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ゴルフ用語辞典(こ)

公認球 (USGA or R&A approved golf ball)

公式競技に使えるボールの仕様に 合致した ゴルフボール。ボールの形状、直径 (42.67 mm 以上)、重さ (45.93グラム以下)、性能 (初速と総合飛距離) が ルールで 規定されている。有名ブランドの ゴルフボールは 基本的に 公認球である。

後方線上の救済 (back-on-the-line relief)

ペナルティーエリア (旧 ウォーターハザード) に入ったボールやアンプレヤブルの球で救済を受ける時の選択肢の一つ。例えば、図のように ペナルティーエリアに入ったボールであれば ボールがペナルティーエリアの境界線を最後に横切った地点 (X) とピンを結んだ線の後方に救済の基点 (reference point) を決め、直径 1-club-length の半円形状の救済エリア (relief area) にボールをドロップし プレーをすることができる。ただし、そのエリア内にボールが止まらなければ リドロップが要求される。

高麗グリーン / 高麗芝

高麗芝は 日本の固有種で 夏芝とも言われ 冬は 茶色く 枯れたような色になる。高麗芝のグリーンは 日本では 冬芝とも呼ばれる ベント芝のグリーンに比べ 芝目が強い。グリーンの質は やや劣るとされるが 川奈ホテル(富士)ゴルフコースのような 高麗グリーン(ワングリーン)でも 日本屈指の有名コースもある。

誤球 (Wrong Ball)

インプレーの自分のボールではない ボールを間違って打つことで ストロークプレーでは 2 打罰、マッチプレーでは そのホール 負けとなるルール違反。誤球を避けるために ボールには 識別マークを付けることが推奨されている。

誤所からのプレー (Playing from Wrong Place)

規則が許していない コース上の場所で プレーヤーが自分のインプレーの球に対して ストロークをすることで ストローク プレーでは 2 打罰、マッチ プレーでは そのホール 負けとなる。救済を受け ボールを ドロップする時や ボールが動いてしまった後の処置を間違えるなどで犯し易いルール違反。

コースと不可分の部分 (Integral object of the course)

通常であれば 動かせない障害物として 救済の対象になる人工物であっても 自然界のものの様に取り扱い、救済の対象にならないよう 競技委員会は 特定の箇所を「コースと不可分の部分」と指定することが出来る。そのように指定された箇所の近くで プレーするプレーヤーは その人工物の近くにある球を あるがままの状態でプレーするか または アンプレヤブルを宣言せざるを得なくなる。

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コース マネジメント (Course management)

コースのレイアウトや コンディション、自分の能力、ルールなどを考慮し コースの攻め方を決め プレーを管理すること。 ゴルフのスコアを大きく左右するものである。

コース レート (Course rate)

コース レーティング (course rating) とも言う。コースの難易度を示したもので パーよりも 大きな数字であれば 難易度が高く、小さければ 難易度は低い。JGA や R&A などのハンディキャップ算出の基準にもなる。

コック (Cock)

コック
バック スイングで 手首を 右のイラストのように 曲げること。曲げた手首を伸ばすことを アンコック (uncock) という。通常のスイングでは コックを十分に入れる訳だが 意図的に コックを抑える テクニックもある。

コ・リーダー (Co-leader)

ストローク プレーの競技中に 1位のポジションを 他のプレーヤーとシェアーしている人。

コレクション エリア (Collection area)

ボールが集まるエリアという意味だが グリーンの周りに すり鉢状になったエリアを作り そこの芝を短く刈り込めば その低い所に ボールは 集まることになる。近年 PGA ツアー競技が行われる ゴルフコースの多くには そうしたコレクション エリアのあるホールが しばしば 見られる。

小技

グリーン周りで見せる ショートゲームのテクニック (技) のこと。

コンシード (Concede)

マッチプレーで そのホールの負けを 相手がホールアウトする前に認め 負けを決定させること。

コンパウンド (Compound)

ゴルフのグリップに良く用いられる各種樹脂やゴムなど 所謂 エラストマーに強化材と添加剤を配合し 目的とする性能や機能により近づけた材料。コンパウンドに配合する強化材は無機、有機材料を含めて多岐にわたるが、衝撃吸収、対磨耗性など機械的特性や対候性などの耐久性の向上のほか 様々な目的で配合される。中でも、ガラス繊維などは機械的強さに優れ、吸湿性が極めて小さく、耐熱性、耐薬品性、寸法安定性などにも優れる。添加剤には 滑剤、安定剤、可塑剤、着色剤、難燃剤、帯電防止剤などがある。

コンパクション (Compaction)

グリーンやフェアウェイなど(土壌)の硬さを表すために使われる尺度で 硬くなるほど数値が大きくなり、日本のプロのトーナメントのグリーンでは 12 ~ 14 前後に設定されることが多い。コンパクションが 14以上のグリーンになると ピッチマークがほとんど付かない。一般的には 11 ~ 12 程度のグリーンが多いようだが、10以下のグリーンは 大きなピッチマークが出来る 軟らかめなグリーンということになる。コンパクションは コンパクションメーターという 鉄針をグリーンに差して その時の付加を(バネ仕掛けで)測定して 表示する機器で 計測する。ただ、指数硬度 (単位は mm) の数値を コンパクションと言っている場合があり 12 ~ 14 kg/cm2 は 24 ~ 25 mm、8.5 ~ 10 kg/cm2 だと 概ね 22 ~ 23 mm で テレビの解説で 今日のグリーンのコンパクションは 24 と言っているとしたら それは 指数硬度の数値で 正しくは コンパクションが 12 kg/cm2 程度になる。

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コンパクト スウィング (Compact swing)

小さなバック スイングのショットや 小さくまとまったスイングを言う。大振りをし過ぎる初心者が もっと コンパクトに スイングするように などと注意される光景は 良く見かけるものである。

コンプレッション (Compression)

ボールの硬さを示す(0-200 の数字)尺度。 コンプレッション 100 のボールは 90 のボールより硬い。最近は コンプレッションを 表示しないボールが増えた。ヘッドスピードの遅い人には コンプレッションが低めのボールが適しているが ヘッドスピードが速い人に適した 柔らかめのボールもある。コンプレッションの低いボールは インパクトで ボールの変形が大きくなる訳だが 打ち出されるボールの初速と スピン量は その影響を大きく受ける。

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コンペ (Competition)

ゴルフのコンペと言えば ゴルフの競技会のこと。和製英語。一般の人が誰でも参加できる オープン コンペと 招待された人だけが参加できる プライベート コンペ がある。ただし、英語圏の国で ゴルフの競技会のことを Competition と言うことは 珍しく 通常は Tournament と言う。

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コンペティティブ (Competive)

元々は 競争心の強いという意味で使われる言葉だが コンペティティブな トーナメントといった使い方で 競争が激しい という意味、また、コンペティティブな ゴルファーといった使い方で 単に 強い という意味また 競争心の強いという意味でも使われる。

コンポジット (Composite)

複合したものと言う意味があるが ただ単に コンポジットで 複合素材(composite material)と言う意味で使われることもある。ゴルフ用具、主に、シャフトやウッドのヘッドの素材として使われることがある。炭素、チタン、ボロン系などのファイバーや ウィスカーを樹脂で固めて作ったものが多く コンポジット シャフトと言った場合は グラファイト シャフトと ほぼ 同義語。

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