リピータブル スイング|再現性を高めよう
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• はじめに |
• スイングの再現性 |
• 重力質量と 慣性質量 |
• 腕と手首の動かし方 |
♦ スイングの再現性
グッドショットは 時々出るが それを高い頻度で打てない。偶々 間が良かった時に グッドショットになるに過ぎず、それが出るスイングを思うようには 再現出来ないという問題を抱えている人が多い。如何に 素晴らしいショットが時々出来ても 繰り返し 再現できなければ お気付きの通り その価値は 低い。それが出ることを期待し 毎回 ショットをするだけでは 残念ながら 良い結果にはならない。上手になるには 絶対に ゴルフスイングの再現性に拘る必要があり どうしたら 毎回 同じようにクラブを振れるのかを考える必要がある。そして、その高い再現性の実現こそが ゴルフ上達の鍵なのだ。
そんなスイングの再現性を考える上で大切なのが スイング時のクラブの感触だ。最終的に クラブフェースで ボールを捉えるのだから クラブヘッドが何処にあって、そのフェース面が何処を向いているのかという感触が 重要なことは言うまでもない。それを感じ取って コントロールしているという感覚がなければ 毎回 同じようにクラブを振ることは 難しい。そんな クラブの感触は 上半身の回転や下半身の安定 そして 体全体のバランスなどの影響も受けるが 何と言っても (a) クラブの握り方と握る強さ、(b) 腕の振り方、(c) 手首の使い方に左右されるところが大きい。クラブヘッドの動き、特に、その加速・減速は (b) (c) の影響を大きく受ける。
♦ 重力質量と 慣性質量
ここで クラブヘッドが何処にあるのかの感触について説明するにあたり まずは 重力質量と慣性質量という概念について説明しよう。引力と質量によって重力質量 つまり ものの重さが決まるが、長い棒の先に錘が付いていれば その棒の長さに比例して 手元に感じる重力は てこの原理で大きくなる。因みに、クラブヘッドの重さ(重力質量)は クラブが地面に 水平な時に 最も大きくなり その時に クラブヘッドの重さ、即ち、感触を(クラブが動いていない条件下では)最も 明確に感じ取ることができる。一方、慣性質量は ものが加速しながら動くことによって 質量と加速度が変数になって生じる力で それによっても ものの質量、即ち、重さを 感じることができる。つまり、クラブヘッドを感じながら打つためには 重力質量と慣性質量を上手く使う必要があるという理屈になる。
♦ 腕と手首の動かし方