ギャップウェッジの選び方|スムースなロフトの流れが鍵
♦ ピッチングウェッジのロフト
Titleist Iron |
5I Loft |
PW Loft |
27° |
47° |
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26° |
47° |
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27° |
46° |
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25° |
44° |
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25° |
43° |
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23° |
43° |
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20° |
38° |
最近のクラブについて 詳しくない人は 驚くかも知れないが 最近のアイアン セットの PW のロフトは 43° ~ 46° が主流である。一方、かつて 標準だった 47° とか 48° の PW は 少数派になった。一部に 例外はあろうが 初級、中級のゴルファーをターゲットにしたアイアンは 43° - 44°が、また、上級者を意識したフォージド(鍛造)のクラブでも 46° が主流になりつつある。ヤマハや プロギアの 4本とか 5本セットの良く飛ぶアイアンに至っては 40°、中には 38° のような PW のアイアン セットまで売られるようになっている。因みに、ミズノの鍛造アイアン、例えば、MP-4、MP-5 のような 上級者向けのクラブでも PW は 46°(#5I - 27°) である。また、テーブル(モデルで異なるロフト)に示したように 同じメーカーのクラブでも モデルによって PW のロフトは 様々だ。上の例は テイラーメイドの アイアン 620 と T シリーズの ロフトである。
最近のクラブでは(既に 販売されていないが)テーラーメイドの TP MB Smoke というクラブが 48° の PW のモデルだった。実は これ以外に 最近のクラブで 48° の PW の市販のセットには お目にかかったことがない。PW のロフトが 48° などと思い込んでいる人は GW のロフトが大き過ぎるものになっている可能性が高い。前述のように、市販されているクラブは 圧倒的に 44° のセットが多く、次に一般的なのが キャロウェイと ピンの中級者向けのクラブで見られる 45° の PW である。つまり、上級者向けのクラブでなければ PW のロフトは 44° か 45° の可能性が高いのだ。とにかく まずは 自分のアイアン セットの PW のロフトを確認しておこう。右のリストは それぞれのメーカーのアイアンの販売用のページで、番手ごとのロフトなど、商品のスペックが明記されているページにアクセスできるリンクなので 実際に販売されているアイアンのロフトが どのようになっているか 確認してみると良いだろう。
♦ ギャップの埋め方
ギャップウェッジ 図解
スムースな ロフトの流れ
SW や GW は 打ちたいショットによって フェースをクローズドにしたりオープンにしたりという具合に色々な使い方をするから その使い方によって 好みのソールの形状、リーディング・エッジのスタイルなども変わってくる。バンカーショットや 深いラフからのショットにも多用したいのであれば バウンス角が 10° ~ 12° と 少し大き目なものが良いだろうし、フェアウェイから よりスピンの効いたショットを打つのが 主目的であれば 6° ~ 8° のような バウンス角の小さ目なものを選べば良いだろう。実際に販売されている ウェッジをチェックしたい人は 以下のリンクから そのスペックや価格をチェックして下さい。
♦ その他 クラブ選びの注意点
なお、クラブの重量(総重量とスイングウェート)は モデルによってかなりの差があるから アイアンセットからのフローを考えて アイアンのセットが軽いモデルであれば 450g 以下の軽めのクラブという考え方もあるが、コントロールショットでの応用が多いウェッジでは 重量のフローよりも そうしたショットの打ち易さで 少し重めの 450g ~ 460g のクラブを選んだ方が良いかも知れない。ウェッジは 圧倒的に スチールシャフトのクラブが多くなるが、軽めのものであれば シャフトは NS PRO だし 重めのクラブであれば ダイナミック ゴールドのクラブをチェックすると良いだろう。因みに、重めなウェッジは 470g 前後の総重量で スイングウエイトが D4 ~ D5 である。また、最近のウェッジは どのモデルも 良くバックスピンのかかる角溝(Uグルーブ)のスコアライン(新ルール対応)になっているはずだが そうしたスペックも 念のために クラブを購入する時には 確認すべきである。右上のリストは 各ウェッジ メーカーの製品のページへのリンクで ロフト、バウンス角、重量、商品の写真などをチェックできるので、実際に販売されているウェッジに どんなものがあるのか 確認して欲しい。
短いパー 4 の二打目やパー 5 の三打目など 80 ~ 100ヤードくらいのショットでの応用は もちろんのこと、ギャップウェッジは 60 ~ 70ヤードのノックダウンショットやグリーン周りのアプローチショット、少し距離のあるバンカーショットなどにも応用可能なクラブだから、その使い方については じっくりと時間をかけて研究をしてもらいたいクラブである。