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腕をゆっくり振れ|ゴルフスイング改良

Introduction

プロのトーナメントの練習場で選手達がボールを打っている姿を見ていると あれがフルスイングなのだろうかと思うくらい ゆっくりとしたテンポで クラブを振っているプロが目に付く。初めて その練習風景を見た人がプロのスイングは ヘッドスピードが速いのだから 見た目の動きも速いはずだというイメージとのギャップに ちょっとビックリする という話は よく耳にする処である。

ツアープロの練習風景

そんな練習風景を さらに良く観察すると その肩が良く回転していることやスイングアークが大きいことにも気が付くだろう。特に、ショートアイアンでは スリークォーターのスイングのように見えるバックスイングなのに スイングの孤が大きく見えるし、ターフを後ろに飛ばす選手が多いのも アマチュアの練習風景との違いだろう。腕をゆっくり、そして、肩をフィニッシュまで 確り回転させて クラブを振っているからこそできる技である。

ツアー・練習風景

リピータブルなゴルフスイング

ゴルフでは リピータブル (repeatable) と言う言葉が良く使われる。自分にとって理想のフルスイングの大きさとテンポを確り把握し、リピート出来るようにすること。つまり、バックスイングでの肩の回転と腕の振り方で決まるスイングの大きさ、スイングのテンポ、さらには、力の入れ方といったことの自分なりの基準を確り持って 何時も同じようにスイング出来るようにすることが大切なのだ。良く 80% の力で振るくらいのイメージで などとも言うが、大雑把な 体全体の動きのイメージだけでスイングするのではなく、自分で 安定して 繰り返し行えることの出来る フルスイングの肩の回転と腕の振り方(スイングの大きさ、テンポ、力を入れるタイミングなど)を より定量的に意識してコントロールする練習をし そのスイングが実戦でも行えるようにすることが上達の鍵なのである。

自分のスイングは 分かっていると思っている人でも フルスイングで 肩の回転と腕の振り方で決まる スイングの形とバランスに対する理解は 案外 深いものでないことが多い。肩の回転、腕の振りの方向や大きさ、スイングのタイミングとテンポがどうあるべきか という観点から 自分のスイングを再確認すると その問題点が見えてくる人は 少なくないはずだ。

下の表を見て欲しい。例えば、自分のフルスイングの肩の回転と腕の振りの大きさと タイミング / テンポ が それぞれ 1 - 2 - 3 で表記して (2) だとした時、肩の回転をより大きなもの (3) にし、腕の振りを少し抑えめに (2) から (1) にしてみる。さらに、腕を振る 始動のタイミングを遅らせて (1) にし、ゆっくり振ったら どうなるかといったことを検証して欲しいのだ。

ゴルフスイング 大きさ タイミング / テンポ
 (A) 肩の回転 1 - 2 - 3 1 - 2 - 3
 (B) 腕の振り 1 - 2 - 3 1 - 2 - 3

肩と腕の動きのベストな組合せ

そして、自分にとってベストな組合せが何なのかを 実際にボールを打ち比べながら考えて欲しいのである。普段の(今までの)自分のゴルフスイングで 肩は 回転量とスピードの観点から どのように回転しているか (?) 腕を振り上げ過ぎていないか (?) 肩と腕の位置関係は (?) などが チェックポイントだ。ダウンスイングでは 肩の回転に腕が少し遅れてついて行く。そんなタイミングで腕が始動するように工夫してみよう。また、トップからダウンスイングで 手を下に スーッと落とせば クラブを上手く振ることが出来るような肩と腕の位置関係についても考えてみよう。

さらに、スイングの大きさとテンポに関しては バックスイングとダウンスイングの両方に意識を払ってみる。バックスイングが ゆっくりでも、切り替えしから ダウンスイングで テンポが速くなってしまう人、また、バックスイングでは 肩が回っていても フォロースルーからフィニッシュで肩が回らないという人も居るだろう。自分のスイングが そうした観点から どうなのかを見直して欲しい。

ベストな組合せの検証

タイミングという観点からの理想は (1) 下半身、(2) 腰、(3) 肩、(4) 腕、(5) リストターンの始動するタイミングが 少しずつずれて (1) - (2) - (3) - (4) - (5) の順に始動することだ。それぞれの動きの「セパレーション」という言葉で説明される概念である。それが上手くできた時に スイング中のクラブヘッドの重さを最も良く感じられるスイングになるという観点から 試行錯誤を繰り返すと良いだろう。まずは、肩の回転は 大きく、そして、腕を振り下ろすタイミングを少し遅らせて ゆっくりにすることに注力してスイングをしてみると新しい発見があるだろう。要するに、上のテーブルの太文字の方向へ スイングを変えて、違いを確認してみることである。

もちろん、どんなスイングの大きさとテンポが最も良い結果をもたらすかは 個人差もあるから 一概には言えない面があるが、アマチュアゴルファーの場合は総じて 腕の振りが大きくて、それを振り下ろすタイミングとテンポが早く、前述の セパレーション が出きていない人が多い。肩の回転と腕の振りを セパレートする意識で、腕の振り方を変えるだけでも スイングを改善できる可能性は高いはずだ。その時、腕をゆっくり振る目的で ダウンスイング前半の肩の回転のテンポも 多少 ゆっくりにするというような、または、その始動のタイミングを少し遅らせるような意識の払い方が有効になる可能性もあるだろう。 普通は肩の回転量を大きくすれば テンポは ゆっくりに なるものである。

腕をゆっくり振れるスイング

いずれにしても、バックスイングで腕の振りを小さくすると テンポが速くなる人は 少なくないと思うが、そうした観点から、スリークオーターに腕を振るイメージで 同時に 腕をゆっくり振るには どうしたら良いのか といったことも研究してみる価値があろう。ダウンスイングで 腕を振る時間的な余裕がない と感じるようであれば 肩の回転の大きさとスピードを調整してみよう。繰り返しになるが、肩が大きく、ゆっくり回転していれば 腕を急いで振る必要性は 低くなるはずだ。

安定感のある前述の組合せが どのようにしたら得られるかを理解することが出来たら、どんなスイングが自分のフルスイングになるべきか、そして、コントロールショットを どのように打つべきかについても考えて見よう。その時に大切なのは、どんなショットをするせよ、腕をゆっくり振れるスイング(体の動き)にするということだ。あわてて腕を振らなくとも良い体の動き、それが ワンランク上のゴルフスイングを身につけるための鍵になると言っても過言ではないだろう。

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