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ボールの位置と クラブヘッドの置き方

このページのコンテンツ
• はじめに
• 正しいボールの位置
• 体重のかけ方と重心の位置
• クラブヘッドの置き方
• インパクト時のフェース面の向き
• ボールを曲げたい時
• 商品リンク(用品、メーカー別)

はじめに


アドレスした時のボールの位置、スタンスの取り方、左右の脚への体重の乗せ方と重心の位置 そして クラブの握り方(グリップ)とクラブ ヘッドの置き方など、セットアップの仕方についての理解を深めることは ゴルフ上達の上で 大変重要なことであるが 案外 軽視されていることが多いようだ。ここでは そんなボールの位置とクラブヘッドの置き方というテーマについて 少し掘り下げて考察してみたい。

正しいボールの位置


正しいボールの位置まず、ボールの位置については 従来 二つの考え方がある。即ち、(1) 右利きの人がドライバーを打つ時は ボールが左足かかとの内側の前に来るように スタンスを取り、ショート アイアンでは スタンスの中央、また、他のクラブは スタンスの広さに応じて 相対的に中央よりやや左側に置くというもの、そして、(2) ボールは どんなクラブでも 左足かかとの内側の前に置くようにし、スタンスの広さを 長いクラブでは 広く、そして、短いクラブでは 狭くする(ベン・ホーガン流)というものである。ただ、最近では (1) のように教えるのが一般的で、加えて、ドライバーでも 体重移動をミニマムにするのであれば ボールを 左足かかとの内側より 少し内側に置くという理論もある。

また、スタンスの幅や向き(オープン、スクウェアー、クローズドなど)については 大きなクラブでは スタンス幅を広くし、短いクラブでは 狭くするのが一般的で、ベン・ホーガンなどは 大きなクラブでは クローズドに、そして、小さなクラブでは オープンに スタンスを取って セットアップするのが良いとも言っている。

体重のかけ方と重心の位置


しかし、良く考えて見ると、ゴルフのアドレス、つまり、セットアップの仕方を考える上で考慮すべきことは ボールの位置とスタンスの取り方の他にも色々とある訳で、それらの条件を変えることによって、例えば、ボールの位置の考え方も変わるべきである。

例えば、左足に より体重を乗せるようにして 体の重心(おへその少し下にある)の位置を少し左寄りに置いた場合は ボールの位置も 重心の真下くらい(真ん中より左)に来るようにすれば良い訳である。 基本的に アイアン ショットの場合は スイングのほぼ最下点か それよりも少し右にボールが来るように スタンスを取って構えれば良いことになる。つまり、ベン・ホーガンは ショート アイアンは より左足体重で打つべきで ボールの位置は 応分に 左足寄りにすべきだという考え方である。

一方、前述もしたように 最近では ドライバーでも 体重移動をミニマム(フォワード スイングで 腰を大きくスライドさせないスタイル)にするのであれば、ボールを 左足かかとの内側より 少し内側に置くという理論になるのは むしろ 自然なことだと言えよう。上述の (1) と (2) という二つの理論が良く知られて入るものの、それ以外にも 異なる考え方が存在するのは そうしたことを理解すれば 不思議なことではないのである。

クラブヘッドの置き方


ところで、同じように クラブを握っても 手と腕を何処に どのように置くかによって クラブ フェースの向き、そして、ソールの据わりは 変わってくるものだ。手の位置を 前後左右に、また、腕を 少しロールさせたりすることで クラブ フェースの向きは 大きく変わるが、フェースが スクウェアーで ヒールや トーなど ソールの一方が浮かずに 確り 地面に接地するように クラブを置くのが 基本である。正しくクラブが置けなければ、クラブを正しいスイング プレーンに乗せ 合理的なフェース コントロールをすることは 必然的に 難しくなる。

フェース面の向きに関しては アドレス時の見た目の問題だけでなく、インパクトで クラブ フェースが スクウェアになるようにセットアップするという観点から理解を深める必要がある。つまり、同じクラブの握り方をしても、手と腕の位置一つでクラブ フェースは、オープンにも クローズドにも見える訳だから、本当に スクウェアな構え方というものが何なのかを良く考えてみる必要があるはずだ。

インパクト時のフェース面の向き


フェース面の向き
右のイラストでは (1) が スクウェアだと考える人が多いと思うが、必ずしも そうではない。つまり、ボールを打つ時、即ち、インパクトで シャフトが どの程度ハンド ファーストになるのかを考える必要があるからだ。ハンド ファーストのインパクトになるとすれば (1) のようなアドレスで クラブと腕をセットすれば、インパクトで クラブ フェースは (2) のようにオープンになるのが 自然と考えるべきである。従って、インパクトで スクウェアにしたいのであれば(インパクトで ハンド ファーストの形が出来るか 否かの疑問は 残るが)アドレスでは (3) もしくは (4) のようにセットアップした方が良いという考え方になる。ただし (5) がスクウェアな状態だから、ここまで ハンドファーストに打たないのであれば 適宜 調整する必要は あろう。また、セットアップの時の手の位置が おへその真下なのか、左ももの前辺りで ハンドファーストに構えるのかによっても フェースの見え方は 違ってくるので その辺りも 十分に 考慮する必要があるだろう。アイアンの トップ ブレードの線と シャフトが 一直線になるくらいで スクウェアと考えて良いと言う レッスンプロも 賛否両論あろうが 居る。

スライス ボールが出る理由は 多くの場合 アウトサイド・インのスイング軌道が原因であるが 上述の (1) のようにセットアップをしている人は 正しいスイング軌道をしても スライスが出るという現象が起きる。スライスに悩んでいる人の中には こうした クラブの握り方やセットアップの仕方に問題がある人も 少なからず 居る。自分のスイングのインパクト時の手とボールの位置関係を考えて、アドレスで 手と腕を何処に置き、フェースをどのような向きで置くのが良いのかを考えるべきである。つまり、インパクトの時に 右のイラストのように ハンドファーストの形でボールを打つのであれば この時に フェースが ほぼスクウェアになるように クラブを握って セットアップすべきなのだ。

一方、バンカー ショットでは フェースを開いて バウンスを使ったショットをしたい訳だから ハンドレートな状態で クラブを オープンにして握ってやれば クラブ フェースは インパクトの時に よりオープンになって、ソールを上手く使ったショットが出来るという理屈になる。バンカー ショットでは ハンド レートにして フェースを開いてから グリップする。それが 正しいセットアップをするための コツである。

アドレス時のフェースの見た目については さらに 考えて欲しいことがある。例えば、(3) や (4) のようなセットアップをする人は 常に 自分は 幾分 フェースをクローズドにしていると思っている人が多く、それで真っ直ぐにボールが打てると考えている訳だが、実は フェースは ほぼ スクウェアなのである。しかし、自分は フェースをクローズドにして構えているという意識があれば 色々な意味で 方向感覚を狂わせる原因になるだろう。従って、そうした見た目と思い込みの問題を解決できるよう 色々な工夫が必要になる。少し ハンド ファーストにして スクウェアになっていることを確認し それから グリップの位置を 体の中央に変えて (3) のように 構える方法も一案であろう。アドレスで 視覚的に よりスクウェアなイメージが湧くような工夫をすることを オススメしたい。

ボールを曲げたい時


さらに 応用問題になるが、インテンショナルなフックや スライスを打ちたい時は 以上の理屈を利用して よりフェースが意図した方向を向くようにすべきである。つまり、フック ボールを打ちたいのであれば ハンド ファーストの状態で フェースをクローズドにして クラブを握るべきだし、その逆に スライス ボールを打ちないのなら ハンド レートで フェースを開いて クラブを握ってやれば 良い訳だ。構えた時のフェースの向きでなく、インパクト時のフェースの向きが 全てだと言うことを お忘れなく。

このようにセットアップの仕方に関与する要素は多いが、重要なことは 1) 体の重心とボールの正しい位置関係を確保すること、2) スイングを通してクラブ フェースがボールとターゲットに対して スクウェアーな(ボールを曲げたい時は それに応じた)関係を維持できるようなクラブの握り方(グリップ)と構え方(特に、クラブヘッドの置き方)、そして、スイングが出来るように工夫することである。

スイングを通じて体の回転の中心がどこにあるのか、そして、クラブ フェースの位置と向きがどのようになっているのかということが 正しく感じられるようになれば 良いショットが出来る可能性は高くなる訳だから それが出来るような セットアップの仕方ということを考える意義は 大きいはずだ。中・上級者の人には 前述もした インテンショナルに フックやスライスを打つ時のクラブの握り方、グリップの仕方についても 以上の考え方を応用して 意図したショットに適したセットアップの仕方が どうあるべきかについても 研究して欲しい。

最後に、スライスに悩んでいる人へのアドバイスであるが、そうした悩みのある人は クラブの握り方(グリップ)とクラブヘッドの置き方について良く見直して欲しい。右手の V が右肩を指すように握っていても、実は ウィーク・グリップの構えになっている可能性があるから、クラブを握る時に クラブのグリップを左腰の前に置いて(シャフトが左に傾くようにして)グリップをするようにすれば ストロング グリップで クローズド気味にクラブを握りやすくなり 良い結果が期待できる可能性が高くなろう。逆に、インテンショナルに スライスを打ちたい時は 右腰の前で(シャフトが右に傾くようにして)グリップするようにすれば ウィーク グリップで フェースをオープンにしてクラブを握りやすくなるという理屈である。

いずれにしても、重要なことは バック スイング そして フォワード スイングを通じて クラブ フェースが スクウェアに(ボールを曲げたい時は そのように)なるイメージで クラブが振れるようなセットアップが出来るようにするこで、それが何時も上手く出来るプリショット ルーティーンを確立することも研究して欲しい。

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