バンドンデューンズ ゴルフリゾート
♦ ゴルフリゾート 概要
このゴルフリゾートには 現在 5 コース、85 ホールがあるが 最初に作られたコースは Bandon Dunes の 18 ホール(下のテーブル参照)。次いで、Pacific Dunes の 18ホールが 2001年にオープン。そして、その後 Bandon Trails、Old Macdonald と 次々に素晴らしいコースをオープンさせた。2012年、最後にオープンした Bandon Preserve は 13 ホールの パー 3 から成る ショート コースである。
コース名 | 開場 | 距離/Rating-Slope (Par) | 設計 |
Bandon Dunes | 1999 | 6,732 yards/74.1-143 (72) | David McLay Kidd |
Pacific Dunes | 2001 | 6,633 yards/73.0-142 (71) | Tom Doak |
Bandon Trails | 2005 | 6,765 yards/73.7-133 (71) | B. Coore, B. Crenshaw |
Old Macdonald | 2010 | 6,978 yards/74.1-133 (71) | Tom Doak, Jim Urbina |
Bandon Pres. | 2012 | 1,468 yards (39) | B. Coore, B. Crenshaw |
コースの評価の観点からは 上の 4つのコースの中では Pacific Dunes のランクが 最も高く 世界のベスト 20 (GOLF MAGAZINE) にも入るコースである。ただし、ここのコースは 全てのコースが 詳細を後述するが 極めて高い評価を受けていることが特筆すべき点である。例えば、GolfWeek誌は 2005年に このコースをアメリカ 1 位のリゾートコースにランクしている。その評価がどのような基準によるものかは 定かではないが それは このゴルフ雑誌が Pebble Beach、Whistling Straits、Pine Hurst #2 といった メジャートーナメントをホストするような 名門コースよりも 上位に Pacific Dunes を評価したと言うことである。
♦ バンドンデューンズ|Bandon Dunes
♦ パシフィックデューンズ|Pacific Dunes
♦ バンドントレイルズ|Bandon Trails
♦ ゴルフリゾートの魅力
# | コース |
2 | Pacific Dunes |
8 | Bandon Dunes |
11 | Old Macdonald |
12 | Bandon Trails |
まず、Pacific Dunes と Bandon Dunes は 共に海岸線を眺めながらプレーするホールが多数あるコースで その海岸線の見えるホールを存分に味わえるのは 魅力である。一方、後から造られた Bandon Trails と Old Macdonald は 海岸線から少し離れた所に造られたコースだが グリーンのコンディションなどは むしろ 前者の 2 コースよりも 海風の影響が少ない分 良い位である。コースのヤーデージは 近年のコースにしては 短いと思う人も居ようが ここは ほとんど何時も強い風が吹いている所なので コースの距離に対する印象は 全く違ったものになる。初めてここを訪れる人は 風が強い時のプレーの難しさを痛感して 帰ることになるだろう。ピークシーズン(5月から 10月末まで)のグリーンフィーだが 13 ホールしかない ショートコースの Bandon Preserve が $100 というのは ちょっと法外な気がするが、本格的な 18 ホールのコースの 7月 〜 9月の 2020年 ピークシーズンのレートは どのコースも $345 / $295(宿泊客は 割引料金)で キャディーフィーは $100/bag(チップ込み)推奨となっている。(6月は $295 / $260 更に リプレーは ほぼ半額)グリーンフィーも キャディーフィーも Pebble Beach や Whstling Straits のようなトップランクのコースに比べれば リーズナブルである。但し、3年前の料金より 10% 以上値上がりしている。ポスト・コロナにどのような価格になるかは、不透明だが、コロナの影響で 2020年は営業ができない状況だ。いずれにしても、宿泊料金も 一部屋 $300 以下からと そのクオリティを考えれば とても割安だ。そして、そうしたコースが 4つもあるのは 他に類を見ない。二泊三日や 三泊四日で 全てのコースをプレーすることも出来る。こんな田舎にある ゴルフコースだから成し得る 料金設定なのかも知れない。なお、プレーは 障害のない人は歩きのみで キャディーを付ける必要はないが その場合は 手押しカートか担ぎで歩く必要がある。最初にプレーする時は コースレイアウトが良く分からないこともあるから キャディーを使うことをオススメしたい。
もう一つ特筆したいのが このリゾートに造られている練習施設である。下のスライドショーの写真のように 広大な敷地に 打ちっぱなしの他、練習グリーンとアプローチの練習エリアが幾つも造られており、宿泊客は 無料でその施設を利用することができる。但し、この練習施設は それぞれのコースからは少し離れた所にある。練習グリーンは 別途 個々のコースの1番ホールの近くにある訳だが リゾート内の宿泊施設、各コース、この練習施設の間の移動は 無料のシャトルバスを利用して行うことが出来る。
ところで、このリゾートへのアクセスは 日本からの直行便のあるポートランドかサンフランシスコ経由 長時間の運転になるが 車で移動するか飛行機を乗り継いで 車で 2 〜 3時間で行ける距離にある町 (Eugene, OR や Eureka, CA) まで飛行機で移動するか、また、よりゴルフ場に近い バンドンや クーズ ベイ (Coos Bay) の空港まで コミュータープレーン(小型飛行機)で飛ぶかという方法にならざるえ得ないから アクセスはいずれにしても良くない。しかし、プライベートジェットで このリゾートを訪れる人も多いそうで そうした人達にとっては むしろ そんな人里はなれた所が便利なのかも知れない。