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ラブ オブ ザ グリーン - Rub of the Green

このページのコンテンツ
• はじめに
• 本来の意味
• ゴルフ用語としての意味
• ゴルフの本質
• 不運に打ち勝て
• 商品リンク(用品、メーカー別)

はじめに

ドナルド・トランプ
世の中には 予期せぬことが しばしば起きる。ドナルド・トランプが アメリカの大統領になるなど 選挙の前には 誰が思ったことだろう。彼は 素晴らしい ゴルフコースを沢山造った人だが その言動を見る限り アメリカを素晴らしい国に出来るとは 到底 思えない。ここでは ゴルフ用語でもあるが そんな予期せぬことが起きることを意味する "Rub of the Green" という英語のフレーズについて お話しよう。

本来の意味


本来、rub には physical hump(物理的なこぶ)とか obstacle(障害)というような意味があって、rub of the green といった場合は グリーン上にある 小さくて気付かないような 出っ張りや窪みのようなものという 文字通りには 意味がある。そして それが ボールを思わぬ方向に転がしてしまい 入ると思ったボールが外れてしまうような「不運」という意味で 良く使われる慣用句だ。英語圏では 主に 不運という意味合いで ゴルフだけでなく(特に、スポーツでは)良く使われるフレーズだが 幸運なケースに 使われることもある。

ゴルフ用語としての意味


一方、日本語のルールブックの用語の定義では「ラブ オブ ザ グリーン」とは 動いている球が 局外者により偶然に方向を変えられたり 止められた場合をいう (規則 19-1 参照) と記述されている。そして、規則 19-1 には「プレーヤーの動いている球が局外者により偶然に方向を変えられたり止められた場合は ラブ オブ ザ グリーンであって 誰にも罰はなく、その球はあるがままの状態でプレーされなければならない。」と記されている。つまり、この規則 19-1 の記述のために ラブ オブ ザ グリーンが 用語として定義されている訳だが 用語定義の日本語の文章は 本来の意味とは 異なるもので不適切と言わざるを得ない。

いずれにしても、英語のルールブックには A "rub of the green" occurs when a ball in motion is accidentally deflected or stopped by any outside agency (see Rule 19-1). と記述されているのだから、これを訳すのであれば、動いている球が 局外者により偶然に方向を変えられたり 止められた場合は「ラブ オブ ザ グリーン」である と訳すべきであろう。

豆介分かり易く説明すると オリジナルの英語は A が起きた場合は B である と記しているのに 日本語版は B とは A が起きた場合を言う と記述している訳だ。一見、同じようにも思えるが 全く違う内容になる。例を挙げて説明すると、英語の記述が「よそ見運転で車をぶつけた場合は 交通事故である。」に対して、日本語で「交通事故とは よそ見運転で車をぶつけた場合を言う。」と記述しているのと同じである。

因みに、局外者とは プレーヤー側の人間(キャディーやパートナー)を除く人(例えば、他のプレーヤー、ギャラリー)や動物などのことだが、局外者にボールが当たって方向が変わった時は こぶにボールが当たって思わぬ方向に転がったのと同じだと 説明するために この "rub of the green" という フレーズを わざわざ 使っている訳だ。そんな用語の定義をしてまで説明する必要が何処にあるのだろうか。しかし、ルールブックで 不必要とも言える ラブ オブ ザ グリーンという言葉を使って 前述の状況を説明するのには 訳があるはずだ。

ゴルフの本質


一体、何が そうした説明をさせているのだろうか。真意は分からないが、翌々考えてみると ゴルフの本質に ラブ オブ ザ グリーンの要素があるのだから、ゴルフルールの説明でも その要素を 強調しておく必要がある と言わんばかりに思えてくる。

アマチュアが ゴルフをする場合、局外者による ラブ オブ ザ グリーン の影響を受けることは稀であろうが、ゴルフは 当に ラブ オブ ザ グリーンの連続だと言っても過言ではない。何故 あのパットが あんなに曲がったのだろうか というグリーン上で起きたことに対する疑問や不満に対する答えだけでなく、あの時 もう少しライが良かったらとか、あの酷いキックがなかったら などと言った 運、不運を説明するのに ラブ オブ ザ グリーン 以上に ピッタリ来るフレーズはない。ほんのちょっとしたこと (rub) が 結果を大きく変えてしまう非情なゲームの側面に どう向き合って プレーをしたら良いのか。ラブ オブ ザ グリーン という言葉に その答えが潜んでいるように思えないだろうか。

The game of golf is with full of rubs. である。特に、ラブ オブ ザ グリーンによって不利な状況が生まれ それが原因で スコアを崩した場合などは それを その後も引きずって 一日のゴルフを台無しにし兼ねないが、ゴルフとは そう言うものだと考え方を変えれば 大したことにはならない。そんなゲームが ゴルフなのである。

余談になるが、シェイクスピア (Richard II, 1593) で rubs という言葉が(以下参照)類似の使われ方をしているそうだ。'Twill make me thinke the World is full of Rubs, And that my fortune runes against the Byas. ('twill = it will; byas = bias) » 詳細

不運に打ち勝て


ラブ オブ ザ グリーン という言葉の意味とその使い方については 概ね ご理解頂けたことと思うが、ラブ オブ ザ グリーンが 当に 知っておくべき ゴルフ用語であることも 併せて ご理解頂けただろうか。自分が経験する不運を 当たり前のこととして受け止めることが ゴルフでは大切で そうすることが 不運な ラブ オブ ザ グリーン によるダメージを 最小限に抑える最善の方法なのだ。そして、不運の後には 幸運がやって来るのが 世の常である。

以上が ラブ オブ ザ グリーン という言葉についての解説であるが、ゴルフ通ぶって見たい人は このフレーズを ゴルフ仲間との会話で 使ってみては 如何だろうか。そして、酒の席などで 自分の人生のラブ オブ ザ グリーン と ゴルフのラブ オブ ザ グリーンのお話を 面白可笑しくしてみても 楽しいだろう。ところで、トランプ大統領誕生と言う ラブ オブ ザ グリーン的ハプニングに アメリカ国民と 世界は どう対峙して行くのか、そして、未来には どんな世界が待っているのだろうか。

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