中古ゴルフクラブ
♦ 中古クラブを買う理由
中古のゴルフクラブなんて と馬鹿にしている人も居るだろうが、中古クラブについて学び、その売買に関与してみることは馬鹿にならないものだし、その価値は 多くの人が気が付いていないところにもあるのだ。まずは、中古クラブを買う理由について、その主なものを 以下のとおり 挙げたので 見て欲しい。
❶ | 最新型が出て古い型式となった 型落ちの新品同様のクラブが安く買える。 |
❷ | 新品では買えないクラブ(メーカーはもう販売しないモデル)を買える。 |
❸ | 特殊なスペックのクラブが 割安に買える。 |
❹ | 古いクラブなどは 極めて 安価に買えるものも。(初心者には オススメ) |
❺ | 買取り保証制度があるので 自分に合わないクラブであっても 損は小さい。 |
もちろん、中古品を 購入する一番の理由は(誰もが想像するところの)中古車を買う人が それを購入する理由と同じで、価格だと言えよう。しかし、中古ゴルフクラブの魅力は 中古車を購入する人の理由とは異なったところにある場合も少なくない。
例えば、新品の場合、自分の好みのヘッドとシャフトの組み合わせのクラブを買おうと思えば、特別注文、もしくは、それぞれ別々に買ってシャフトを付け直すなど、時間と費用が掛かるので 大変な訳だが、そんなクラブが中古市場にあれば 時間も費用も 大幅にカット出来る。
加えて、中古クラブの場合は 買取り保証制度が 通常は あるから そのクラブを実際のラウンドで使ってみた結果 自分が思ったようなクラブでない場合でも 買取り保証期間内であれば 8割から 9割の値段で 買取ってもらえるのが普通だ。従って、自分に合わないクラブで大きな損をしてしまうリスクが 極めて 少ない。(なるべく、ラウンドがすぐに出来るタイミングで買うのがコツ。)
♦ 買う時のチェック・ポイント
新品であろうと、中古品であろうと、クラブを買う時の最重要ポイントは そのスペックだ。具体的には シャフト(硬さ、重さ、キックポイント、長さ)、クラブ重量(総重量、スイング・ウェート)、ロフト、ライ角などである。加えて、フェース角やヘッドの特徴に係わる情報(慣性モーメント、重心)も 分かる範囲で チェックしたいものだが、中古品の場合は リシャフトの経歴、グリップの状態も重要なチェック・ポイントである。
また、人によっては 欲しいクラブのメーカー/ブランドとモデルが決まっている場合もあるだろう。その点は 好みの問題だから あれこれ言っても仕方がないポイントだが、中古クラブの場合はメーカー/ブランドとモデルを決めてしまうのは選択肢を一気に狭める訳だから、お買い得なクラブを探すという観点からは 極めて マイナスだと言わざるを得ない。
一方、クラブのグレード(使用状態や外観)も気になるが、性能や寿命に関係のない見た目のちょっとした傷や光沢の問題などは(D グレード以下は別にして)二次的なことと考えても良いだろう。割安のクラブを買いたいのであれば、むしろ、C グレード以下のクラブを中心にお買い得品を 物色するというのも 一案だ。
いずれにしても、自分の欲しいクラブのスペックが明確な場合は 単純に そのスペックに 極力 マッチしたもので 自分の予算内のクラブを探すことになるが、そうした意味では、クラブのタイプとメーカーやブランドに加えて、詳細なスペックでの検索が出来るサイトを運営する中古クラブ販売店でチェックする方法がオススメだ。
例えば、GDO の中古クラブサイトの場合は メーカー、ブランド、クラブの種類、価格帯、シャフトのブランドと硬さ/フレックス、ロフト、クラブ重量、バランス/スイング・ウェート、ランク/グレード での検索が可能だから、知りたい情報が全て提供されている訳ではないが、かなり効率良く チェック出来るのが魅力だ。また、検索可能な情報ではないが リシャフトの経歴、グリップの状態などの情報も提供されているので、その点も ある程度はチェック可能なシステムになっている。ただし、現在は ほとんどのネット・中古ショップが買取り保証を していないようだから 利便さを取るか、保証を取るかで 決断をする必要があろう。
他方、中古クラブを ネット・オークションで売買する選択肢の利点も無視できないものである。オークションで売買することのメリットは 何と言っても 価格で、運が良ければ もの凄い掘り出し物に遭遇することもあるだろう。ただ、中古ショップからの購入に較べて 手間がかかること、相手の信用度が不明だから トラブルになる可能性も否めないこと、買取保証がないこと、さらに、購入できるクラブの対象が少ないから自分のニーズに合ったクラブを見るけるのが難しいことなどのデメリットがあるのも事実だ。
つまり、街の中古ショップ、ネットの中古ショップ、ネット・オークションなどに それぞれ利用価値がある訳だが、大手の信用度の高いセラーであろうが なかろうが、実物を見て買うことの出来ない点はネット購入の難点である。しかし、対象となる商品の数、そして、便利な検索機能を利用して自分の欲しいクラブを簡単に見つけることが出来るネット・ショップの魅力は やはり 捨て難いものであろう。因みに、GDO の中古ゴルフクラブ・ショップは Golf Paradise の実店舗と連携がなされているから、検索後に 実店舗に出向いて 購入することで、買取保証の恩恵に被ることも可能である。比較的 高価な買い物の場合は 交換や買取保証条件なども 極めて 重要な条件の一つと言うことになるだろうから、そうした選択肢も 知っておくと良いだろう。以上、中古クラブを買う時のチェック・ポイントを 纏めると以下のとおりだ。
❶ | クラブのスペック(シャフトの特性、クラブ重量、ロフト、ライ角、他) |
❷ | メーカー、モデル(年式) |
❸ | グレード/ランク(商品の状態) |
❹ | リシャフトの経歴、グリップの状態 |
❺ | 価格 |
❻ | 交換、買取り保証条件、リスク(セラーの信用度) |
♦ 使わなくなったクラブは売ろう
使わなくなったゴルフクラブを物置に放置しておいても 何にもならないのはご存知の通りだ。しかし、自分の使わなくなったクラブが 驚くほどの 高値で売れることもある。手持ちのクラブが 仮に 買った時の半値で売れれば 新しいクラブは 半値で買えたのと ほぼ同じである。
車を買い換えるような感覚で ゴルフクラブも買い換えるということをしている人達が居ることを ご存知だろうか。そんな発想でクラブの売り買いを行っていると クラブの価格に対するイメージやクラブの買い方は大きく変わってくるものだ。つまり、中古販売価格が高くなるようなクラブを買っていれば 実質のコストは買値だけでは決まらないからだ。人気モデルで 人気スペックの クラブは 買い取り価格も 高いのが一般的だから、そうしたクラブを上手に乗り換えていれば 乗り換えコストは 案外 低く抑えることも出来るのである。
ゴルフクラブは車のように持って居るだけで 税金が掛かる訳ではないから 使わないクラブを 物置に置きっ放しにしている人も居るだろうが、もったいない話しである。クラブは 2 セットもあれば 十分だから 使わないクラブは 早く 売り払って 処分すべきである。稀に、時間が経過することで ビンテージものとしての価値が上がることもあるが、通常は ただ置いておけば その価値は 年々下がる一方だ。
» 使わないクラブの買取 - 無料査定中古クラブの価格は 一般的に(大雑把な説明だが)右のようイメージになる。つまり、型が古くなれば価格は落ち、グレードが落ちても(気になる傷があるなど)価格は落ちる訳だ。ただし、型落ちによる価格低下率は ブランド・モデルやスペックによって 大きく異なるので、そうした点に着目し クラブを選ぶことも(クラブの乗換えを考えるのであれば 特に)コスト・パフォーマンスの観点からは必要になる。
人気モデル・人気スペックの グレード A ランク、即ち、少し使用しただけの綺麗なクラブは 定価の 65% 前後の売値で販売される。一方、不人気なモデルやスペックのクラブは 同じ A ランクのクラブでも 定価の 50% 以下になることもある。
つまり、中古でクラブを売るつもりがなく、人気ブランド・モデルに拘らないのであれば、そうした意味で お得な買い物の仕方というものがあると言える。また、自分の欲しいクラブのスペックが 特殊な(例えば、特注でなければ購入できないヘッドとシャフトの組合せのドライバーのようなケースの)場合は 極めて お買い得な 中古クラブが見つかる可能性もある。 » 中古クラブ情報
前述もしたように、1 ~ 2年型落ちのグレード A の人気モデル・人気スペックのクラブを 乗り継いで行く というような方法も コスト・パフォーマンスは悪くないから そうした買い方、売り方も 見方によっては悪くないだろう。いずれにしても、クラブは 1 ~ 2年使用したら ユーズド・クラブとして 売ろうという発想であれば 人気モデル・人気スペックに拘った方が得なのだ。そうした中古ゴルフクラブの買い方、売り方に興味を持った人には、右の中古ゴルフクラブ・ベストランキング 2021 や 2021年 最新 & 中古ゴルフクラブ全調査 ! のような書籍もオススメだ。