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ルールとゴルフ用語|確り覚えてプレーしよう

ゴルフルールを正しく覚える上で必要なのが ルールに係わるゴルフ用語の知識である。例えば、池ポチャやカート道路の救済を受ける時に必要な知識を覚えるには 救済に関わるゴルフ用語を知る必要がある。ゴルフのルールは この「救済」とやってはいけないこと、即ち、「禁止行為」を確り覚えることが重要で ここでは その二つの視点から 覚えておいて欲しい重要な用語の紹介と要点の解説を行うが まずは 下の動画を見て欲しい。

救済
まず、救済に係わる用語で大切なのが救済の基点|reference point of relief で そこから 1 or 2 クラブレングスのホールに近づかないエリアという意味の 救済エリア|relief area という言葉も重要である。さらに、無罰の救済を受ける時に 必ず 必要になるのが ニヤレストポイント|nearest point of relief を決めることで この言葉の意味を正確に理解し 覚える必要がある。ゴルフルールを覚える時の 一丁目一番地とも言える知識である。基本的に、ゴルフの救済は 特殊なケースを除き 球をヒザの高さからドロップすることになるが それをルール通りに行うためには 救済の基点、クラブレングス、救済エリア、完全な救済、ニヤレストポイント、プレーの後方線上の救済などの言葉の意味をよく理解した上で 覚える必要がある。▷ 詳細

次に、禁止行為に係わる用語だが それを覚える前に 抑えておきたいポイントがある。それは ゴルフが「球は あるがままにプレー」という概念を重視するゲームと言うことだ。"Play it as it lies." つまり、球が転がって止まった時の状態を左右する偶然性|randomness を重視するゲームなのである。そこに生えている草の状態、周りにプレーの邪魔をする木々があれば それをそのままの状態で受け入れて プレーをしなければならない。それを勝手に変えるのは ご法度である。練習スイングで スイング時に邪魔になる所にある枯葉を落とせば 2 打罰になるが、そうしたルールは Play it as it lies の考え方から派生した禁止行為である。他方、人工物がプレーに影響を与える場合は 原則 その影響をなくして(救済を受けて)プレーをすることが許されている。プレーに影響を及ぼすものが 自然物か 人工物かが重要になる。さらに、自然物でも枯葉や小石のように コースに転がっているものと 地面に埋まっている石や折れてしまっているが 木にまだ付いている小枝では ルール状の取り扱いが異なってくる。

実は そんな Play it as it lies に関連する重要なゴルフ用語が幾つかある。まずは ルースインペディメント|loose impediment と言う言葉。コースにある 小石、落ち葉、小枝、虫、糞などで 地面に埋まっていないもので プレーの邪魔になる ルースインペディメントは 取り除くことが出来る。所謂 ハザード内の ルースインペディメントには 触れることさえできなかったが、新ルールでは バンカー内、ペナルティーエリア内に係わらず それを取り除くことが出来るようになった。ただし、グリーン上の球を除き ルースインペディメントを動かした結果 球が動けば 1 打罰で 球を元の位置に戻して プレーしなければならず それを怠れば 誤所からのプレーで 2 打罰が科される。

一方、コース上にある人工物は 障害物|obstruction と定義され それには 道路・通路の人工の表面と側面 及び その他の人造構造物が含まれる。ただし、アウトオブバウンズの境界を定めるもの、例えば、壁、柵、杭、レールや動かせない人工物で アウトオブバウンズにあるすべての部分、加えて、委員会により コースと不可分の部分|integral part of the course に指定されているすべての構造物は この限りではない。つまり、例外があると言うこと。なお、障害物は ルール上 a. 動かせる (movable) 障害物と b. 動かせない (immovable) 障害物に分類され、動かせる障害物は スイングの邪魔になるものだけでなく プレーの線上にあるものも 邪魔にならない所に動かすことが出来る。一方、動かせない障害物は スタンスやスイングの直接妨げになれば 救済のニヤレストポイントから 1 クラブレングス内で ホールに近付かないエリアに 球をドロップして 無罰で プレーをすることが出来るが、プレーの線上にあるものが邪魔になっても 救済は 受けられない。

加えて、異常なコース状態|abnormal course condition と言う言葉も重要な意味を持つ。ルールでは (a) テンポラリーウォーター、(b) 修理地、(c) 穴掘り動物、爬虫類・鳥類が作ったコース上の穴・吐き出したり掻き出した土・通り道を 総称して 異常なコース状態(旧ルールでは 異常なグラウンド状態)と言う。球が その中にある時 また スタンスがそれにかかったり それがスイングを干渉する場合は ルールに従って 無罰の救済が受けられる。因みに、テンポラリーウォーター|temporary water のことを旧ルールでは カジュアルウォーター|casual water と言った。

以上のように ルールを学ぶ上で大切なゴルフ用語には 救済の基点、救済エリア、クラブレングス、ニヤレストポイント、ルースインペディメント、障害物、異常なコース状態などがあるが これらの言葉は その内容をよく理解した上で覚えておいて欲しいものである。当サイトの ゴルフルール解説|一覧 も参考に 必要と感じるものだけで良いので チェックして下さい。他にも、ゴルフコースが(ルール上)ティーイングエリア、ペナルティーエリア、バンカー、パッティンググリーンと それ以外のエリアである「ジェネラルエリア」から成り それぞれのエリアに 異なるルールが適用されると言うことも覚えておいて欲しい。また、外的要因|outside influence、プレーの線|line of play、アンプレヤブル|ball unplayable、アンカリング|anchoring などと言った用語も サッパリ意味不明と思う人は その言葉の意味を調べてみると良いだろう。▷ ゴルフ用語辞典

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