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チップショットの意識改革

Introduction

セットアップ
上手な人が簡単に寄せて ワンパットで入れてしまうような チップショットが寄らずに 無駄なストロークを重ねている人も少なくないと思うが そうした人達に試して欲しいのが 今までとは違った 新たな意識と概念に基づいた 以下に説明する とてもシンプルなチップショットの打ち方である。

チップショットのお手本

下のイラストは チップショットのお手本的なものあるが これからも分かるように チップショットで大切なことは クラブの振り幅 (1) 〜 (5) をコントロールすること そして クラブヘッドより先に もしくは 一緒に 手が動くイメージでクラブを振ることである。球を上げようという意識が働くと (2) か (3) の辺りで 手が止まり易いものだが 球を打った後も イラストの (3) - (4) - (5) と 手を止めずに クラブヘッドと一緒に ターゲットの方に手を動かすと言うことだ。

チップショット

水入りのバケツを振るイメージ

バケツ右図のように 水の入ったバケツを両手で持って 腕を振った時、腕の振りを急に止めれば 水は溢れてしまう。溢れないようにするには 腕の振りの加速・減速をゆっくりすることだが、チップショットで球を打つ時も同じように 腕の振り方をバケツの水が溢れないようなスタイルにしてやれば 失敗は 激減するだろう。

球を打つ前のダウンスイング 即ち (1) ~ (2) で 力が入って スイングのスピードを急いで上げ インパクトの直後に 肩と腕 そして 手の動きを止めてしまえば バケツは 右のイラストのような動きをし 水は 溢れてしまう。そうならないように 腕の振りは (4) ~ (5) で ゆっくり 減速する。ボールを飛ばし過ぎないようにし 5 ヤードとか 10 ヤード程度先のターゲットに柔らかく球を落としたい訳だから クラブヘッドは ゆっくり動かす必要がある。手首の動きを抑えて (1) ~ (4) まで 一定のスピードで腕をゆっくり振り 手を動かし続けることが出来れば クラブヘッドは 手より少し遅れて出てくる形になり クラブヘッドと球がクリーンにコンタクトする確率は 格段に高くなるだろう。

腕の三角形手首の動きを抑えるには テイクバックで 左肘は もちろんのこと 右肘も ほとんど曲げないようにして 腕の三角形の形が崩れないフォームでクラブを振って ソールが滑るくらいの緩やかなダウンブローでクラブヘッドを落としてやるのが理想である。右のイラストは その腕の三角形のイメージを示したものだが その三角形を維持して ゆっくり腕を振るようにすれば 大きな筋肉を使って クラブが振れるだろう。なお、その時に 左右の手や腕の一方だけに力が入らないようにすることにも 気を配って欲しい。両腕に 50/50 のイメージで バランス良く力が入れば より高い確率で ボールをクリーンに捕らえることが出来るが 右手に力が入り過ぎれば 通常 ダフり易くなるし、左手に力が入れば トップになり易いだろう。 バランス良く クラブを振るには 肩、腕、手の力を抜いて 左右の肩を均等に使うよう意識すると良いだろう。

球の位置とクラブの落とし方

チップ・ショットのボールの位置
また、常に 気をつけて欲しいのが球の位置。右図のように オープンに構えたスタンスの両足のつま先中央(赤の球の位置)に球を置く人が少なくないようだが それでは 頭の位置や体重の掛け方にもよるが 背骨のライン 即ち スイングの軸より左(前)に球が来ることになる。球は オープンに構える前 つまり スクウェアに構えた状態の両足の中央から右足のかかとの間(グリーンの範囲内)に置くのが正しいポジションだ。球を左に置き過ぎると 無理な調整をしない限り 球をスイング軌道の最下点の前でクリーンに打つことは 難しくなるから要注意。低く出すチップショットで転がしたければ 球は より右側に、逆に 球を上げて打ちたければ その度合いに応じて球を左に置けば良いことになる。ただし、繰り返しになるが 図のオレンジの中に球を置かないことが原則である。

クラブの落とし方
加えて、クラブを落とすポイントとクラブの落とし方にも注意を払ってみよう。ショットの時に クラブヘッドが アドレスした時の位置に戻り クラブのリーディングエッジがボールの真下の芝にコンタクトするイメージ、即ち、右図(1)のようにクラブをダウンブローに落としていく人が居ると思うが そのイメージでは ミスが多くなるだろう。少しでも手前にクラブが入れば ダフってしまう可能性が高くなる。そうではなく 右図 (2) のように ちょうど球一個分くらい球の先の芝に クラブのソールの底が軽くぶつかるような緩やかなダウンブローで クラブを落とすのが 正しいチップショットの打ち方のイメージである。この時に クラブのリーディングエッジが 芝に当たるようにするのではなく ソールの底が地面に軽くぶつかるよう 手の動きを止めずにクラブを動かし続ければ クラブの抜けが良くなり ショットのリズムも良くなるだろう。

意識改革

意識改革腕の三角形をキープし 水が一杯入ったバケツを両手で持って その水をこぼさないようにクラブを振るイメージは この正しいクラブの振り方、クラブヘッドの落とし方を実践するために役立つはずだが キーポイントは ダウンスイングのスピードを「ゆっくり」そして フォロースルーでも 暫くは そのスピードを維持し 手の動きを止めないこと。多くの人は (a) バックスイング (b) ダウンスイング (c) フォロースルーからフィニッシュの意識の配分が 3 : 6 : 1 のように ダウンスイングに 集中する傾向があり それ故に ダウンスイングのスピードが速くなり過ぎ ボールを打つと直ぐに 体や手の動きが止まる傾向にある。そこで 自分の意識が どうなっているのかを 一度 良く考えて欲しいのだが もし 同じような傾向があるとしたら 考えて欲しいのが (a) 3 : (b) 6 : (c) 1 のような意識を (a) 3 : (b) 3 : (c) 4 的なものに変えることである。そんな発想で腕を振れば ダウンスイングのスピードを「ゆっくり」そして フォロースルーでも 暫くは 手の動きを止めないと言うことが出来る可能性は 高くなるだろう。その上で 腕とクラブの振り幅を決め その振り幅でスイングすることに集中することだ。練習では 様々なチェックポイントを意識しながら球を打つことも必要だが、実戦では シンプルに イメージした腕とクラブの振り幅でスイングすることだけを考えて集中する。そんな意識でショットに臨めば 雑念を排除できるから そのアプローチで成功する確率は 格段に高くなるだろう。

以上、正しい手の動かし方を身に付け、ショットの時に考えるのは シンプルに バケツの水と振り幅だけ、そして、そのことだけに集中すれば グリーンを外しても 簡単に寄せて ワンパットで入れることが出来るケースは 断然 多くなるだろう。

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