのショットでは 使ったが 51°/56°/60° の 3本のウェッジで プレーしていて このような距離で 必ずしも 60° を使うとは 限らない。

次は High Floater という 70-yard のショットだが ピンが左手前なので 球を少し上げるカット系のショットだ。若干 球を左足寄りに置いて(右手をより使うイメージで)アウトサイドイン気味にクラブを振って アンダーカットして スピン量を増やすと説明している。結果は 狙った通り安全なピン右側に ピンハイ 10 feet だったので まずまずだったと言う。

キャディー (Bob McNamara) によれば タイガーは 距離のコントロールが抜群だが スピンコントロールをして球をグリーン上でダーツのように止めるのが上手く そんなプレーを好む選手だそうだ。また、インタビューの得意なショットは の質問に対して ドローとカットを使い分けてきたが 自分のキャリアでは カット打ちの方が成功率が高かったと言う。ただ、ドローボールのスピン量を抑える打ち方で成功したことも少なからずあったそうだ。どんなショットを選択するかは ピンの位置とグリーンの硬さが決め手になるようだが グリーンが柔らかければ 110-yard を 9番アイアンで打つようなこともあるそうだ。

最後は 88-yard の Low Checker と言うショットで やはり 60°(フルスイングで 92-yard) のウェッジを使うが 低い弾道でピンを攻めたいので 球は 少し右足寄りに置いて 手と腕の動きのスピードを上げて ロフトを殺してドロー系のボールを打つと言う。なお、距離のコントロールは フィーリングに頼っているが 特に クラブヘッドに近い右手の感覚を大切にしているそうだ。なお、好きなウェッジの距離があるかという質問に対して 特定な距離のショットが好きだとは答えておらず 温度や体調によると答えている。前述のように 60°のウェッジは フルスイングで 92-yard 飛ぶそうだが 気温が低ければ 75-yard になるとも言う。いずれにしても、タイガーは 数字やメカニズムより フィーリングを大切にする選手のようだ。

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