コリン・モリカワ

2021年の全英オープンに優勝した コリン・モリカワ｜Collin Morikawa は 2019年に プロに転向。2018年には アマチュア世界一位の経験もあるが プロ転向後は 僅か６戦目の Barracuda Championship で最初の１勝を果たしている。翌年 2020年には 全米プロに優勝 そして 2021年の全英オープンにも優勝し PGA ツアー５勝目を飾った。メジャーの２勝は どちらも 初めての参戦での優勝という偉業である。東京オリンピックには アメリカ代表選手の一人として来日するが、この時点で 世界ランキング 3位の彼は 1位のジョン・ラームに次ぐ 最有力優勝候補になっている。以下は 彼が優勝した 全英のハイライト動画である。

コリン・モリカワは 1997/2/6 ロスアンゼルス生まれのアメリカ人で 日系人の父と中国系アメリカ人の母を持つ。身長・体重が 175cm・73kg という体格で 平均的な日本人男性のそれと大差なく、ドライバーの平均飛距離も 294.3 ヤード（114位）で パワーを武器にしている選手ではない。しかし、パーオン率（72.05%）と平均バーディー数（4.48）は 2021年 7月現在 ツアー 1位で アイアンの切れ味が抜群の選手である。また、プロ転向後 22試合連続予選通過という記録も残しており（タイガーウッズの 25試合連続に次ぐ記録）その安定感抜群のゴルフも強みの一つである。

次の動画は そんなコリン・モリカワのアイアン・ショットである。バックスイングのテンポは ゆっくりめで トップで 若干 肘は 曲がるが 手首は ダスティン・ジョンソンまでではないものの 外側に曲がる 所謂 bowed wrist top のスイングである。トップでのポーズは殆どなく 切り返しのテンポは 比較的 速い。

因みに、2021年には オリンピック前までに 14試合に出場し、2月の WGC-Workday Championship にも優勝していて、予選を通過できなかったのは Zurich Classic の１試合だけ。14試合中、トップ 10 の大会は 8 試合、率にして 57% もあり 獲得している FedEx Cup ポイントも 1位だ。