ゴルフ用 サングラス|選び方とケアの仕方
♦ チェック項目 リスト
サングラスには 紫外線や花粉などから目を保護したり、まぶしさを低減させ 見易くするという基本的な機能がある。白内障など 目の病気の予防の観点からも 紫外線と青色光線をカットすることが出来る サングラスは 極めて 有用なものである。紫外線の多い ゴルフ場で 一日を過ごす ゴルファーには 必需品と言っても 過言ではない。また、偏光レンズ(高級なものでもない)であれば 乱反射からの光のギラツキを抑える効果もある。しかし、ゴルフのようなスポーツで サングラスをする場合は そうしたサングラスの基本的な機能に加え フィット感のような要素も大切になるし 所謂 "depth perception" 日本語にすると 距離感 とか 奥行き感覚という要素や 緑の多いゴルフ場で 緑色光線を弱め シャープな視界で集中力を高め易くするための色のコントラスト機能も重要になる。つまり、普通のサングラス選び以上に 細部まで 製品のスペックをチェックしてから購入すべきアイテムなのだ。そんな観点から 以下のチェックリストを作成したので まずは それを見て欲しい。項目 | 選択肢 / 注意事項 |
1) タイプ | スポーツ サングラス、ファッション グラス、PC グラス |
2) レンズ 色 | 茶系 (brown / amber) や ピンク系が ゴルフ向き、 グレー、グリーン系 特に 色の濃いものは 不向き |
3) レンズ 機能 | UV ブルーライト カット、偏光 (polarised) レンズ |
4) レンズ 性能 | レンズの歪、クリア度、撥水、撥油性など |
5) フレーム | フィット感(アジア・モデル)、調整機能、下部フレームの有無 |
6) 重さ | スポーツ サングラスは 20g~30g が主流 |
7) 耐久性 | 耐衝撃性、耐擦傷性、耐候性など |
8) その他 | 質感、ルックス的に 似合う、似合わない |
9) 価格 | 1,000~60,000 円(2,000~30,000円が売れ筋) |
10) ブランド | オークリー、SWANS、レイバン、アディダス、ナイキ、アンダーアーマー、他 |
♦ 低予算で買える サングラス
前述した 目の保護という観点からは 筋金入りの粗悪品は 別にしても 実は 低予算で買える UV カットのサングラスや 場合によっては PC グラスでも 目的を果たせると言う事実がある。100均のダイソーで買える サングラス (UV400) も 眼を紫外線から保護するという意味では 十分な機能を果たす商品のはずだ。但し、廉価なものには 必要と思われる 品質や機能が十分に備わっていないことも 珍しくない。特に、レンズの性能、フィット感、耐久性などで より高価格な商品とは 差が付くことが多い。例えば、歪の大きい レンズでは 長時間していると目が疲れる、場合によっては 頭痛やめまいがする と言うことにもなり兼ねない。廉価なものが 必ずしも そうとは限らないが 高級品になれば なる程 そうしたことに対する配慮は 大きく、買う側にとってのリスクは 小さくなる。
とは言え、比較的 廉価な 2~3,000円で買うことの出来るサングラスは 選択肢が多く 買う人も多い。実は、学校の試験の成績に例えるなら 80点くらいの まあまあの点数が付けられる商品が少なくない。前述のように レンズの性能、フィット感、耐久性などで 高い満足度の得られる商品ではないだろうが、総じて この価格帯の商品を買っている人の総合的な満足度は 高い。元々の期待度が高くないからでもあろうが、商品レビューで 比較的 高い満足度を示す傾向があり この価格帯の商品は ある意味 オススメである。但し、ゴルフの使用目的に絞るのであれば レンズの色は グレーとグリーン系 特に 色の濃いものは 避け、茶系 (brown / amber) や ピンク系のものを選んだ方が良いだろう。また、色の付いたレンズだと 違和感を感じる人は 色の非常に薄いもの または 写真のような クリアーな スポーツタイプの花粉・紫外線プロテクト グラスを使用するというのも一案である。眼を紫外線から保護すると言う意味では レンズの色は関係なく クリアーなものでも十分だ。
♦ 高級 ゴルフ用 サングラス
便宜上 ここでは 1万円以上のサングラスを 高級サングラスと言うことで話を進めて行くが、高級 ゴルフ用 サングラスが 前述のような 低予算で買えるサングラスと違うのは 見た目の質感もあるが、まずは ボールを打つ時に 違和感が少ないことである。つまり、スイング時や パット時の 距離感に 齟齬が生じないと言うことだ。中には 裸眼より 距離感が良くなると感じる人も居るくらいである。既に 少し説明した "depth perception" の性能だが、距離感に 少しでも違和感があれば クラブでボールを打つという ゴルフで最も重要な動作を自信をもって行うことが出来なくなるが、高級 ゴルフ用 サングラスは その点において 秀逸なものが多い。他にも、耐衝撃性、耐擦傷性、耐候性に優れ、軽量で フィット感が良いなどの点も 高級 スポーツ サングラスならではの セールスポイントだと言えよう。さらに、フィット感では 欧米のブランド品の場合は(調整機能付きのものも少なくないが)アジアン モデルがあれば そうしたものを選んだ方が フィット感の良いものになる可能性が高いだろう。
なお、偏光 (polarised) レンズは 右の比較のように 視界から 光のギラツキを抑え スッキリ 見易い視界に変えてくれるものなので グリーンのアンジュレーションや 芝目を より明確に見極めるという観点から プラスの効果をもたらすものである。一方で 一部に 偏光レンズは "depth perception" に悪影響を及ぼすという説があるが、高品質な偏光レンズでは そうしたことは 一切ないので安心して使うべきである。(下の動画も参考に)それでも 裸眼の視界との差が大きいと違和感があって ミス・ショットが出易いと感じるのであれば クリアーなレンズのグラスをすることを考えてみよう。紫外線をカットし 目を保護して その疲れを軽減してくれる機能は それでも 大きいことを 忘れないで欲しい。
♦ オススメ ゴルフ用 サングラス
• Oakley ゴルフ用モデル |
• SWANS ゴルフ用モデル |
• Nike ゴルフ用モデル |
まず、ゴルフを主眼に スポーツサングラスを買うのであれば ゴルフ用のレンズが付いたものを買うと失敗はないだろう。例えば、オークリーの場合は 用途に合わせて Daily / Road / Trail / Baseball Outfield / Golf のように 何種類ものレンズがある。もちろん、ゴルフ用でなくとも ゴルフに適したものは 少なくない。もし、ドライブや散歩の時などにも使いたいのであれば ゴルフ用のスポーツグラスでなくとも良いが 前述もした グレー系と 濃いグリーン系のレンズは避け、茶系(ブラウンとか アンバー)のレンズの 軽量で フィット感の良いモデルを選ぶと良いだろう。
また、サングラスの便利な機能については 様々なものがあるが、ゴルフ用 サングラスにどのような機能が重宝するかという観点からは 上の動画が それを良く説明しているので 参考に 見て欲しい。確かに、高級品に 便利で魅力的な機能が盛り込まれた商品は多いが、廉価なモデルにも それなりに工夫された(添付写真のような)素晴らしいものは 少なからずある。アジャスタブルな ノースパッド、蝶番(ヒンジ)の角度調整機能、レンズの交換などが簡単にできるデザインなど、機能性の高さを追求し 工夫を凝らした商品は 探せば幾らでもある。最後になったが、オークリーのような ブランド サングラスは 偽物も出回っているので 注意して欲しい。見知らぬ ECサイト、通販サイトで「並行輸入で 直接仕入れ ... 」とか「激安」や「正規品」など文言には 要注意。そして、何より 商品の金額が 定価より 大幅に低い場合は 偽物の可能性が高くなると考えるべきだろう。信頼できる販売元から購入することで そうした被害を被らないよう 注意して欲しい。
♦ サングラスの価格
価格的には ¥1,000 ~ ¥60,000 のレンジに入るものが市販品の中心だが 量的に 最も 売れているのは ¥2,000 ~ ¥3,000 の価格帯の製品である。機能と費用対効果という観点からすれば ¥2,000 ~ ¥3,000 のレンジの商品も悪くない選択である。また、今回 オススメの商品として紹介したような ブランド サングラスも その多くは ¥10,000 ~ ¥20,000 のレンジの商品である。以下のボックス内の価格帯・リンクを クリックすれば 実際の市販品に どのような サングラスがあるかを チェック出来るので ご利用下さい。
♦ サングラスのケアの仕方
サングラスのケアは 基本的に レンズの汚れをどのように取り除くかだが、台所用の中性洗剤を メガネのレンズ部分に 1~2滴たらし それを 指で優しく擦り付けて レンズ全体に行き渡りさせ(泡は立たなくても良い)10秒ほど洗剤を レンズの表面に行き渡りさせた後に 水道水で 洗剤を洗い落とし 洗剤がよく切れたら、軽く水気をきって、出来れば 眼鏡用クロス なければ 柔らかいタオルか テッシュで メガネを拭く。この時に メガネの蝶番(ヒンジ)などの金属部分に 水分が残らないように 水分を拭き取る。乾いたままの レンズは 敏感で傷つき易いので 息を吹きかけるなどし レンズを湿らせたり、濡らしてから拭くようにして欲しい。熱いお湯で洗うのは レンズの素材にもよるが 歪の原因にもなるので 絶対に止めるべきである。