パッティング グリーン|新ルール解説

Introduction

パッティング
2019年の 新ルールへの移行によって ルールが 大幅に改定される。新ルールでは その条文の構成も 大きく変更され 規則 1 ~ 規則 34 で構成されていた ルールが 規則 1 ~ 規則 24 という構成になる。例えば、旧ルールでは 規則 16「パッティング グリーン」、規則 17「旗竿」となっていたものが、新ルールでは 規則 13 「パッティング グリーン」となり、その下に 13.1 グリーン上で許される もしくは 要求される行動 (Actions Allowed or Required on Putting Green) と 13.2 旗竿 (The Flagstick) という条項があって そうした構成で 同じ範疇のルールが カバーされる。そんな新ルールの英語版が R&A と USGA から 2018年の春に リリースされているので それに準じて 以下に グリーン上のプレーに係わる新ルール (新規則 13) について ここでは 新旧のルールを対比しながら 詳しく解説する。(2019年になるまでは 旧ルールではなく 現行ルールと言うべきであろうが ここでは 便宜上 それを旧ルールと呼ぶことにする。なお、新ルールの日本語版は 2018年 11月に JGA からリリースの予定)

グリーンは 特別な場所

新規則 13 の冒頭には「グリーンは ボールを転がして プレーをするために調整された特別なエリアで 旗竿が それぞれのホールにはあり コースの他のエリアとは 異なるルールが適用される」と 記述されている。原文は "Putting greens are specially prepared for playing the ball along the ground and there is a flagstick for the hole on each putting green, so certain different Rules apply than for other areas of the course." である。その異なるルールの最たるものが ご存知のように グリーン上にある ボールは マークをして 拾い上げて 拭くことが出来ることだが、禁止されている行為もあり、特別な配慮も必要になる。特に、旧ルールの下では ルール違反に該当する禁止行為が数多くあったが、その公正性や合理性には 疑問を持たざるを得ないような ルールが幾つも存在した。そんな グリーン上のプレーに関しても 新ルールでは ゴルフの普及に資する (a) ルールの簡略化 (b) プレーのスピード化 の観点から様々な改定がなされた結果、新たな当該ルールは より分かり易く フェアーで 合理的なものになったと言えよう。

新旧ルールの相違点

その詳細については 後述するが パッティング グリーン上のプレーに係わる 新旧ルールの主な変更項目は 以下の 1 ~ 4 の通りである。

    1. パットのラインに触れる行為
    2. グリーン面の損傷の修復
    3. ボールが動いた時の罰則と処置
    4. 旗竿を残したままの パット


グリーン上での禁止行為

旧規則 16 では その最初に 16-1 a パットの線に触れること という条項があり、そこには ルールが許している正当な理由なしに パットのラインに触れてはならない というルールの記述がある。例えば、キャディーとの コミュニケーションの際に パットのラインを示すために パターで グリーン面のパットのラインに該当する箇所をタッチして確認するような行為をすれば 旧ルールでは 違反になった。しかし、このパットの線に触れることに係わる The line of putt must not be touched という記述は 新ルールでは 完全に削除された。

また、旧ルールでは グリーン面の損傷の修復で それが許されるものと 許されないもの (例えば、スパイクマーク) があり その公正性や合理性については 長年にわたって 疑問が持たれていたが、そんな禁止行為の殆んどが 新ルールでは 削除される。従って、グリーン上で スパイクマークの修復のような行為を含め グリーン面に触れる時に起こり得る ルール違反に対する気遣いの必要は 完全に なくなる。

残される禁止行為は グリーン面のテスト で 13-1 e No Deliberate Testing of Greens に その詳細が記述されている。グリーンの芝目をチェックする目的で 芝を擦ったり ボールを転がして パッティング ラインをチェックするような行為は 新ルールの下でも 禁止行為として 残される。

旗を残したままパット

以上の様に グリーン上での禁止行為の多くがが削除される訳だが 旧規則 17-3 c. に明記されている グリーン上でストロークする場合は 旗竿に当たってはならない、即ち、グリーン上では ピンを抜かなくてはならないという プレーの仕方に大きな影響を与えてきた 規制もなくなる。つまり、新ルールの下では ピンを 抜いても 抜かなくとも良いのである。ただし、ピンを抜く、抜かないに係わるプレーヤーの決断に伴う 禁止行為、即ち、パットをした後に 状況を見て その決断を変更して ピンを立てたり、抜いたりすることは 新ルールでも 禁止行為に該当する。パットの時に アテンドしてもらった ピンに ボールが当たれば それが自分のキャディであれば 自分に、また、同伴競技者がアテンドした場合は (旧ルールと異なり) アテンドした同伴競技者に ペナルティ (2 打罰) が科される。ただし、それがアクシデントによるものだと裁定される 特別な理由がある場合は この限りではない。

説明が前後する形になるが、新ルールに於いて ボールが動いた時の罰則と処置については 13-1 d. When Ball or Ball-Marker Moves on Putting Green に その内容が記述されている。(1) ボールを誤って動かしてしまった場合 罰はない - No Penalty for Accidentally Causing Ball to Move (2) 自然にボールが動いた時の ボールのリプレース - When to Replace Ball Moved by Natural Forces という二項目があり、その詳細が記述されている。要約すると (1) には 自分で誤って動かしてしまった場合は その理由の如何に係わらず ボールを 元の場所に戻して 無罰で プレーをする、そして、(2) 自然と動いてしまった場合は ボールをマークする前 (a) と 後 (b) で 処置の仕方は 異なり、(a) の場合は ボールが新たに止まった所から (b) の場合は 元の場所に戻す と記述されている。

その他 注意点

前述のように 新ルールの下では ピンを 抜いても 抜かなくとも良くなるから パットをする時に ピンを残したまま パットをするケースが 多々見られるようになるだろう。しかし、同伴競技者が ピンの傍に立っている場合 もしくは 自分が パットをする人の同伴競技者として ピンの傍に立つ時は 要注意である。一方に ピンの傍に人が立っていることを確認していて これからパットをする プレーヤー、他方に これからパットをしようとしている同伴競技者が居ることを認識していて ピンの傍に立っているプレーヤーが居る場合、2人の間には 何の会話がなくとも そこには ピンに アテンドして プレーをするのだという合意があったものと 旧ルールでは 見なされるので (旧裁定集に 明記されていること) 新ルールでも 同様の判断がなされるはずだ。また、同伴競技者がアテンドして ボールが ピンに当たった場合、新ルールでは アテンドした人に 2打罰のペナルティが (旧ルールでは それが故意に行われたのでなければ パットをした人に対して ペナルティが科されたが) 科されると明記されている。一方で 新ルールでは パットをした人は 無罰であるが ピンに当たる様なナイスパットなのに そのプレーは 無効になり パットを し直さなければならない。それは 新規則 11.2 動いている球が 人によって 故意に 方向を変えられたり 止められた場合 - Ball in Motion Deliberately Deflected or Stopped by Person の c. (2) Stroke Made from Putting Green. The stroke does not count, and the original ball or another ball must be replaced on its original spot (which if not known must be estimated) に明記されていることである。ただし、新ルールの裁定集のリリースは 2018年の秋になる予定で、前述の説明は 新ルールの文言だけを考慮した形での 著者の解釈で 最終的には これからリ―リースされる裁定集の説明で このようなケースの裁定がどうなるのかは 確認した方が良いだろう。ピンに ボールが当たった場合に それが 2 打罰のペナルティに該当する行為か否かの裁定は どの様な行為がルールに定められるところの deliverately (故意に) に該当する行為なのか、また、同様に accidentally (誤って) と判断される行為になるのか次第だろうが、ルールを知らずに ボールが ピンに当たるのを ピンの横に立って 見ていた場合は 誤ってしたこととは 裁定されないと考えるのが妥当であろう。いずれにしても、パッティング グリーンに係わるルールは 簡略化されたとは言え まだまだ 間違い易い側面が残っているので 競技ゴルフに携わる人は 確り 新ルールの内容を確認し 間違いを犯さないよう 覚えておく必要があるだろう。 英語版 新 ゴルフルール

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