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シャフト エクステンダー

Introduction
シャフト エクステンダーゴルフクラブのシャフトを伸ばすための小さな部品が シャフト エクステンダーだが(右の写真参照)単に エクステンダーと呼んだり(エキステンダーとも書く)インチ伸ばしなどと呼ぶこともある。樹脂製、木製、アルミなどの金属製のものがある。ドライバーや パターのシャフトを 伸ばす目的で シャフトのバット側(グリップの中に入る部分)に 適度な長さに切ったシャフト エクステンダーを差し込んで 接着する方式で 通常 用いられる。 商品サンプル

エクステンダーの長さ

中尺パター用セットパターのシャフトのエクステンションは 33インチから 34.5インチにするといった微調整だけでなく、普通の長さのパターを 42インチくらいの中尺 / ベリー・パターにすると言う 大変身のケースでも対応可能である。その場合に必要なものは 10インチくらいまで シャフトを伸ばすことの出来るエクステンダーと中尺用の長いグリップである。それで、普通のパターを右のようなパターに変身させることができる。エクステンダーを希望の長さに切って 挿入し 接着剤で固定して(接着剤が硬化するのを待って)その上に 必要に応じてテープを巻き グリップを装着すれば 出来上がりである。普通のグリップの装着の難易度と大差ない 極めて 単純な作業だから グリップ交換を自分で行える人なら 問題なく 作業出来るだろう。» エクステンダーのサンプル

長くする時の注意点

一方、ドライバー(フェアウェイウッド、アイアンなど)のシャフトのエクステンションの場合は 少し 訳が違う。色々なこと、例えば、クラブの重量、シャフトの特性の変化、そして、強度の問題などをクリアーする必要がある。まず、パター以外は どんなクラブであっても 2インチ以上のエキステンションは 強度の面から好ましくないと考えるべきだろう。加えて、シャフトを長くした時に起きる現象を 良く理解しておかなければならない。つまり、

• スイング・ウェートが 1インチで 6 ポイント前後 重くなる。» クラブの重量
• シャフトが 柔らかく感じられるようになる。» シャフト

従って、ただ単にシャフトを伸ばせば ヘッドスピードが上がって飛ぶのではないかという考え方は 極めて危険。シャフトを長くしても良いケースは 例えば 硬めのシャフトのクラブを少し柔らかくして使いたい時などで、リスクはあるが、場合によっては 良い結果になることも。力が落ちて飛ばなくなったと感じている人には 時には 好結果をもたらすこともある。注意すべき点は スイング・ウェートが重くなる訳だから グリップを重めのものにして(総重量は 重くなるが)スイング・ウェートを調整し バランスさせること。また、短かくて 軽い女性用のクラブのシャフトを長くして 使いたいと言うようなケースにも上手く利用できる可能性はある。女性用のドライバーは 男性用より 2 〜 3インチ短いものが多く、総重量も 300g 未満で スイングウェートも B から C の前半のものがほとんどだから、こうしたシャフトを 1 ~ 2インチ長くしてあげれば(シャフトが柔らか過ぎて扱い難いと感じるリスクはあるが)バランスは ちょうど良くなる可能性もある。» エクステンダーのサンプル

エクステンダーの落とし穴

もう既に気が付いているかも知れないが 最初のケースの場合は 重さはちょうど良いものになったとしても シャフトの硬さが問題になる可能性が高いし、ハード・ヒッター用のクラブのシャフトを柔らかめにする場合は もともと総重量も スイング・ウェートも重いものである可能性の高いクラブだから そうしたクラブのシャフトを長くしたら、さらに重いクラブになってしまうという問題があるだろう。

当然のことながら、シャフトが長ければ 体の回転と腕の振り そして クラブを リーリースするタイミングと ミート率が同じであれば ヘッドスピードが上がって飛ぶクラブになるが シャフトが長くなれば クラブを振る時の慣性モーメントが大きくなり それを振るには 応分に力が必要になってくるので スイング全体のバランスを保ちながら クラブをリーリースするタイミングとミート率をキープするのは 簡単ではないことを お忘れなく。

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