近年は 子供のいない共働きの夫婦が増えていると言う。また、子供達が巣立ち、定年を向かえた団塊世代の夫婦も多くなった。そうした夫婦の場合は 二人だけで過ごす時間が必然的に多くなるから 夫婦で共通の趣味を作りたいと考える人も。そんな時に「夫婦でゴルフを」というアイデアに至る人も居るだろう。以前は ゴルフと言うと お金に余裕がないと出来ないというイメージの娯楽 / スポーツだったが、昨今は 料金も随分リーズナブルになったから、その敷居も低くなり、上手にゴルフ場や練習場を選べば 夫婦で一緒にゴルフを楽しんでも経済的な負担は 然程 大きくなくなった。特に、ウィークデーのゴルフが出来、家からそう遠くない所に手頃な料金のゴルフ場のある人の場合は むしろ お金のあまり掛からない趣味とさえ言える。
夫婦でゴルフ場へ出かければ 二人分のグリーンフィーになるから それなりに経費はかさむ訳だが、ゴルフ場の料金には 昼食代も含まれるので それ以外の出費があまり発生しない。つまり、安い平日料金でプレーができれば ほぼほぼ その出費だけで 一日たっぷり楽しめるのだ。例えば、近くに 昼食込 7,000円のゴルフ場があれば 二人でプレーをして家に帰った場合の出費は 15,000円程度に抑えられる。仮に、夫婦で映画を観て 食事をし、街を散策して ちょっとした買い物をして お茶を飲んで帰ってくるとしたら。多分、1万円以上使ってしまう人が多いだろう。ただ、ゴルフにかかる費用は どこに住んでいるかに大きく左右される。都内に住んでいれば、ゴルフが安く出来るエリアに住んでいる人の倍、場合によっては それ以上の出費になるのは 紛れもない事実である。
ゴルフが大好きな趣味になったら どこに住んで、どんな仕事をしているかで 大きな差が出る。無趣味の人には 当てはまらないかも知れないが、ゴルフのような趣味を持っている人は 人生をそんな視点から見てみる必要もある。人生の転機、例えば、就職、転職、転勤、定年退職などの時には 特に そんなことを考えるべきだろう。実は 夫婦でゴルフをするきっかけは 転勤や定年退職であることが多いと言う。
いずれにしても、夫婦で ゴルフという共通の趣味を持つことには 色々なプラス面がある。ゴルフの魅力は 何と言ってもゲーム自体が(そのレベルに関係なく)非常に面白いから 一生やり続けても飽きることがないし 夫婦で 一緒にプレーをすれば 二人で過ごす時間も増え、コミュニケーションの改善にも一役買うことになる。それに、何と言っても健康的だ。加えて、ゴルフ場への道すがら、その日のコースのことやプレーのことなど、二人の会話も自然にはずむ。また、少し足を伸ばせば、名所や温泉、ちょっとしたイベントも併せて楽しめるなど、ゴルフを小旅行も兼ねた大人のデートコースにすることも出来る。どんな頻度で 一緒にゴルフをするかは それぞれのカップルの生活環境によって異なってこようが、例えば、少なくとも月に1度はやろうと決めて二人で工夫する。そんなことで 生活にアクセントが生まれ、日々の生活に違いが生まれる可能性は 高いだろう。
とは言え、男性の 15% 前後がゴルフをするのに対して、女性は 3% 〜 4% と少なく、ゴルファーのほぼ 6人に 5人は男性と言うことになる。妻と一緒にゴルフが出来れば と考えている男性は 少なくないようだが、夫とゴルフをしたいと考えている女性は 少ないようだ。女性ゴルファーが少ない理由は オヤジ臭いというようなイメージを持って居る人が多く、同姓の友人にゴルフをする人が居ないこと、練習場でボールを打ってはみたものの全く上手く行かなかった経験がある、また、夫とゴルフ練習場へ行ったものの 夫が教え魔になるので嫌だなど、様々だ。
そこで、夫婦でゴルフをしたいと考えている男性ゴルファーに 一言。自分で教えようとせずに、プロやゴルフが上手な女性に助けてもらい、ゴルフの魅力を自分のワイフに伝えてもらうのが手っ取り早く、成功する可能性が高い。そして、出来れば、プロからのレッスンを受けてもらうのが成功の秘訣。また、練習場に同伴した時などは アドバイスを最小限にし、良いところを見つけて褒めるようにすること。ただし、女性にも 一言。ゴルフをやるからには それなりの覚悟が必要。ゲームの基礎、即ち、ボールの打ち方やルール、マナーなどを確り学んでからでなければ コースに出てプレーをする資格はないと言うこと。ゴルフは ゴルフコースを大勢の人たちが使ってプレーする訳だから、プレーのペースやコースの保護ということも確りする必要がある。上手である必要はないが、ルールとマナーを守って プレーファーストが出来るまでは 謙虚に そうした意味でのゴルフの正しい楽しみ方を学んで下さい。 » ゴルフ入門のページはこちら
♦ 二人でプレーが出来るようになったら
最近は リーズナブルな値段でプレー出来るゴルフ場が増えたとは言え、夫婦でゴルフ場へ出かければ 二人分のグリーンフィーになるから、それなりに経費はかさむものだ。そこで、夫婦二人でプレーする場合の注意点や知っておくと役立つノウハウについて 簡単に説明しよう。
料金 | 基本的なことだが、休日(週末、祭日)と平日では グリーンフィーが倍半分くらいの違いがある。そして、都心からアクセスのあまり良くない 東京であれば 栃木や茨城の北部方面まで足を伸ばせば グリーンフィーは 半額以下になる仕組みだ。 |
割引の利用 | セルフデーや特別割引などを賢く利用すれば 節約できる。本サイトでもオススメしている 楽天 GORA の予約システムの検索機能を利用し、予算内でプレーできるゴルフ場を検索する方法で簡単にそうしたゴルフ場は見つかる。また、友の会なども 場合によっては 利用する価値があろう。 |
ツーサム保証、ツーバッグ割り増しの有無 | 最近は 多くのゴルフ場でツーサム保証をオファーしているが、二人でプレーする場合は 割増料金を取られることも少なくないから、ツーバッグ割り増しの有無(ある場合はその額)を常にチェックし、料金を比較しよう。ツーサム保証のない場合は 稀に他のゴルファーと一緒にプレーすることになる場合もある。 |
午後スループレー | 午後からのスタートで昼食を取らずに(スルーで)プレーするスタイルで割安にプレーする方法もある。同様に、早朝にスルーでプレーする早朝プレーも割安にプレーする方法の一つである。 |
泊まってゴルフ | ゴルフ場に宿泊施設が併設されている所も少なくないので そうしたゴルフ場の宿泊プラン(通常は その方が経済的)を利用するのも一案。 |
ゴルフ旅行 | 行って見たい観光地の近くのゴルフ場でプレーをすれば 一石二鳥。 |
ただし、夫婦の二人が どちらもこれから始めようと言うカップルの場合は 直ぐに本格的なゴルフ場でデビューするのではなく、ショートコースというパー 3(ショートホール)が中心のコースで まずは 練習をして 経験を積み ゴルフの所作をスムースに行うためのコツを覚えること。所作とは ボールを打つ前後に発生する準備や事後処理のこと。技術が未熟な内は トラブルになりやすいだけでなく、所作をスムースに行えないから 本格的なゴルフコースで 周りの人たちと同じペースでプレーをするのは 難しいもの。慌ててプレーするのでは ゴルフの楽しさは 半減してしまう。所謂、プレーファーストができるようになるまでは 配慮も努力も必要になる。ちょっと厄介だが それが出来るようになまでの暫くの辛抱である。ただ、工夫次第で そんな初心者特有の苦痛は 最小限に出来る。例えば、空いている時間帯(ゴルフ場)が分かっていれば それを狙って プレーするのも一案。ゴルフ場が空いていれば 後ろからきたグループがあれば 先にプレーしてもらう(お先にどうぞ)といった選択肢もある。
"Life isn’t about finding yourself. Life is about creating yourself". (George Bernard Shaw) 人生とは 自分を見つけることではない。自分を創ることである。積極的に行動をし 自分から何かを始めなければ 豊かな人生を送ることはできません。ゴルフに限った話ではないが、新しい自分を創り出す。そんな挑戦を考えてみては 如何。Life is short.