ジュニア ゴルフ
かつて、15歳の石川遼選手がプロツアーで優勝したことで 日本のジュニアゴルフは 一躍 脚光を浴びることになった。6歳の時からゴルフを始めた彼は、タイガー・ウッズやミシェル・ウィー同様、ジュニアゴルフでプロ並みのゴルフの実力を身に付けたジュニアの一人である。そこで、そうしたスーパースターになったジュニア・ゴルファーに憧れる子供が増えても不思議ではないだろうし、そんな我が子を応援しようと思う親が増えるのだろうが、日本におけるゴルフの振興と発展を考えると 歓迎すべき現象である。
因みに、タイガー・ウッズは 2歳にして マイク・ダグラス・ショー (Mike Douglas Show) というテレビ番組に出演し、ボブ・ホープとパッティングで競い合い、また、3歳にして 9ホールを 48 で回ったそうだ。また、ハワイ出身で韓国系アメリカ人のミッシェル・ウィー (Michelle Wie) は 4歳の時にゴルフを始めたそうだが 10才の時に既に 64 と言うスコアを出したそうで、その年には、史上最年少の全米アマ本選出場選手になっている。また、13才の時に出場した LPGA のトーナメントでのドライバー平均飛距離では 280 ヤードを越えたトーナメントもあり、13歳の時から、既に 男子プロ並みの飛ばし屋だった訳だ。
日本に比べ アメリカは ジュニア・ゴルファーがプレーをするための環境が整っていると言われるが、それでも、経済的に恵まれない子供たちにとって ゴルフは身近なスポーツとは決して言えないものだ。もちろん 日本では まだまだ 一部の恵まれたジュニアだけが スポーツとして取り組めるに過ぎないのが実態であるが、それでも、近年 ジュニア・ゴルファーの数は 年々増えてきた。これを機に 益々増加して欲しいものである。以下は ジュニアゴルフの活動をサポートし、各種競技などの管理・運営などを行っている団体のウェブサイトへのリンクだが、今日では世界中でジュニアを対象にした様々な競技が行われ、才能のあるジュニア・ゴルファーがゴルフの技を磨くために切磋琢磨できる競技環境は 整っている。
ジュニア ゴルフクラブ セット
一方、小さな子供がゴルフをする為には、大人用のクラブのシャフトを短く切ったものを使うのが一般的だったが、そうしたクラブでは シャフトの硬さやクラブの重さ、また、グリップの太さなどに かなりの問題がある。特に、シャフトは極端に硬いクラブになるので、ボールが高く上がらないというような現象が見られた訳だ。また、重量も大人用のクラブでは重過ぎるし、グリップも太過ぎるのでクラブを指で握ることが出来ないというような問題もある。
しかし、最近では 比較的手ごろな価格でジュニア用クラブ(キャディーバッグ付き)が市販されているので、シャフトの硬さやクラブの重さなど、子供の体格にあったものを購入することができるようになっている。年齢別にかなりの数のモデルがあるし、価格的には 4万円以下のハーフセット的なものが中心だが、上級者レベルになるまでは そうしたセットで十分。また、かなり本格的なものでも大人用のフルセットの 1/4-1/5 位の予算で購入できるのが普通だ。小さな子供用の簡単なセットでは 1万円以下で購入できるものも幾つかある。ジュニアで真剣にゴルフに取り組みたいと考えている人には、そうしたジュニアセットがオススメで 以下は そうしたセットの例である。(価格は変更されることがあるので 参考として ご覧下さい。)
年齢 | モデル | 仕様 | 価格 |
3-6歳 | ティアドロップ TDXIII ジュニアセット (3-6歳用) パワービルト ジュニア セット(オレンジ) |
4点セット 6点セット |
¥4,780 ¥14,175 |
5-8歳 (6-9歳) |
ティアドロップ TDXIII ジュニアセット (6-9歳用) ヨネックス YONEX ナノブイジュニア クラブセット パワービルト ジュニア セット(ブルー) |
6点セット 7点セット 6点セット |
¥15,750 ¥17,800 ¥17,955 |
8-11歳 (9-12歳) |
ティアドロップ TDXIII ジュニアセット (9-12歳用) ナイキ NIKE SQ マッハスピードジュニアセット ミズノ ジュニア クラブセット |
6点セット 6点セット 10点セット |
¥15,750 ¥19,635 ¥65,677 |
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クラブを選ぶ時の注意点だが、長さに関しては 子供が成長することを考えて多少長めのクラブを買えば良いだろう。少し、短くもって振らせればまったく問題ない。ただし、5センチ以上短く持たないと振れないようであれば、長過ぎるクラブだと考えた方が良いだろう。
また、11-13歳用といったようなジュニアセットもあるが、中学生になれば 個人差はあるだろうが そろそろ大人用のクラブを使用しても良いだろう。必要に応じて、やや軽めでシャフトが多少柔らかめのものを選ぶなど、工夫をすれば 十分使いこなせるクラブを見つけることが出来るはずだ。中古クラブであれば、ジュニアセット並みの予算でセットを組むことも可能だろう。