ゴルフ豆辞典
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鉛によるクラブ調整法
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♦ 鉛で調整可能なクラブの特性
シャフトやグリップエンドに鉛製品を装着するという応用もあるが 最も一般的なのは クラブヘッドに鉛を貼る調整法で その場合は 以下の特性を変えることが目的になる。
ヘッドに鉛を貼って 調整可能なこと |
(A) スイング ウェイト(クラブのバランス) |
(B) クラブヘッドの重心(位置と重心角) |
グリップのすぐ下に貼ったり、グリップエンドに重りをつけるなどし、グリップ側を重くして スイング ウェイトを軽くする方法は グリップ側が重くなり グリップ側の運動量が減って、結果として、ヘッドの走るクラブになるという考え方である。
♦ 鉛を貼る場所と効果
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鉛を貼る場所と効果
① ヘッドを単に重く |
② スライスを抑える |
③ フックを抑える |
④ 高弾道にする |
他方、③ は ② の逆で ヒッカケやフックが良く出るので それを抑えたいとか、フェードをよりかけたい などの時に最も有効な場所である。さらに ④ は ② に近い場所だが ソールに貼る方法で ② と同様の効果に加えて 重心を低くするのに最適な場所で ボールの弾道を高めにして 雨の日にキャリーで距離を稼ぎたい時などに有効な場所だ。また、ボールのバックスピン量はここに 鉛を貼ることで変わるから、結果として、飛距離を伸ばすことが可能になることもあるが、場合によっては その逆の結果になることもあろう。また、① と ② の間に貼る方法は ② の効果と重心距離を短くし、クラブの慣性モーメントを小さくしてヘッドの返りを良くする効果の両方があると考えられるので、プッシュアウトで悩んでいる人には効果的な場所になり得るだろう。
同様な考え方で 比較的 大きなヘッドのアイアンのヘッドの返りが悪いと感じている人には 右のように クラブヘッドの裏のヒール側に鉛を貼ってみると効果が出る可能性が高い。また、ヘッドに鉛を貼ったことで ヘッド(スイング ウェイト)が重くなったと感じる時は そのカウンターバランス的に グリップの下に鉛を適量貼って その影響を相殺するのも一案だ。
♦ クラブ調整用の鉛製品
シート、テープ、チップなど色々な形状のものが市販されているが、シールを剥がせば、片側が接着剤の面になっていて 簡単にクラブに貼り付けることが出来るものが主流である。(写真右は 参考例)いずれも 薄いシート状のもので 通常は 厚さ 0.2 〜 0.5mm 程度。ハサミなどで簡単に切って 大きさや形を調整できるのも特徴で 練習場でショットを確認しながらの調整作業も簡単に行うことが出来る便利さも魅力である。鉛のシートやチップは 価格も安く 取り外しが簡単だから 興味のある人は 少しずつ重さを変えながら色々なケースを 以下に解説する理屈を念頭に、色々とチェックして見ると良いだろう。 » 商品サンプル
♦ 調整機能付きドライバー
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