目標管理(MBO)で実力アップ
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• はじめに |
• 目標管理(MBO)の手法 |
• 目標マップ(サンプル) |
• MBO で実力アップ |
♦ 目標管理(MBO)の手法
そのように 目標を設定し 自分の練習を行うことは 所謂 目標管理 (Management by Objective = MBO) の手法だが、ただ単に 100 を切るとか スクラッチ・プレーヤーになるなどのような目標を持つだけでは 本当の MBO とは言えない。そうした 中長期的な視点に立った 大きな目標は 当然 必要だが、効率良く 上達するためには それに加えて、より具体的で 日々の練習や ラウンド中のプレーに 結びつけることの出来る(ある意味 小さな)目標と課題を 体系立てて 設定することが MBO のポイントになる。それは 以下のような 目標マップ(objective mapping)という手法で 上手く展開できるが そうした手法を活用すれば 上達のスピードは 一気に アップするはずである。
♦ 目標マップ(サンプル)
MBO のテクニックに従って 目標マップを 以下の通り 作って見たので そのサンプルを まずは 見て欲しい。大きな目標と小さな目標(課題)との関係を 体系立てて 整理すれば 何をすべきかが一目瞭然になるはずだ。
1. スイングの安定性向上1.1. フォームをチェック
1.1.1. プロや上級者にフォームをチェックしてもらい改善点を明確に
1.1.2. フォーム改善のための具体的なドリルを決めて行う
1.2. 練習場での目標設定(目標にボールが打てる % で管理する)
1.2.1. ショート アイアン
1.2.2. ミドル アイアン
1.2.3. フェアウェイウッド
1.2.4. ドライバー
1.2.5. ミスした時のダメージが大きくならないショットの打ち方と工夫(フォーム変更などにより変化した点をモニターし その結果を次の練習に フィードバック)
2.1. ラウンド あたりのパット数を減らす
2.1.1. パターの知識を整理し、パターの打ち方を考える
2.1.2. 短いパットを決める(練習ドリルを実行)
2.1.3. ロング パットの距離感を育てる(練習ドリルを実行)
2.2. チップ ショットの精度を上げる
2.2.1. チップショットの知識を整理し、ショットを練習する
2.2.2. スタンダードなチップ ショット(練習ドリルを実行)
2.2.3. ラフからのチップ ショット(練習ドリルを実行)
2.3. 30~40ヤード前後のショットのミスを少なくする
2.3.1. ピッチ ショットの知識を整理し、ショットを練習する
2.3.2. スタンダードな ピッチ ショット(練習ドリルを実行)
2.3.3. 高く上げて打つショット(練習ドリルを実行)
♦ MBO で実力アップ
以上のように 具体的に 様々な分野の目標と課題(練習内容)の関係を明確にすることに加えて、目標のプライオリティーを加味した練習時間の配分なども考えて見ると良いだろう。目標や課題を明確にし 練習内容を決めることによって 効率良く練習時間を使えるようになるばかりでなく、ラウンドも より充実して 楽しいものになるはずである。
もちろん、上述の目標マップは(90切りを目指している人が作成したもので)あくまでも サンプルだから、その考え方を説明するために紹介したもので、それぞれ 個人の目標マップは 自分で考えて作成する必要があるものだ。自分の大きな目標と それを達成するために効果的な「目標マップ」と言うことについて この機会に 一度 考えてみては 如何でしょうか。