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GG スイング|スイング理論

この動画のタイトルは "GG’s Simple Golf for Biginners Swing Tips" となっているが 所謂 GG スイングの理論のエッセンスが詰まったものである。非常にカジュアルなレッスン動画を編集したもののようで 内容が上手く整理されているとは言い難いが George Gankas (GG) 自身が ある意味 自分のスイング理論の肝を説明している彼の動画 (第三者が勝手に 彼の理論を解釈して作成した動画ではないという意味) なので ここで紹介することにしたい。

シンボルマーク

ジョージ・ガンカス (George Gankas) のスイング理論のエッセンスは 地面反力を活用できる形で シャローにクラブを振って スイングスピードを上げつつも 方向性と再現性を確保するフォームの追求だと言えよう。そのテーマのシンボルマークとも言えるのが ダウンスイングの初期段階で見られる 右図のスクワットをしているような格好のフォームだ。この時、左右の肩の高さが同じで 且つ 左右の脚が同じように確り曲がっているのが特徴だ。この形ができれば 体重を両足にほぼ均等に乗せることができるが、両脚が均等に十分曲がっていれば インパクト時に地面を確り蹴って 最大限の地面反力を使える理屈だ。

shadow drill
また、動画では 生徒に自分の影の頭と左右の腰の位置にゴルフボールを置いてマークをさせ それをレファレンスにプラクティススイングをさせるシーンがあるが、左右に回転軸がブレることなく 体を回転させ 前述の形が作れているかをチェックするドリルとして これなども大変参考になるものだ。頭だけでなく、左右の腰の位置をチェックしている点に注目して欲しい。さらに、水を入れたペットボトルを使って 切り返しで どのように右腕を使って シャローにクラブを落とすべきかを解説している箇所があるが、それも興味深い。その解説のように 腕が使えれば トップでは 右肘をタイトに体に付けるより 若干 フライングエルボー的に リラックスさせて離した方が好ましいという発想だ。

他の多くの理論もそうであるが 彼の理論でも 腕は パワーの面でも方向性の面でもパッシブに使うことを強調している。一方、彼は ショルダーターンとヒップターンは パワーソースであるだけでなく、クラブをスクウェアーにして方向性を確保するのに重要な役割を果たすと言う。躊躇せずに、思い切り回転してクラブヘッドのスピードを上げるようにした方が 逆に ピュアーなヒットができるようになるそうだ。なお、下の動画は 彼の理論の信望者の一人で 2019年の 3M Open に優勝した Matt Wolff のドライバーショットを GG が解説した動画である。これも 併せて 参考にして欲しい。因みに、アダム・スミスや チャン・キムなども GG スイング理論を取り入れているそうだ。

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