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目標管理(MBO)で実力アップ

Introduction
はじめて 100を切った時のことを覚えている人は 少なくないだろう。目標にしている ゴルフスコアを下回った時に味わえる独特な達成感は 何とも言えないものだが、そうした達成感に直結する目標を設定し、練習することが 効率的に 上達するためには 極めて 有効だと言われている。

目標管理(MBO)の手法

そのように 目標を設定し 自分の練習を行うことは 所謂 目標管理 (Management by Objective = MBO) の手法だが、ただ単に 100 を切るとか スクラッチ・プレーヤーになるなどのような目標を持つだけでは 本当の MBO とは言えない。そうした 中長期的な視点に立った 大きな目標は 当然 必要だが、効率良く 上達するためには それに加えて、より具体的で 日々の練習や ラウンド中のプレーに 結びつけることの出来る(ある意味 小さな)目標と課題を 体系立てて 設定することが MBO のポイントになる。それは 以下のような 目標マップ(objective mapping)という手法で 上手く展開できるが そうした手法を活用すれば 上達のスピードは 一気に アップするはずである。

目標マップ(サンプル)

MBO のテクニックに従って 目標マップを 以下の通り 作って見たので そのサンプルを まずは 見て欲しい。大きな目標と小さな目標(課題)との関係を 体系立てて 整理すれば 何をすべきかが一目瞭然になるはずだ。

1. スイングの安定性向上
1.1. フォームをチェック
1.1.1. プロや上級者にフォームをチェックしてもらい改善点を明確に
1.1.2. フォーム改善のための具体的なドリルを決めて行う
1.2. 練習場での目標設定(目標にボールが打てる % で管理する)
1.2.1. ショート アイアン
1.2.2. ミドル アイアン
1.2.3. フェアウェイウッド
1.2.4. ドライバー
1.2.5. ミスした時のダメージが大きくならないショットの打ち方と工夫(フォーム変更などにより変化した点をモニターし その結果を次の練習に フィードバック)
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2. ショートゲームの改善
2.1. ラウンド あたりのパット数を減らす
2.1.1. パターの知識を整理し、パターの打ち方を考える
2.1.2. 短いパットを決める(練習ドリルを実行)
2.1.3. ロング パットの距離感を育てる(練習ドリルを実行)
2.2. チップ ショットの精度を上げる
2.2.1. チップショットの知識を整理し、ショットを練習する
2.2.2. スタンダードなチップ ショット(練習ドリルを実行)
2.2.3. ラフからのチップ ショット(練習ドリルを実行)
2.3. 30~40ヤード前後のショットのミスを少なくする
2.3.1. ピッチ ショットの知識を整理し、ショットを練習する
2.3.2. スタンダードな ピッチ ショット(練習ドリルを実行)
2.3.3. 高く上げて打つショット(練習ドリルを実行)

MBO で実力アップ

以上のように 具体的に 様々な分野の目標と課題(練習内容)の関係を明確にすることに加えて、目標のプライオリティーを加味した練習時間の配分なども考えて見ると良いだろう。目標や課題を明確にし 練習内容を決めることによって 効率良く練習時間を使えるようになるばかりでなく、ラウンドも より充実して 楽しいものになるはずである。

もちろん、上述の目標マップは(90切りを目指している人が作成したもので)あくまでも サンプルだから、その考え方を説明するために紹介したもので、それぞれ 個人の目標マップは 自分で考えて作成する必要があるものだ。自分の大きな目標と それを達成するために効果的な「目標マップ」と言うことについて この機会に 一度 考えてみては 如何でしょうか。

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