全米プロゴルフ選手権|コース情報と歴史

Introduction

PGAゴルフの四大大会 所謂 メジャートーナメントの一つである全米プロゴルフ選手権 (PGA Championship) は 2018年の大会まで 毎年 8月に シーズン最後のメジャー大会として行われきたが 2019年以降は 5月に行われることになった。また、5月に行われていた準メジャーのプレーヤーズ選手権が 3月に行われるようになり、フェデックスカップ・プレーオフの試合が 4試合から3試合に減って、シーズンエンドが 8月末へと早められるなど PGA の年間スケジュールは 2019年から大幅に変更されることになった。以下は そんな全米プロゴルフ選手権の紹介動画(英語)である。

2019年大会のコース情報

2017 PGA2019年の第 101回大会は 8/16 ~ 5/19 の日程で ニューヨーク郊外、ロングアイランドにあるベスページ州立公園 (Bethpage State Park) のパブリックコース (Black Course) で行われる。このコースは 2002年と 2009年に全米オープンが行われたが 2002年の大会では タイガー・ウッズが優勝している。2019年大会のコース (7436 yards / par-70) は 2009年の全米オープンの設定より 10ヤードだけ長い。日本からは 今平、小平、松山の三選手が参加するが、注目は 何と言っても 100回大会で 2位に入り、4月のマスターズで優勝した タイガー・ウッズのプレーである。下の動画は Google Earth Fly-Over によるコース紹介だ。

全米プロゴルフ選手権の歴史

Wanamaker Trophy全米プロゴルフ選手権、第一回大会は 1916年に マンハッタンから車で北に 30分ほど行った所の ブロンクスビル (Bronxville, NY) にあるサイワノイ (Siwanoy) C. C. で行われ、イギリス人のジェイムズ・バーンズ (James M. Barnes) が優勝した。優勝トロフィーは その時に それと賞金を寄贈した ロッドマン・ワナメーカー (Rodman Wanamaker) の名前を取って ワナメーカー・トロフィーと呼ばれる。

1922年の全米プロ選手権で ジーン・サラゼン (Gene Sarazen) が優勝したが、米国生まれのアメリカ人が優勝するのは、それが 初めてのことであった。つまり、アメリカ人が優勝するまでに 5年を要した訳だが、多くのアメリカ人にとっては 屈辱的なことであったようだ。全米プロ選手権が始まった当時は、まだ、アメリカのゴルフの実力が イギリスのレベルに達していなかったということだろう。

当初 全米プロ選手権は マッチプレーの大会であったが、1958年の大会から 現在のストローク・プレー形式による大会に変更され(プレーオフは 3ホールのストローク・プレー)メジャー大会は全てストローク・プレー形式のトーナメントになった。

最多優勝記録には ウォルター・へーガン (Walter Hagen) と ジャック・ニクラウス (Jack Nicklaus) の 5回という記録がある。次いで 優勝回数の多い選手には タイガー・ウッズ (Tiger Woods) の 4回、ジーン・サラゼン (Gene Sarazen) と サム・スニード (Sam Snead) の それぞれ 3回など。また、比較的近年の記録では ニック・プライス (Nick Price) の 1992年 と 1994年、ビージェイ・シン (Vijay Singh) の 1998年 と 2004年、そして、ローリー・マキロイの 2012年 と 2014年の 2回の優勝がある。 » メジャー優勝者の記録

なお、全米プロ選手権のシンデレラ物語として 当時は無名だったジョン・デイリー (John Daly) が 補欠選手として参戦し 優勝した 1991年のクルックド・スティック (Crooked Stick) C. C. での大会を覚えているベテラン・ゴルファーは 少なくないだろう。この時、デイリーは 9番目の補欠選手だったが、試合前日の夜に ニック・プライス (Nick Price) が出場を辞退したため、チャンスが巡ってきたそうだ。あまりに直前だったので 6、7、8番目の補欠選手が出場できなかったのが彼に幸いしたのである。デイリーは アーカンソーからインディアナまで 夜中 寝ずに車を飛ばして試合会場に到着し 練習ラウンドもなしの ブッツケ本番で 初日に 69 (8位) というスコアでラウンドし、その後も 67、69、71 というスコアを出してトータル 276 で 2位に 3打差を付けて優勝したが そんなお話も 28年も前の出来事になってしまった。

最近の大会の結果

2017 PGA2018年の第 100回大会は 8/9 ~ 8/12 の日程で ミズーリー州、セントルイス (St. Louis) 郊外にある ベルリーブ (Bellerive C.C.) で行われた。このコースは 1992年に全米プロゴルフ選手権、また、1965年に全米オープンをホストした歴史あるコースで そのコース (7316 yards / par-70) の設定で行われた。2017年、18年の全米オープンを連覇したブルックス・ケプカ (Brooks Koepka) が 2位になったターガー・ウッズに 2打差をつけて優勝した。

2017 PGA2017年の第 99 回大会は 8/10 ~ 8/13 の日程で ノースカロライナ州、シャーロット (Charlotte) にある クウェイル ホロー (Quail Hollow Club) で行われた。このコースは 2003年から 毎年 Wells Fargo Championship をホストしてきたコースで そのコース (7575 yards / par-72) の様子は 大会の度に テレビ中継がなされてきたが 2017年の大会のために コース改造がなされ 本大会では 7600 yards / par-71 のコース設定で競技が行われ ジャスティン・トーマス (Justin Thomas) が優勝した。

2016 PGA毎年 8月に行われる大会であるが 2016年の第 98 回大会は 7/28 ~ 7/31 という 少し 変則的なタイミングで ニュージャージー州のバルタスロール (Baltusrol G.C.) で開催され ジミー・ウォーカー (Jimmy Walker) が 通算 -14 で -13 で 2位に入った ジェイソン・デイ (Jason Day) に競り勝った。松山選手は -9 で 4位タイに入っている。

2015 PGA一方、2015年の第 97 回大会は 8/13 ~ 8/16 の日程で ウィスコンシン州、コーラー (Kholer) の ウィスリング・ストレイツ (Whistling Straits) で行われ ジェイソン・デイ (Jason Day) が メジャー史上 最高の -20 という記録を打ち立て、二位に入った ジョーダン・スピース (Jordan Spieth) に 3打差をつけて優勝した。この大会では 岩田選手が 大会 2日目に 63 のコースレコード 且つ メジャーの 18ホール 最少スコア タイ記録という凄い記録を達成した。その他にも、この大会では ジョーダン・スピース (Jordan Spieth) が 年間のメジャーでの トータル・スコアを -54 にまで伸ばし タイガー・ウッズの 2000年の記録を書き換えた。

なお、2014年大会は ケンタッキー州、ルイヴィル (Louisville) の郊外にある ヴァルハラ・ゴルフクラブ (Valhalla G.C.) で行われ、ローリー・マキロイが フィル・ミケルソン (Phil Mickelson) に 1打差で競り勝ち、優勝。また、2013年大会は ニューヨーク州、ロチェスター (Rochester) 郊外のオークヒル・カントリークラブ (Oak Hill C.C.) で行われ ジェイソン・ダフナー (Jason Dufner) が ジム・ヒューリック (Jim Furyk) に 2打差で優勝している。

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