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1-2-3 距離調整 メソッド|3 パットをなくせ

Introduction
ゴルフは ショットでも パットでも その距離を正確に合わせることが 非常に重要なゲームである。パット、チップ ショット、ピッチ ショットなど、上手く寄らないケースのほぼ 9 割が 短かったり、長過ぎたりと 望ましいタッチで ボールを打つことが出来ないという 所謂 距離感の問題によるものだ。その内、ダフりや トップなど 明らかに 打ち損じたショットは 別にすれば ミスの原因は 全て 距離の調整が上手く出来てないことに因るもの。つまり、タッチ または 距離感が合っていないことに 起因するものである。

1st パットの長さ

ファーストパットの距離グリーンの大きさは 一定ではないが その幅と奥行きは 30ヤード (Y) 前後のものが多い。大きなものでは 40Y を超えることもあるが、前述のような平均的なサイズのグリーンでも グリーンに乗せ その 1st パットが 5Y 以内からになることは 少ない。ここで、幅と奥行きが それぞれ 30Y の 右のような円形グリーンで カップが中央に切られているケースを 例に 1st パットの距離が どうなる可能性が高いのかを考えてみよう。グリーンのカップから 10Y 以上の距離を占める部分 (黄色) の面積の割合は 図に示したように 55.6% にもなる。直径 30Y の円形グリーンでは 5Y 以内のグリーンの面積は 全体の僅か 11.1% に過ぎず、それが 直径 40Y のグリーンともなれば 6.3% になる。つまり、アプローチ ショット後のパットは 別にしても グリーンに乗せたものの 1st パットの距離が 10Y 以上になる可能性は その人のショット力にも左右されるが アマチュアの場合は 極めて 高いのだ。上図の様な感じで 左手前にボールが乗ったら 1st パットは 12Y と言うことになるが 大きなグリーンでは 勿論のこと カップが 端の方に切られている場合も 非常に長いパットになることは 珍しくない。

2nd パットの長さ

このように 1st パットが 比較的 長いパットになることは 多く、それを打った後の 2nd パットが 短いものでなければ 3 パット以上になる可能性は 高い。ただ 2nd パットに 長いパットが残るのは 1st パットを左右に外す誤差も 多少 影響するが その大部分が 距離の誤差によるものだ。12Y のパットで 10% の距離の誤差が出れば 残ったパットは 1m 以上になる訳で 距離の誤差は 10% でも ちょっと大きく、難しいと思うかも知れないが 5% 程度に 抑えたいのである。そんな距離の誤差を 最小限に抑えるために 有効なテクニックが 1-2-3 距離調整 メソッドである。

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1-2-3 距離調整 メソッドとは

123比較的 距離のあるパット また チップ ショットの時にも 威力を発揮するのが 1-2-3 距離調整 メソッド(当サイト 命名)というテクニックである。素振りを連続して 3回しながら イメージを作って 距離感を 合わせる方法だが 打ちたい距離の約半分 (1/2) の距離を打つのに 適当と思われる強さの素振り それが (1) そして そのすぐ後に 打ちたい距離の 3/4 の距離に相当する距離の素振りで それが (2) である。そして、最後に 打ちたい距離の素振りで それが (3) になる。これを セットで 連続して行う。最後の (3) の時のフィーリングが ピッタリ来れば そのスイングの大きさとスピードで ボールを打つ訳だが そうでない時は もう一度やり直す。どんなショットにも応用できる方法で これを プリショット ルーティンに組み込めば パットだけでなく ピッチ ショットも チップ ショットも その距離の精度アップが 期待できるだろう。

この方法の優れたところは 相対的に スイングの大きさと スピードを チェックして 打つべき距離の感覚を見つけ出すところにある。1 回目の素振りは 打とうとするショットの約半分の距離と言ったが 実は 何でも良い。最も 距離感に 自信のある距離でも良いし、打ちたい距離の半分ではなく 逆に 2倍でも良い。そのスイングを基準に それよりも 少し短かかったり 長かったりする 最終的に打ちたい距離と 1 回目の素振りの距離の中間点の素振りを 2 回目としても良いのだ。打ちたい距離の素振りだけでなく、少し短かったり、長かったりする距離のショットを想定した素振りをすることで 距離感、即ち、ボールが飛んで行ったり 転がって行くイメージは 一気に 実感を増し 研ぎ澄まされる。体を動かしながら 準備をすることで 迷いや 不安感を 消してくれる効果もある。

好ましいリズムで パットに臨め

1-2-3 というリズムで 素振りをし アドレスに入り そして 打つ ということで 流れや 好ましいリズムが作れる点もメリットである。ショットの時は スイングのメカニクスなどについて考えずに 無心に打つことが良い結果につながるから 1-2-3 のリズムが それを促すという理屈である。

まずは アプローチの練習場や 練習用のパッティング グリーンで(仮想の)ターゲットを設定して素振りをすることから始めてみよう。そして、その次のステップとして 1-2-3 のテクニックに基づく 素振りを練習。ロング パットや チップ ショットで 距離のコントロールが苦手な人にとっては 極めて 大きな効果が期待できるテクニックになるはずだ。是非、お試しください。

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