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冬のゴルフ - 防寒対策

このページのコンテンツ
• はじめに
• 冬の気温と体感温度
• 防寒対策の必要性
• インナー・ウェア
• アウター・ウェア
• その他 防寒アイテム
• 冬のコース・マネジメント
• 商品リンク(用品、メーカー別)

はじめに


日本では 北海道、東北、北陸など 冬に ゴルフが出来なくなる地域もあるが、首都圏、関西圏、中京圏などでは ほぼ年中 ゴルフが出来る。しかし、 毎年 11月下旬から 3月上旬まで、特に 1月、2月には 最高気温が 10℃ にも達しない 寒い日も少なくない。気象庁の過去 30年の気象データによれば 東京の 1月の平均気温と最低気温の平均は それぞれ 6.1℃ と 2.5℃ と言うことで 氷点下になることも そう珍しいことではない。

冬の気温と体感温度


宇都宮の平均気温また、ゴルフ場の多い地域の冬の寒さは 都会以上に厳しくなる。例えば、都心の東に位置する千葉県の海に近いエリアなどは 風の強い日が多いので 自然と寒い日が多くなる。少し 北の栃木県 宇都宮では 1月の平均気温と最低気温の平均は それぞれ 2.5 ℃ と -2.7℃ と 都心に比べ 低い。(右のグラフ参照)そんなことで、冬には 気温が 0℃ から 10℃ 前後で 風のある 所謂 本当に しばれる気象条件で ゴルフをしなければならないことが 珍しくなくなる。

体感温度グラフ勿論、人が感じる暑さや寒さの感覚は 気温からだけくるものではなく、風や湿度などにも影響される。ことさら、風が強ければ 体感温度は 気温よりも 低くなる。その現象は 風速冷却(wind chill) 効果と呼ばれるが 10m/sec の(水面に波頭が立つ程度の)風がある状態で 気温が 10℃ であれば 体感温度は 0℃ に、また、気温が 0℃ であれば その体感温度は -15℃ にもなる。(右のグラフ参照)誰もが経験しているように 無風の状態で ゴルフをやることの方が むしろ 少ない訳だから 体感温度 0℃ 以下の日に ゴルフをしなければならないことは 珍しくない。因みに、1月や 2月に 最大風速 10m/sec の風が吹く日は 東京では 月に 2~3日程度だが、千葉県の銚子では ほぼ 2日に 1日は そうした風の強い日になると言う データもある。


防寒対策の必要性


体が冷え切った状態では 筋肉が硬くり、体を動かし難くなって パフォーマンスの低下を招くだけでなく、ケガもし易くなる。人間は 体温を一定に維持する恒温動物だから 熱の消失量と発生量のバランスを保つ必要があり、寒い時には 熱の発生量を増加させ、同時に 熱の消失量を減少させるように体が反応する。運動量が多ければ 熱の発生量は多くなるので 消失量 = 発生量という状態を保てるが、運動量が多くない状態で それが出来なくなると熱の発生量を増やすために 体は身震いを起こし、皮膚の末梢血管を収縮させて 熱の消失量を減らそうとするために 手足の先は冷たくなる。一方、頭部の血管では 熱を発散を抑えるための末梢血管の収縮が起こらないので 頭部が外気にさらされていれば、そこから大量の熱を失うが、そうした状態になれば、皮膚の末梢血管は ますます収縮し、震えが止まらない状況になって 筋肉は硬くなり、体は動かなくなってしまう。本当に寒い日に 頭部からの放熱を防ぐことは 多くの人が思っている以上に 防寒対策としては大切なことなのだ。

さて、そんな厳しい寒さの中で 普段のパフォーマンスを確保するには 十分なウォームアップで 体内の温度を上昇させ、同時に 熱の消失量を ミニマムに抑えられるようにし、筋肉が十分な運動を出来る状態にキープしておく必要がある。そして、それには 着衣の層と層の間に空気を閉じ込めることによる断熱効果を利用するように 幾つかの層からなる 衣服を着用するのが 基本だが、それを 運動し易い適切な防寒着を着用することで 行うのがポイントである。

皮膚に 一番近い層になる インナー・ウェアは ポリプロピレンやポリエステルのような保温性が高い繊維がベースの素材が望ましいが、水分を吸収し 発散させる機能も重要なので、それと合わせて使われる合成繊維の素材も(詳細後述)重要である。中間層は ウール、ダウン、または、類似の合成繊維など、保温、断熱効果の優れた素材、そして、一番外側の層は 雨、風をシャットアウトできる素材という組み合わせが望ましい。加えて、身体が温まり、暑く感じるようになったら 少し冷気を入れられるようなデザインのアウターであれば最高である。そのような 確りとした防寒対策をしておけば、寒い日であっても 快適なゴルフが楽しめるだろうが、それを怠れば ゴルフの楽しさは 半減してしまうだろう。


インナー・ウェア


インナー・ウェアは 従来から 体温を外に逃がさない役割を果たしてきたが、最近では ブレスサーモ(ミズノ)、ヒートテック(ユニクロ)などで知られる 吸湿発熱繊維と呼ばれる素材で作られたインナー・ウェアもあり、そうした動き易く 防寒機能に優れたインナーを利用すれば より効果的な 防寒が出来ると言われている。

機能下着吸湿発熱繊維は 水分が繊維表面の水酸基などに吸着された時に発熱する効果を利用したもので 繊維を細くし 全体の表面積を増やすことで 水分を多く含めるように工夫された合成繊維だ。ただし、無限に発熱を続ける訳ではなく、繊維の吸湿が飽和状態になると それ以上は発熱しなくなる。また、乾くのが遅いと 外気温の影響で 汗冷えを起こすこともあるので ゴルフのように 汗をかくこともある場合は 水分を吸収するだけでなく、発散させる機能も重要になる。例えば、ユニクロの ヒートテックは ポリエステル 34%、レーヨン 34%、アクリル 27%、ポリウレタン 5% という素材で、レーヨンがかなりの割合で使われているので 肌触りは良いが、発汗量が多い時は 発散機能が 不十分なため 乾き難いと言う欠点があり、発散機能に優れたスポーツ専用のインナーに比べると 機能的には やや魅力に欠けるものである。

最も一般的な防寒用インナーは 右上の写真のような 首下までカバーできる長袖シャツやタイツであるが、高機能なゴルフ専用のものは 結構 高価だから 各種のセールを利用したり、必ずしも お得とばかりは言えないが ゴルフ専用ではなく、機能的には 少々見劣りもするが、一般用の防寒インナーを利用するのも 一案だ。 » ゴルフ用・防寒機能下着

アウター・ウェア


アウター・ウェア一方、非常に寒い日は 中間層の着衣、即ち、長袖のシャツやセーター、ベストなどは 動き易さを損なわない薄手のものにし、高機能な防寒用のアウター・ウェアーに 体温を外に逃がさない役割に加えて、外の冷たい空気を内部に入れないという役割を果たさせるのが ベストな考え方である。特に、風の強い日には 風を通さない ウィンド・ブレーカーの役割を果たすものを着用することがポイントだ。しかし、風を通さず保温性の高いアウターの多くは ゴアゴアして動き難いと感じるものもあるから、そうしたものは避けて欲しい。最近では 柔らかく超軽量で比較的風を通し難いだけでなく、インナーに留まりかねない水分の発散を促し、静電気の発生を抑える制電仕様で、且つ、小物の出し入れのし易いポケットなどの付いた ゴルフ専用のダウン・ジャケット(写真参照)が市場に出回っている。特に、写真の様なジャケットは 見た目とは異なり、極めて 動き易いので オススメある。パンツに関しても同様に ダウンの商品が出回っているが、ジャケットに比べ、高価なものを使用する意味は 低いだろう。レインウェアのパンツを普通のパンツの上に履くと言うような対応でも スイングし易さに支障をきたさないものであれば、ある意味 OK である。 » ゴルフ専用 アウター


その他 防寒アイテム


冬用防寒キャップさて、前述もしたように、寒さが厳しい時には、頭の防寒が重要である。防寒機能を重視した 帽子であるにも拘らず ゴルファー的なセンスのあるキャップ(右のイメージ参照)の利用も オススメだ。頭から体温が逃げないようにすることは 寒さ対策として 極めて 効果の高いものである。手袋や耳当てなども役立つが、それ以上に頭からの放熱を ミニマムにするよう配慮することで 寒さは一段と緩和される。一般のニット帽などを利用する場合も 頭からの放熱を念頭に タオルのようなものを 中にちょっと入れるだけでも 防寒効果は高められる。 » 防寒用キップ

カイロ最後になったが、最も手軽で コスト・ミニマムな防寒用品が使い捨てカイロである。ポケットに入れて使用するもの、貼り付けて使うもの、そして、足に入れるものなどがあるが、寒さに弱い人は その組み合わせを考えて 複数使用すると良いだろう。 » 使い捨てカイロ

冬のコース・マネジメント


防寒対策が必要な日は 寒い日のコース・マネジメントについても 配慮したいものだ。 当然、寒いと飛距離が落ちるので その分 長いクラブで打たなければならないのは 勿論のこと グリーンの硬さや その他のボールの転がり方などについても 配慮する必要がある。そうしたコース・マネジメントについての解説に興味のある方は 冬のゴルフ - スコアメイクのポイント を 参照下さい。



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