ホーガン流 スイングの秘密|レッスン動画
この動画は "Ben Hogan Principles: Palm Up Palm Down" というタイトルで 右手のパーム 即ち 掌の向きに着目して それがスイングを通じて どのように動くべきかを解説したものだ。ホーガンのスイング理論に基づく レッスン動画で 英語のトークは 少し分かり難いかも知れないが 大変参考になる内容である。
腕と手首は 写真右のように a) up and down - rotation; b) side to side; c) up and down - bending のように動かせる訳だが 多くの人は その腕と手首が 殆ど b) c) だけの動きに限定されたスイングになっている。しかし、ホーガン流のゴルフスイングでは a) up and down - rotation の腕と手首の動きが重要な役割を果たし それが ホーガンのような 切れ味の鋭いスイングをする上でのカギになるのである。つまり、バックスイングから トップで 腕は パーム・アップし 切り返して ダウンスイングから インパクトで パーム・ダウンという理屈で それを理解頂くために作成したのが 上のダウンスイングの連続写真である。(1) で パームは アップ そこから 下半身を使って 体重を移動させながら (2) で肘を 脇腹に落とす もしくは 引き寄せるように ダウンスイングを始動させるが その時点で パームは まだ アップの状態であることがポイント。ダウンスイングを 下半身から始動させることが重要で それが (2) まで パームをアップさせておくための秘訣である。さらに その後 (2) - (3) - (4) - (5) と グリップを ほぼ真横に引くように動かすが そこで パームがダウンするように 腕をローテートさせる訳だ。それがホーガンの言う スーピネーション (supination) である。ここで 注意して欲しいのは ダウンスイングで パームをダウンさせる訳だが そのダウンする動きは (1) からスタートするのではなく 絶対に (2) まで待って スタートさせることで それがホーガン流 スイングの秘密なのだ。